Q1: |
前モデル「DVR-A15J/S15J」シリーズとの違い、または進化したところを教えてください。 |
A1: |
次の4つが挙げられます。
1)当社従来モデルに較べ8倍以上の防塵性能を有する新ドライブメカを採用いたしました。
2)メディアにあわせた最適な書き込みスピードをドライブが自動的に選択し、書き込み品質を重視した記録ができる最適倍速記録機能を搭載いたしました。
3)植物由来樹脂を従来のトレイ蓋のみの採用から、フロントパネル前面の採用へ範囲を拡大いたしました。
4)静音性をさらに向上し、倍以上低減いたしました。
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Q2: |
「DVR-A16J」シリーズと「DVR-S16J」シリーズの違いを教えてください。
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A2: |
インターフェイスの違いだけです。「DVR-A16J」はATAPI、「DVR-S16J」はSerial ATA になります。
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Q3: |
「ATAPI」と「Serial ATA」の違いを教えてください。
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A3: |
Serial ATA は、Ultra ATA などの現在のATA 仕様で採用されていたパラレル転送方式 を、シリアル転送方式に変更したものです。「Serial ATA」の特長としては次の3点が挙げられます。
1)シンプルなケーブルを使用しています。
2)より高速な転送速度を実現することができます。
3)ジャンパピンの設定などの必要がなくなり、使い始めが容易になります。
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Q4: |
Windows Vista には対応していますか?
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A4: |
対応しています。
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Q5: |
さらなる静音を実現できた要因は何でしょうか?
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A5: |
密閉度の高い新ドライブメカ、静音トレイの採用により、一層の静音化を実現しました。
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Q6: |
最適倍速記録機能は常に高精度記録を優先しますか?
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A6: |
高精度記録が可能な最大速度で記録します。
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Q7: |
最適倍速記録機能に関する「メディアのパラメーター」には何がありますか?
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A7: |
実際に書き込んだ後、書き込み品質をエラーレート、ジッター、ディスクのばらつきを勘案して、最適な速度と書き込み方法を設定しております。具体的なパラメーターは公開しておりません。
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Q8: |
「DVR-A16J」「DVR-S16J」シリーズには、「エアインダクションスリット」を採用していないのですか?
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A8: |
静音トレイを新開発したことで、このスリットが必要ではなくなったため、採用していません。
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Q9: |
「最適倍速記録機能」と「アドバンスド静音ファームウェア」の関係は?
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A9: |
メディアごとに最適な記録速度を実現する「最適倍速記録機能」は記録時に有効な機能です。一方、用途に応じてディスクの回転速を自動制御する「アドバンスド静音ファームウェア」は、再生時に有効な機能です。(記録時には関係ありません。)
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Q1: |
パイオニアが植物由来のプラスチックを使うのは初めてですか?
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A1: |
いいえ、2006年12月より発売の「DVR-A12J」から、その一部に採用しています。
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Q2: |
食料危機が叫ばれる昨今、植物由来樹脂を使用、またその範囲を拡大することに関し、企業としてのお考えを聞かせてください。
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A2: |
現時点ではまだ実現しておりませんが、近い将来、非可食資源(現在廃棄処分となっている葉や茎)などからプラスチックを生成する技術が確立する可能性があると認識し、脱石油を目指すために、今回、植物由来樹脂の採用範囲を拡大しました。
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Q3: |
今回採用した植物由来プラスチックとはどんなものですか?
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A3: |
石油化学原料から作られる石化由来プラスチックの素材の一部を代替できる、植物原料由来のプラスチックです。@化石資源の使用量削減A温室効果ガスの増加抑制という2大特長を持ちます。今回採用した東レ株式会社"エコディア®"は、代替原料として植物から得られる糖質・澱粉を発酵させて乳酸とし、それを重合したポリ乳酸を使用しています。植物は、大気中のCO2と地中のH2Oを原料に太陽の光エネルギー(光合成)を利用して成長するので、たとえ単純焼却されても地球温暖化の原因となる追加的なCO2の大気放出がないとされています。なお、今回使用しているのは、ポリ乳酸に高機能樹脂をアロイ(混合)した、生分解しないタイプです。
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Q4: |
植物由来プラスチックを使うことのメリットは何ですか?
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A4: |
メリットのひとつは、「化石資源の使用量削減」です。限りある化石資源原料をなるべく使わないようにしていくことが大切です。植物原料であれば再生可能資源であるため、植えればまたポリ乳酸の原料(糖質・澱粉)を得ることができ、資源枯渇とは無縁となります。もうひとつは、「温室効果ガスの排出抑制」です。廃棄時に単純焼却されても、それは元々植物の生育過程で取り込まれたものであり、それを上回るような追加的なCO2の大気放出を生じません。一方、石油の場合は、生成過程で大気中のCO2を取り込むという光合成的なプロセスを経ない化石資源のため、追加的なCO2放出を生じてしまいます。
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