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DVD-R/RWユーザー訪問
株式会社フロム・ソフトウェア様
デバッグ用ディスクの制作に、そしてバックアップに。
ゲーム制作の現場では、DVD-Rがフル稼働していました。
「キングスフィールドシリーズ」「アーマード・コアシリーズ」などの名作で知られるゲームメーカー、株式会社フロム・ソフトウェア。もともとメインフレームの開発技術者集団であり、その技術力には定評のあるところです。同社の主力はPlayStation
2ですが、最近ではXboxや任天堂CUBE対応ソフトも開発しており、社内は活気にあふれています。そして、開発現場ではパイオニアのDVD-Rライター「DVR-S201」が大活躍していました。
「ゲームの開発の最終段階はデバッグですが、そのためにはデバッグ用のDVDメディアが不可欠です。開発途中のバージョンをいちいち実際に発売されるDVDと同じ工程で制作するわけにはいきませんから、DVD-Rを利用しています。もっともこのDVD-Rは一般ユーザー向けのDVD-R
for generalではなく、プロ向けのDVD-R for Authoringです」(フロム・ソフトウェア開発管理部主任 川手達也氏)。
「DVR-S201を採用したのは、何よりもその書き込みにおける信頼性の高さですね。ひとつのゲームの完成までには膨大な量のDVD-Rを使用します。書き込みエラーが頻発するのでは仕事になりませんから、DVDライターの信頼性は非常に重要です」(川手主任)。
DVD-Rが使われるのは、デバッグ用だけではありません。ゲーム業界ならではのことですが、ゲームが完成間近になると攻略本のライターの方々に配布する必要があります。そこでも、DVR-S201によって書き込まれたDVD-Rが使われています。こうしてゲーム制作に利用されるDVD-Rは、約500〜1000枚にものぼるとか。報映産業(株)のDVR-S201を用いたDVDデュプリケーター・システムと、DVR-S201単体のシステムがフル稼働しているというのもうなずけます。
「実はDVD-Rにはもうひとつの役割があります。それは、データのバックアップ。最近のゲームは膨大なデータを扱いますから、開発用PCのハードディスクがすぐ満杯になってしまいます。それを救ってくれるのが、DVD-R(for
General)というわけです」(川手主任)。いまはバックアップデータの管理は個人に任せていらっしゃいますが、セキュリティのためにもパイオニアのDVDチェンジャー「DRM-7000」による集中管理をおすすめしたいところです。DVDチェンジャーは医療分野ではすでに実用化されており、1台で700枚ものDVDを扱うことができますから、バックアップデータの管理にもきっと役立つことでしょう。
最後に、パイオニアへの要望をお伺いしました。「メディアの品質に関しては、以前他社のものを使用していたときには頻発していた書き込みエラーが、パイオニアのメディアに変えたらかなり改善されました。問題は、やはりメディアのコストですね。量販店でfor
Generalが800円、for Authoringが1200円と、一時期に比べるとかなり値下がりしていますが、使用枚数が多いのでもっと安くなってくれれば・・・。そういえば、パイオニアからクイックフォーマットをサポートした、DVD-R/RWライターの新機種が出るそうですね。データバックアップ用には、再使用可能なDVD-RWを積極的に活用していきたいと考えています。」(川手主任)。
高い信頼性を持つDVR-S201をフル活用してロスを削減し、ゲーム開発の効率を上げている同社では、DVD-R for General規格のDVD-R/RWライターDVR-A03-Jを2台購入し、さらに新製品DVR-A-04Jの活用によるコスト削減をお考えのようです。
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