藤井さんは、小学生と幼稚園生の２人のお子さんがいらっしゃる主婦。趣味はガーデニングとのことで、四季折々の花をデジカメで撮っては、お友だちとメールで送り合っているそうです。お子さんたちも花に興味があって「朝はまず、子どもたちと一緒に水まきをするんです。」と藤井さんはうれしそうに語ってくれます。

毎日のように庭の花を撮りつつも、あるシャッターチャンスをとらえることが、藤井さんのもう一つの楽しみでした。それは……「花が咲いたよ！」とよろこぶお子さんたちのいきいきした表情を写真に残すこと。「デジカメだから手軽に撮れて、子どもたちの自然な表情を撮り始めると、あっという間に写真がいっぱいになっちゃうんです。」

デジカメ派の藤井さんと対照的に、ご主人はもっぱらDVカメラ派。でもやっぱり、と藤井さんはおっしゃいます。「たしかにムービーもいいんですが、私はとっておきの一枚を撮りたくて。ふだん何気ない子どもたちの様子の中に『あ、今この瞬間を撮りたい』っていう、写真としてキレイに残したい一瞬があるんです。デジカメならいつも持ち歩けるので、いつチャンスがおとずれても大丈夫だし。問題は、たまった写真をどうするか、だったんですが…」

お子さんを撮ったお気に入りのデジカメ写真は、どんどんパソコンにたまっていきます。それをみんなで楽しみたいけれど、一枚一枚プリントするには枚数が多すぎるし、コストだってかかってしまう。アルバムにするより、どうせならデジタルの良さを生かしたい、と考えた藤井さんがご主人に相談したところ…「PCで編集してDVDに焼いたら、テレビでみんなで楽しめるからいいんじゃない？」。

さっそくDVD-R/RWライターを選びに行き、DVDプレーヤーとの互換性の高さを考えて、パイオニアのDVD-R/RWライターに決めました。手軽にコード1本で接続できる外付けタイプだから、ご自分のノートパソコンにもご主人のデスクトップにも簡単に付け換えられてやっぱり便利とのこと。

デジカメ写真の編集も思った以上に簡単で、オーサリングソフトを使って、タイトルをつけたり、エフェクトをかけたり、あるいはお子さんたちの声のメッセージや好きな音楽を、スライドに合わせて流したり…、あれこれ楽しみながらスライドショーのDVDを作っていった藤井さん。「高速で書き込めるから、とっても便利なんですよ。」とスピードにも満足気です。そして、手作りのDVDディスクがついに完成！お手持ちのDVDプレーヤーで“テレビ上映”すると、お子さんたちもご主人も大いに盛り上がって、写真ライブラリを一家で楽しんだそうです。

スライドショー用のDVDを作っていて、藤井さんはさらに便利なところを発見しました。「デジカメ写真がパソコンにたまっていくのが、実は心配だったんです。大切な写真ばかりだし、万一の時のためにバックアップしておいた方がいいって主人にも言われていたので。スライドショー用の元データを同じディスクに保存できるので助かりました。撮りためてきた写真は、全部大切にDVDに保存しました。おかげでバックアップの習慣も身についてきたかな…。」

そんな楽しくて便利なスライドショーなのに、ご家族だけで楽しまれているのでしょうか。たずねてみると「最初は自分の作ったものがはずかしかったんですが、祖父母に話したらぜひ送ってくれって言われて。子どものメッセージを入れ直してプレゼントしたらとってもよろこんでくれました。その日のうちに『次も作って』なんて催促の電話がかかってきたんですよ。」

デジカメならではの楽しみ方に気がつき、手作りDVDに挑戦した藤井さんは「ガーデニングに負けないぐらい楽しい趣味ができました。」と笑って話してくれました。いまではオリジナルDVDが何枚もできあがっています。次は、ご主人のビデオムービーとスライドショーを合わせてDVDに編集して、お子さんのメッセージでまとめたいな、なんて話をしてくださりながら、デジカメに撮ったその日の分の写真を手際よくPCに取り込む姿が印象的でした。