報道資料:DVDレコーダー第三世代「DVR−7000」新発売

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Pioneer
2001年 6月 11日
パイオニア株式会社

~DVD−R/RW、DVD録画のグローバルスタンダードへ~DVDレコーダー第三世代「DVR−7000」新発売プログレッシブスキャン再生、DV端子搭載など、最新のテクノロジーを結集

DVR−7000

DVDレコーダー「DVR−7000」

DVS−RW47B

DVD−RWディスク「DVS−RW47B」

商品名型番希望小売価格
(税別)
発売予定時期月産予定数
DVDレコーダーDVR−7000198,000円7月下旬10,000台
DVD−RWディスクDVS−RW47Bオープン6月下旬50,000枚

【DVDレコーダーの市場背景】

テープ録画からディスク録画へ

従来の録画のスタイルを根本から変え、世界で初めてDVDディスクへの録画を実現したのは、パイオニアが1999年12月に発売したDVDレコーダー「DVR−1000」でした。続く2000年12月には、やはり世界で初めてDVD−Rディスクへの録画を実現した「DVR−2000」を発売し、大変ご好評を頂くなど、常にDVDレコーダーの市場をリードしてまいりました。
DVDレコーダーは、ただ録るだけでなく、多彩な映像編集も可能で、早送り、巻き戻しなどの煩雑な操作なしで高画質・高音質再生を楽しむことができます。またDVDディスクは耐久性にも優れ、コンパクトであることから、映像の長期保存にも適しており、テープに変わる映像記録メディアとして着実に浸透し始めています。

DVDビデオディスクとの優れた互換性
DVD−R/RWが、DVD録画のグローバルスタンダードに

DVD−R/RWは、DVDビデオと同じ容量の4.7GB12cmのディスクで、DVDフォーラムの世界統一規格です。さらに約1,000回書換えができるDVD−RWと、1回だけ記録ができるDVD−Rは、CDの基本フォーマットであるCD−ROMが、CD−RからCD−RWへ発展したのと同じ過程を経たものです。つまりは、書き込み方法がDVD−ROMと極めて近く、互換性が取りやすいという大きなメリットを持っています。このため、家庭用AV機器はもちろんのこと、世界のPCメーカー各社がDVD−R/RWドライブを搭載した製品を発売しております。(パイオニアは、これまでにコンパックコンピュータ、アップルコンピュータ、NEC−CIの海外PCメーカー3社と、ソニー株式会社「VAIO」などへOEM供給させて頂いております。)
また、最近では、他社からもDVD−R搭載の製品が発表されるなど、DVD−R/RWの世界が広がりつつあります。

2つの録画フォーマットで多彩に、そしてより身近に

パイオニアは、DVDの記録メディアとしての幅広い可能性の中で、「AVエンタテインメント・メディア」の領域に着目し、オーディオ&ビジュアルの記録用途に最適なDVD−RWフォーマットを採用しました。このフォーマットにMPEG圧縮技術を応用。豊富な編集機能を備えた"ビデオレコーディングフォーマット"での「VRモード」※1録画により、ディスクレコーダーならではのハイクォリティで画期的な録画・編集機能を実現しました。このフォーマットで録画したディスクの再生ができるRW対応プレーヤーも増えています。さらに、"DVDビデオフォーマット"による「ビデオモード」※2でDVD−R/RWディスクへ録画すれば、DVDプレーヤーやDVD−ROM対応のパソコンなどでの再生※3が可能です。
このように、パイオニアはDVD録画の楽しさを多彩に、より身近に広げ、世界のスタンダードへのステップを上っています。
なお、「DVR−7000」は、今年度中に海外市場への導入も予定しております。

互換性に優れたDVD−R/RW

テクノロジーを結集したDVDレコーダーの第三世代「DVR−7000」

  1. プログレッシブスキャン再生、リニアPCM録音など高画質・高音質機能を搭載
  2. 簡単デジタルダビングを実現するDV端子(i.LINK※4)を搭載
  3. シルバーボディにシンプルデザインのスタイリッシュなDVDレコーダー

【DVDレコーダー「DVR−7000」の主な特長】

1 ) 用途にあわせて、お好みの録画モードやディスクを選択可能

  1. 簡単編集をはじめ多彩な機能が楽しめる"VRモード"
    "VRモード"は、DVD−RW(Ver.1.0&1.1)ディスクに対応した映像の録画方式で、「ビデオレコーディング・フォーマット」を採用しています。このフォーマットは、MPEG圧縮技術を応用し、リアルタイムで高画質録画を実現するとともに、豊富な編集機能も兼ね備えています。
    録画時間は、標準モード(SP)で2時間、マニュアルモード(MN)では録画内容・時間に応じて 32ステップで選べ、最高画質の1時間から最長の6時間までが選択可能です。これにより、ディスクの記録容量を無駄なく使い最適な画質で録画することができます。
    当社をはじめ各社から発売されているDVD−RW対応のDVDプレーヤーなら、この"VRモード"で録画されたDVD−RWディスクの再生も可能です。
  2. DVDプレーヤーで再生が可能な"ビデオモード" ※3
    "ビデオモード"は映像の録画方式として「DVDビデオフォーマット」を採用しています。この"ビデオモード"で録画したDVD−R(for General Ver.2.0)、DVD−RW(Ver.1.1)ディスクは、当社をはじめ各社から発売されているDVDプレーヤーや、DVDビデオに対応したパソコンで幅広く再生※3することが可能です。録画時間はV1モードで1時間、V2モードで2時間です。

2 ) さらなる高画質・高音質化を実現

  1. 最高水準の高画質を実現。2つのプログレッシブスキャン回路を搭載
    • 2−3プルダウン方式ピュアシネマ・プログレッシブスキャン
      フィルム素材から制作された映画などのDVDソフトをテレシネ変換した2−3プルダウン処理情報をもとに、オリジナルソースに忠実なライン構成を高精度に実現しています。特に、市販のDVD映画ソフトの再生において、フィルム映像のもつ豊かな質感をナチュラルに再現します。
    • 動き適応型補完プロセッシング回路
      パイオニア独自のアルゴリズムを採用。高解像度処理を行うことで、録画したDVD−R/RWディスクなどにおいても、滑らかで自然なプログレッシブ映像を実現しています。
  2. 高精度なノイズ検出を実現する高画質回路コンポーネントフレームDNR・PRO搭載
    輝度、色差それぞれの信号に最適なパラメーターを設定し、映像信号とノイズの識別を厳密化。極めて高い精度でノイズ検出を行い、プログレッシブ処理とあわせて、より高精度な映像再生を実現しています。
  3. なめらかな解像度コントロールで、さらなる高画質録画を実現。新MPEGビデオエンコーダー
    (1 Pass Variable Bitrate Control & Multi-resolution)搭載

    従来の録画解像度である、D1、1/2-D1に加え、解像度コントロールをよりなめらかに行う新解像度(3/4D1、2/3D1)を採用。録画時間の変化に応じた最適な画質を実現しています。(VRモード)
  4. 20bit/64fs ADCによる高音質リニアPCM録音を実現
    VRモードの1時間録画(MN32)では、圧縮しないリニアPCM音声によって録画できます。さらに、その他の録画モード時には、DDCE(Dolby※5 Digital Consumer Encoder)による高音質録音が可能です。
  5. 大切な映像をより美しくダビングできるピクチャークリエイション(録画時画質調整機能)
    再生時の本格的な画質調整はもちろん、録画時においても輝度信号や色信号を最適な画質に調整することができます。例えば画質の劣化したビデオテープをダビングする時などに、より美しくお好みの画質に調整してディスクに保存できます。

3 ) より簡単・便利になった操作系

  1. 操作性を徹底追及した新GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を採用。
    取扱説明書を広げなくても基本的な操作が簡単にでき、使いやすさが大幅に向上しました。
  2. i.LINKで簡単デジタルダビング
    DV端子を装備したデジタルビデオカメラと接続※6して、簡単にデジタルダビングが可能です。また、「DVR−7000」のリモコンを使用して、デジタルビデオカメラの「再生」、「ポーズ」、「早送り」、「巻き戻し」、「スロー」の各コントロールが可能※6で、編集作業も簡単に行えます。
  3. シンプルデザインと多機能簡単操作を実現するスマートジョグを採用
    フロントパネルにファンクション切替えキーとスマートジョグを配置。これにより、チャンネルアップダウンや特殊再生など様々な操作とシンプルなスタイリッシュデザインを両立させました。
    《操作可能なファンクション》
    1.チャンネルアップダウン 2.入力音声レベル調整 3.録画モード設定 4.タイトル、チャプター、 トラックスキップ 5.早送り・早戻し 6.スロー再生 7.コマ送り・コマ戻し 8.予約確認

4 ) 著作権保護技術を採用

「DVR−7000」は、マクロビジョン信号検出、CGMS※7信号判定に加え、CPRM※8に対応することで、著作権者の意図に反した録画ができない仕様になっています。また、メディアID検出機能により、無許諾で複製されたディスクは再生ができません。
なお、DVD−R/RWのブランクディスクには、CSS※9で保護されたビデオコンテンツの複製を防止する保護技術が施されています。

5 ) DVDレコーダーならではの画期的な先進機能

  1. 頭出し不要の簡単録画(ビデオモード、VRモード)
  2. ディスクの録画内容が一覧できる「ディスクナビ」(VRモード)
  3. プレイリスト編集(VRモード)
  4. タイトル漢字入力(ビデオモード、VRモード)
  5. ディスクごとに録画の予約情報を記憶できるディスク予約機能(VRモード)
  6. デジタル放送の予約録画に便利なオートスタート録画。
    BSデジタルチューナーやCSチューナーで設定した録画予約に連動します。

6 ) 高画質・高音質を実現する最先端技術

  1. DVD−R/RWへの高精度記録及びCDディスクの再生を実現。新開発の記録用大出力ピックアップと信号処理LSI
  2. ごく微細な画像も再現する10bit/27MHzビデオADC搭載新開発高画質ビデオデコーダーLSI
  3. 10bit/54MHz映像DAC搭載
  4. DVD特有の映像ノイズを排除する量子化ノイズリダクションを搭載
    DVD、ビデオCDの映像に用いられるMPEG圧縮映像に原理的に発生するモスキートノイズ※10
    及びブロックノイズ※11を低減させ、より自然で高精細な映像再生を実現しています。

【その他の特徴】

  1. プログレッシブ映像出力(525P)に対応するD2映像出力端
  2. 高画質録画を実現する3次元Y/C分離回路搭載
  3. DVDの高音質をフル再生する96kHz/24bit D/Aコンバーター搭載
  4. 輝度(Y)と色差(Cb、Cr)の映像信号をダイレクトに出力するコンポーネント映像出力端子
  5. DTSデジタル出力対応
  6. 4段階の早送り・早戻し(スキャン)/チャプター・タイトルスキップ
  7. スロー(正方向4段階、逆方向2段階)、リピート、プログラムなど多彩な再生機能
  8. ディスクの空き容量と録画時間を照合、自動的に最適な転送レートを算定し録画する"ジャスト録画"
  9. ムラのない高画質録画を可能にするTBC(Time Base Corrector)搭載
  10. ユーザーフレンドリーな操作性を実現した"Gコード対応ジョグ&ジョイスティックリモコン"

DVD−RW(Ver.1.1)規格に準拠、CPRM※8に対応した
DVD−RWディスク「DVS−RW47B」を新発売
(発売元:パイオニアビデオ株式会社 販売:パイオニア株式会社)

【「DVS−RW47B」の特長】

「DVS−RW47B」は、DVDフォーラムで策定されたDVD−RW(Ver.1.1)規格に準拠した記録・書き換え可能なDVDディスクです。材料には高密度ながら繰り返し記録に強い相変化材料を使用し、繰り返しの記録、再生でも画質・音質の劣化はありません。
このディスクは、多彩な編集機能を持つ「VRモード録画」と、広い再生環境を実現する「ビデオモード録画」の両方に対応しているので、用途に応じて使い分けることができます。 又、このディスクはCPRM※8に対応しています。

※1 DVD−RWでのみ録画可能です。DVD−Rでは録画できません。
※2 DVD−RW Ver1.1およびDVD−Rで録画可能です。DVD−RW Ver1.0では録画できません。
※3 DVD-R/RWディスクへのビデオモード(ビデオフォーマット)録画は、2000年にDVDフォーラムで承認された新しい規格であり、この規格への対応はDVD再生機メーカー各社の任意です。そのため、DVDプレーヤーやDVD‐ROMドライブなどによってはDVD-R/RWを再生しないモデルがあります。
※4 i.LINKはソニー株式会社の商標です。
※5 Dolby、ドルビーはドルビーラボラトリーズの商標です。
※6 一部機種を除く。
※7 CGMS(コピージェネレーションマネージメントシステム…デジタル録画機器に対応した複製制限システム)
※8 CPRM(コンテントプロテクションフォーレコーダブルメディア…1回だけ録画を許された番組に対して、スクランブルをかけて録画する著作権保護技術)
※9 CSS(コンテンツスクランブルシステムの略)
※10 たとえば、映像の輪郭部にモヤモヤとした蚊が飛んでいるようなノイズが現れることがあります。これがモスキートノイズと呼ばれるもので、コントラストの違う映像部分の境目などにおいて、顕著に現れます。
※11 高速で動く画面や場面をパンした時、もしくは、動く面積が大きい画面など、動きの変化量が多い映像では、一部にタイル状の映像の破綻が見られる場合があります。こうしたノイズをブロックノイズと呼び、エンコーダーでの映像圧縮が不十分な場合などに現れます。

【「DVR−7000」の主な仕様】

録画モードVRモードビデオモード
 録画機能 メディア DVD−R
     DVD-RW○(Ver.1.0/1.1)○(Ver.1.1)
 録画時間SP:2時間
MN:1~6時間(32ステップ)
V1:1時間
V2:2時間
 ディスク予約
 Gコード
 オートスタート録画
 再生機能 再生可能メディア DVD−Video、DVD−R/RW、CD、VCD、CD−R/RW
 ディスクナビ
 タイトルリスト
 CMスキップ
 編集機能 タイトル名入力 ○(漢字・英・カナ・数)
 タイトル消去○ ※12
 プレイリスト
 チャプターマーク○(任意)○(3/5/10分/なし)
 受信 NTSC方式
 受信チャンネル VHF:1~12ch
 UHF:13~62ch
 BS:1、3、5、7、9 ※13、11、13、15ch
 CATV:C13~C38ch ※14
 接続端子 入力 映像/音声:3系統(うち前面1) ※15
 S映像:3系統(うち前面1)
 BSデコーダ 検波入力
  ビットストリーム入力
 出力 映像/音声:2系統
 コンポーネント映像:ピン端子
 D2端子:1系統
 光デジタル:1系統
 同軸デジタル出力:1系統
 BSデコーダ 検波出力
 ビットストリーム出力
  DV入出力端子(i.LINK準拠)
 SRコントロール端子
 予約番組数 予約番組数  本体予約 8番組/1ヶ月
 ディスク予約 8番組/1ヶ月
 受信チャンネル合わせ 自動(地域指定)/手動
 外形寸法 420(W)×107(H)×373.5(D)mm (突起部含む)
 本体質量 7.0kg
 電源電圧 AC100V 50/60Hz
 消費電力  60W (待機電力 1.5W、FL OFF時)
※12 タイトルを消去しても容量は増えません。
※13 BS9のハイビジョン放送は受信できません。
※14 CATVの受信にはCATV会社との契約が必要です。
※15 BSデコーダ入力兼用1端子及びCS自動録画用1端子を含みます。

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