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質疑応答要旨

2011年3月期 決算説明会 質疑応答要旨

今期、販売費および一般管理費の増加がありながら、前期比で増益となる背景は?
前期は、固定費を中心としたコストの削減により 収益改善を達成した。今期は、売上拡大による利益増の実現に向け成長路線に舵を切る。新しいカテゴリー商品の市場導入等、マーケティング拡充のための投資が必要なことから、費用は増加する見込み。
今期の売上見通しに対する震災影響として、190億円を見込んでいるとのことだが、最大の問題は自動車メーカーの減産か、それとも調達部品不足か?
問題は大きく分けて、①自動車メーカーの生産減、②国内は東北地方中心に消費が停滞していること、③キーパーツの調達不足。 自動車メーカーの生産については、前年同期比1Q約50%、2Qから回復が始まり、4Qで100%以上を今期の計画策定の前提条件としている。また、部品調達不足は、2Qの後半から徐々に回復すると見ている。
カーエレ市場は、震災影響で大幅な減産を余儀なくされる等、自動車業界を取り巻く環境が非常に厳しいにも関わらず、OEMは前期比で増収見込みのようだが、これは受注増によるものか?また、市販についても 緩やかな増収を計画しているようだが、シングルCDプレーヤー・カーナビの出荷台数の伸びに比べ、売上の伸長率が低い理由は?
カーエレ全体の売上に占めるOEMの販売構成比は、前期が43%であったのに対し、今期は46%と高くなると見ている。これは、ライン純正ビジネスでの車種数の増加、ディーラーオプションビジネスの新規獲得があるためで、上期は自動車の生産減があったとしても、下期以降、自動車市況が回復すれば通期ベースのOEMの売上は前期を上回ると見ている。市販は、新興国および先進国で売上拡大を達成するため、市場のボリュームゾーン向けの商品強化を推進しており、台数はかなり増えるが、売上と利益はモデルミックスにより台数増ほどは伸びない。
震災影響による、上期の減収と下期の挽回を織り込んで、上期・下期のバランスはどうなっているのか?また、1Q・2Qのバランスは?
上期は、前年同期比で減収減益だが 黒字は確保したい。下期に挽回し、通期で増収増益を目指す。1Qと2Qの比較では、自動車生産は2Qから回復が始まる一方、部品調達面では、1Qはかなり在庫があるが、2Qから当社の生産に影響が出てくると見ている。現行製品の販売拡大、部品調達に問題のない製品の増産および拡販、新製品導入等の挽回策に取り組むことで、影響を最小限に押さえ込む。
震災影響による部品調達不足は、他社部品への代替はできないのか?また、部品不足によってパイオニアの生産が滞ることにより、自動車メーカーが他社製品への切り替え、シェアが変動する可能性は?
影響は、当社のみならず他社も同様。当社の場合、カーディーラーから製品供給が可能かの問い合わせを受けている状況。この市場は、競合会社とビジネスを取ったり、取られたりしており、シェアが一時的に変わることはよくある。部品調達不足への対策としては、可能なものについては代替を検討しているが、半導体メーカーと共同開発したICを他のサプライヤーへの切り替えることは容易ではない。今回の反省として、今後の調達戦略の見直しの必要性は感じている。
今期ホームエレは、 光ディスク関連製品の大幅な減収で全体でも減収見込みであるにも関わらず、前期比増益の計画だが、背景は?
AV向け光ディスクドライブ・デバイスは、薄型TVの市場での大幅な減速の想定に基づき、今期は大幅な減収を余儀なくされる見込みだが、利益率は高くないため、ホームエレのセグメント別利益に与える影響も大きくない。この減益は、ホームAVの黒字化や利益性の高いDJ機器やCATV関連機器の黒字でカバーする。

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