- Oto-Haiku~音俳句~とは
- 句会ライブとは
- 五音の季語集
- 音俳句:これまでの作品
句会ライブとは
世界各地で録音された「音」を素材とし、時間と空間を越えた「音」による吟行によって作った俳句を使って、
大人数で参加できる新しい形式の句会です。
※は留意点
「音俳句」句会ライブの手順
俳句の型【取り合わせ】とは
○○○○○ ○○○○○○○ +5音の季語
5音の季語 + ○○○○○○○ ○○○○○
「この○の部分にあたる12音を【俳句の種】と呼んでみましょう。5音の季語+【俳句の種】で作るこの俳句の型は、【取り合わせ】の技法のうちもっとも基本的な型です。この型を使うと誰でも5分で一句作ることができます。」
本日のテーマ発表
「これから聴いてもらう「音」が、今日のテーマです。「音」を聴いて思い浮かんだ光景や、思い出した出来事などを12音の【俳句の種】にして、最後にその【俳句の種】に似合った季語を取り合わせて、俳句を完成させます。後で季語を入れますから、【俳句の種】には、季語を入れないようにすることがコツです。」
サンプル音「チョーク」(例)で「音俳句」の作り方を練習しよう
「練習の「音」を二回聴いてもらいます。皆さんは、12音の【俳句の種】を思いつく限り書いて下さい。二回の音を聴き終わってから、三分間でできるだけ沢山の【俳句の種】をメモしましょう。」
※ メモを用意し、「聴く」準備をさせる。
【俳句の種】にはオリジナリティが大切
「質問です。今、作った【俳句の種】に「チョーク」という言葉が入ってる人、手を上げてください。」
「○○人いますね。では「黒板」という言葉が入っていた人はいますか? …○○人いますね。「授業」という言葉が入ってた人は? …○○人いますね。」
「句会ライブの決勝に残れるのは、たった○句。ですから、他の人と同じような【俳句の種】を書いたのでは、なかなか決勝には残れません。他の人が思いつかないような【俳句の種】を、「音」の中から探し出してくるのが、「音俳句」のコツです。」
「今、手を上げなかった人たちが、どんな【俳句の種】を書いていたのか、聞いてみましょう。」
「「音俳句」は、音当てゲームではありません。何の音かを当てることが目的ではなく、「音」を聴いてどんなモノや人や場所が見えてくるか、想像することが大切です。オリジナリティーある【俳句の種】は、佳い俳句になる可能性が高いのです。」
※あくまで「音」は素材に過ぎない点に留意する。
【俳句の種】に【季語】を取り合わせよう
※ 4 のオリジナリティーのある【俳句の種】に【季語】を取り合わせて、実際に俳句を完成させる。
例 筆記体まだまだ苦手 + ○○○○○
○○○○○ + 二組は自習かもしれぬ
「では、この【俳句の種】に似合った季語を皆で探してみましょう。」
※五音の季語集から季語を選ばせる。
※ 取り合わせた季語によって一句の味わいが変わるので、どの季語が正解というのではなく、その味わいを楽しませる。
今日のテーマ「音」で俳句を作ろう。
「では、本番の「音」を聴いてもらいましょう。【俳句の種】を書き留める準備をして下さい。音は二回聴いてもらいます。「音」が終わってから三分間で【俳句の種】を作り、次の二分間で【俳句の種】に似合った季語を探します。投句用紙に記入して、五分後に投句箱に入れてください。」
※音の中から、一つを選んで出題し、五分後に回収する。
※この時、種明かしとなる写真は見せないように注意します。
「○分間休憩します。自分の作った俳句を絶対に他の人に言わないで下さい。そして、自分の句を忘れないようにしましょう。」
※休憩中に、決勝に残す句を選び、電子黒板に表示できるように準備する。参加者の人数によって、決勝句は「五句・七句・十句」のいずれかに。
句会ライブをしよう。
「入選句を発表します。」
※決勝句発表の準備が整うまでピックアップしておいた入選句を紹介していく。どこが良いか、どこが愉快か語りながら、最後に作者の名前を挙げて立たせ、皆で拍手を送る。
「決勝十句を発表します。一番好きだなと思う句を一句決めましょう。」
「作者が分かってしまうとその句は失格になるので、自分の句があっても最後まで秘密にしておきましょう。」
※自分の句を上手に鑑賞する(ほめる)と、優勝できる可能性が出てくることを示唆。
「応援したい句が決まった人はいますか。」「他にこの句を応援したい人はいませんか。」
※一句に絞って二・三人の意見を聞いていき、次の句へ議論を移していく。
「この句以外の句を応援したい人はいますか。」
※時間的な制約や、好みの偏りで全ての句について意見が聞けない場合もあるが、その場合は最後の作者紹介で、司会者が句の良さを語りフォローする。
「多数決でチャンピオンを決定します。みんなの意見を聞いて一番良いと思う句に手をあげてください。」
※一句一句順に読み上げていき、挙手を数える。人数が多い場合は拍手の大きさで決める。順位が決定したら、十位から順に作者を発表する。
「作者お立ち下さい。」
※作者を立たせ、舞台上に誘導しインタビューする。最後の一位まで順に作者を明かしていく。
※最後に音の右にあるボックスにチェックを入れて「音と写真」を一緒に見せて音の種明かしをする。