フォトリモ＠ナビ^® とは

• 携帯電話とカーナビゲーションシステム（以下カーナビ）間のシームレスな連携を実現する規格です。
• 2009年4月13日にシャープ株式会社とパイオニア株式会社が共同でVer.1.0を発表し、2010年4月6日には、複数地点登録に対応したVer.1.1を発表しました。
• Ver.1.1はVer.1.0に対して完全に上位互換であり、バージョンの異なる機器間でも、少なくともVer.1.0の範囲においては完全に動作します。

フォトリモ＠ナビ^® の特長

• フォトリモ^® 技術をベースとした地点情報のWeb流通・簡易利用の実現。
• Bluetooth^® による携帯機能とカーナビ機能の高度な連携の実現。

①カーナビに簡単目的地設定 あらかじめ目的地設定などの情報を埋め込んだ「地点情報付きフォトリモ® 画像」を、Webサイトから携帯電話にダウンロード。 Bluetooth®を介してフォトリモ® 画像に付加されている地点情報が携帯電話からカーナビに転送されて、特別な操作をせずに目的地設定が簡単に行えます。

②到着予想時刻をお知らせ 目的地を設定したカーナビから、接続している携帯電話を介して、到着予想時刻を指定した宛先にメールでお知らせします。

③不在着信・未読メールお知らせ カーナビ画面に携帯電話への不在着信、未読メールがきたことを表示します。

フォトリモ^® 画像に地点情報を格納

• ユーザは携帯電話にて地図サイトにアクセスし、地点情報付フォトリモ^® 画像をダウンロードします。
• 画像なので、メールで送ったり、blogで配布したりする等、ユーザは簡単に扱えます。

フォトリモ^® 画像の車での利用例

• 車に乗る前に、携帯電話でフォトリモ^® 画像を選択して、地点情報の転送予約を行います。
• 車に乗ると、転送予約されたフォトリモ^® 画像が携帯電話からカーナビに自動的に転送されます。
• カーナビは、受信したフォトリモ^® 画像を解析、格納された地点情報に従って目的地設定を行い、ナビゲーションを開始します。

フォトリモ^® 画像のホームでの利用例

• 携帯電話からAQUOSにフォトリモ^® 画像を IrSS™ 送信すると、AQUOSは指定されたURLのWebサイトにアクセスします。
  ※送信先のAQUOSがフォトリモ^®に対応している必要があります。
• ユーザはAQUOSでWebサイトの関連情報を閲覧することができます。

フォトリモ＠ナビ^® Ver.1.1では、携帯電話からカーナビに複数の立寄地を含む複数地点の位置情報を一度に送信することが可能になりました。フォトリモ＠ナビ^® Ver.1.1対応サービスから複数地点含むフォトリモ画像を入手し利用することで、目的地までに複数の立寄地を経由する複雑な行程を、一度にカーナビに登録する事が可能です。

フォトリモ＠ナビ^® は、以下の計6冊の仕様書によって構成されます。現時点の最新のバージョンはVer.1.1となります。これらの仕様書をご参照いただくことで、端末メーカー様やサービス事業者様は、フォトリモ＠ナビ^® Ver.1.1対応の端末やサービスの開発が可能になります。一部の仕様書の開示には秘密保持契約の締結が必要となります。

概略仕様書

仕様概要の紹介及びアーキテクチャ定義、要求仕様などを規定しています。最初にご参照下さい。

フォトリモ^® 仕様書

Webサービスから携帯電話に配信される位置情報付フォトリモ^® 画像を規定しています。

位置情報仕様書

位置情報を記述する位置情報フォーマット（POIXおよびKML）を規定しています。

通信シーケンス仕様書

携帯電話-カーナビ間のBluetooth SPP通信のシーケンスを規定しています。

通信データフォーマット仕様書

携帯電話-カーナビ間のBluetooth SPP通信のデータフォーマットを規定しています。

メール情報仕様書

メール送信機能を実現するためのメール記述フォーマットであるvMessageの規定およびアドレス帳転送に利用するvCardの規定を行っています。

• 「フォトリモ^®」「フォトリモ＠ナビ^®」は、シャープ株式会社の登録商標です。
• Bluetooth^®は米国 Bluetooth SIG, lnc. の登録商標です。
• IrSS™は、Infrared Data Association^®の商標です。

フォトリモ＠ナビ^® Ver.1.0の技術仕様公開のニュースリリースは こちら です。