報道資料:ミドルクラスAVマルチチャンネルアンプ2機種 新発売

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Pioneer
2009年 9月 10日
パイオニア株式会社

~「ダイレクトエナジーHDアンプ」をブラッシュアップし、さらなる高音質化を実現~ミドルクラスAVマルチチャンネルアンプ2機種 新発売

  • 「PQLSマルチサラウンド」&徹底した低ジッター設計による高音質の実現
  • 理想の再生環境を追求した「フルバンド・フェイズコントロール」&「Advanced MCACC」

SC-LX82
SC-LX82

商品名型番希望小売価格発売時期
AVマルチチャンネルアンプSC-LX82335,000円
(税抜価格319,048円)
10月上旬
AVマルチチャンネルアンプSC-LX72245,000円
(税抜価格233,334円)
10月上旬

【企画意図】

 パイオニアはこの度、家庭における理想の音響再生を追求したAVマルチチャンネルアンプ「SC-LX82」、「SC-LX72」を新発売いたします。フラッグシップモデル「SC-LX90」(既発売)の思想を継承したこの2モデルは前モデル「SC-LX81」「SC-LX71」に引き続き、パイオニア独自の「ダイレクトエナジーHD(High Fidelity Class D)アンプ」をさらにブラッシュアップして搭載。当社の先進技術と設計思想に基づいて開発された高品位AVマルチチャンネルアンプです。
 当社は、これらの新商品の導入により、ご家庭での本格的なホームシアターやホームコンサートホールといった視聴環境の構築を提案してまいります。

【主な特長】

1 ) マルチチャンネルアンプの理想的な駆動を実現する、当社独自の「ダイレクトエナジーHDアンプ」搭載

 パイオニアとICEpower社が共同開発したアナログクラスDアンプ、「ダイレクトエナジーHDアンプ」を搭載しました。ICEpower社独自の多重帰還技術とパイオニアのサウンドチューニング技術を結集し、アンプの基本性能である音質と効率の両面を高いレベルで追求した結果、全チャンネル同時駆動条件でAVアンプとしては最高クラスのハイパワー出力を可能にしています(「SC-LX82」:110W × 7ch/8Ω、「SC-LX72」: 100W × 7ch/8Ω)。この強力かつ安定した駆動力で、マルチチャンネルの常識を一新するサウンドを実現しました。
 また、世界を代表する録音スタジオの一つであるロンドンの「Air Studios」において、一流のスタジオエンジニアと共同で徹底した音質チューニングを実施。THX社の最高認証である「THX Ultra2 Plus」※1の認証を得ました。

2 ) 「PQLSマルチサラウンド」 & 徹底した低ジッター設計による高音質の実現

 デジタル伝送で音質劣化の主要因となるジッターを最小化させるパイオニア独自技術PQLS(Precision Quartz Lock System)を、従来のCD再生に加えブルーレイ/DVDの再生においても実現しました。当社のブルーレイプレーヤー「BDP-LX52」とHDMI接続することにより、一層純度の高い音質で音楽・映画作品をお楽しみいただけます。また、業務用通信機器に使われる高精度かつ位相雑音の少ない水晶発振器「ハイアキュラシーマスタークロック」、D/Aコンバーターの前段部に独自のフィードバック回路をIC内部に構成したデジタル/アナログ高精度PLL「ジッターリダクション」回路を搭載。時間軸のブレを最小限に抑えることで、HDMIのみならず全てのデジタル入力信号に対しジッターと位相ノイズの低減を図っています。
 さらに、上位モデル「SC-LX82」では、SRC(サンプリングレートコンバーター)をD/Aコンバーターの間近に搭載。オーディオの信号をリクロックする過程でジッターを一層低減し、高音質再生に寄与します。

3 ) スピーカーの位相特性を自動補正する「フルバンド・フェイズコントロール」技術を搭載

 複数のユニット(トゥイーター、ミッドレンジ、ウーファー等)から構成されるスピーカーシステムでは、アンプから送られた音声信号をスピーカー内のネットワークで各ユニットに分配する際、原理上各ユニット間で時間的なズレ(群遅延)が生じます。
 「SC-LX82」、「SC-LX72」では最新のデジタル技術を駆使し、スピーカー内で生じるズレをアンプ側で測定、分析、補正する技術、「フルバンド・フェイズコントロール」を搭載しました。各スピーカー内のユニット間のズレや、使用している全てのスピーカー間の群遅延特性差を同時に補正することにより、音像がより正確に定位し、空間のつながりが改善され、理想的なステレオ、サラウンド音声をお楽しみいただけます。従来のフェイズコントロールによる正確な低域成分の再生に加えて、スピーカー全帯域(フルバンド)における正確な再生を実現いたします。

4 ) オーディオ再生環境を最適化する、3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」※2搭載

 従来の"周波数"と"音圧レベル"という2次元補正に"時間軸"の要素を加えることで、残響音の影響を受けない直接音を中心とした音場補正を行います。その結果、視聴環境に左右されることなくマルチチャンネル再生のための理想的な音場を実現します。また、視聴ポジションからスピーカーまでの距離を1cm単位で測定、正確な距離補正を行うとともに、「フルオートMCACC」モードの採用により付属の測定マイクを設置し、リモコンのボタン1つを押すだけで全ての調整項目を自動測定し、本体内にメモリー(最大6メモリー)します。
 さらに、「SC-LX82」では上位機種モデルの「SC-LX90」で開発された「プレシジョン・ディスタンス」をこのクラスで初めて搭載。画面のスコア表示を参考にミリ単位の精度でスピーカー位置を調整することが可能です。

5 ) iPod/iPhoneのデジタル音声伝送と動画コンテンツ再生に対応

 アップル社製iPod/iPhoneから、そのままデジタル音声入力が可能なUSB入力端子(TypeA、Ver.2.0 Full Speed)を装備。フルデジタル処理により、高音質なサウンドの再生を実現しました。付属の専用ケーブルでUSB接続が可能な上、iPod/iPhoneの動画コンテンツの再生にも対応しています。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)によりiPod/iPhoneの情報をTV画面に表示して、手軽に楽しむことができます。
 また、音声圧縮ファイル(WMA、MP3、WAV)やJPEG画像を収録したUSBメモリー※3、お手持ちの携帯型ミュージックプレーヤー※3をUSB端子に接続するだけで手軽に音楽ライブラリーをお楽しみいただけます。

6 ) PCやインターネットから音楽を気軽に楽しめる「Home Media Gallery」機能に対応※4

 ご家庭内のLANへの接続で、PCやDLNA1.0準拠のホームサーバー内の音楽ファイル(WMA、MP3、MPEG-4 AAC、WAV及びFLAC)※5に加え、全世界のインターネットラジオ局の豊富な楽曲もお楽しみいただけます。さらに、Neural THX※6が管理するNeural Music Direct(インターネットラジオ)に接続すると、Neural THXサラウンドモードが自動で選択され、放送をマルチチャンネルサラウンド再生にてお楽しみいただくことも可能です。また、インターネットラジオのポータルサイト「vTuner」のパイオニア専用に編集・管理された放送局リストで世界中の局へのアクセスができます(63局メモリー可)。「vTuner」のリストにない放送局も登録可能です※7

※1 「SC-LX72」はTHX Select2 plus認証です。
※2 MCACC=Multi-Channel Acoustic Calibration System(自動音場補正システム)。「MCACC」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を行うことができる当社独自の音場補正技術です。
※3 USB端子を有し、マスストレージクラスとして認識できる商品のみ対応。
※4 「DLNA1.0準拠」。 DLNAはDigital Living Network Allianceの商標です。インターネットラジオを聴くにはインターネットサービスを提供しているプロバイダーとの契約が必要です。映像ファイルは再生できません。
※5 著作権保護されているWMAファイルは、OSがMicrosoft Windows XP Service Pack 2でWindows Media Connectがインストールされているパソコン、またはOSがMicrosoft Windows VistaまたはMicrosoft Windows XP Service Pack 2でWindows Media®Player 11がインストールされているパソコンで再生可能。
※6 Neural THX(Neural Audio)は2009年1月よりDTS社の一部門となりました。
※7 登録にはPCでの操作が必要です。
※ HDMIおよびHigh-Definition Multimedia Interface はHDMI Licensing LLC の商標または登録商標です。
※ Home Media Galleryは当社の登録商標です。
※ THX及びTHX ULTRA 2、THX SELECT 2は、THX社の登録商標または商標です。
※ iPod/iPhoneは米国及びその他の国で登録されているApple Inc.の商標です。
※ Windows Mediaは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

【主な仕様】

型番SC-LX82SC-LX72
■オーディオ特性
定格出力
(マルチチャンネル同時出力時)
110 W × 7 ch (合計770 W )
(1 kHz 、1 % 、8 Ω )
100 W × 7 ch (合計700 W )
(1 kHz 、1 % 、8 Ω )
実用最大出力
(JEITA、6Ω、
サラウンド時)
フロント:220 W + 220 W
センター:220 W
サラウンド:220 W + 220 W
サラウンドバック:220 W + 220 W
定格出力140 W + 140 W (20 Hz ~ 20 kHz、0.09 %、8 Ω)
周波数特性5 Hz ~ 100 kHz (+0 dB / -3 dB )
ライン入力S/N比103 dB (IHF-A)
■音声入力端子
デジタル同軸3系統、光4系統(アサイン可能)同軸2系統、光4系統(アサイン可能)
オーディオ9系統(DVD、TV/SAT、DVR、VIDEO1、VIDEO2、CD、CD-R/TAPE、TUNER、PHONO(MM) )
マルチチャンネルインフロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、サブウーファー入力(1系統)
■映像入力端子
コンポジット5系統(DVD、TV、DVR1、VIDEO1、VIDEO2)
S5系統(DVD、TV、DVR1、VIDEO1、VIDEO2)
コンポーネント3系統(アサイン可能)
D42系統(アサイン可能)
■その他入力端子
HDMI5系統(フロント1系統含む。音声再生可能)
iPod/USB端子(TypeA)1系統
LAN端子1系統(10BASE-T/100BASE-TX)
■音声出力端子
プリアウトフロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、サブウーファー出力(1系統)
デジタル光2系統
オーディオ4系統(DVR、CD-R/TAPE、ZONE2、ZONE3)
■映像出力端子
コンポジット4系統(DVR、MONITOR、ZONE2、ZONE3)
S3系統(DVR1、DVR2、MONITOR)
コンポーネント2系統(MONITOR、ZONE2)1系統(MONITOR)
D41系統(MONITOR)
■その他出力端子
HDMI(ver.1.3a)2系統
12Vトリガー2系統
■その他
RS232C1系統
IR入出力入力 2系統 / 出力 1系統
外形寸法 (W×D×H)420 mm × 460 mm × 200 mm
本体質量18.5 kg
消費電力330 W
待機時消費電力0.4 W (KURO LINK OFF時)

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