報道資料:AVマルチチャンネルアンプ「VSA-LX70」 新発売

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Pioneer
2007年 8月 2日
パイオニア株式会社

世界初※1スピーカーの位相特性を自動補正する「フルバンド・フェイズコントロール」技術を搭載AVマルチチャンネルアンプ「VSA-LX70」 新発売

  • 次世代サラウンド「ドルビー TrueHD」、「DTS-HDマスターオーディオ」のデコーダー搭載
  • 「HDMI端子 Ver.1.3a」を装備し、色深度を拡張した Deep Colorに対応
VSA-LX70

VSA-LX70

商品名 型番 希望小売価格 発売時期
AVマルチチャンネルアンプ VSA-LX70 235,000円
(税抜価格223,810円)
10月上旬

【企画意図】

 パイオニアはこの度、次世代サラウンドである「ドルビー TrueHD」、「DTS-HDマスターオーディオ」のデコーダー搭載(ビットストリーム音声対応)をはじめ、デジタルAV機器とのフルデジタル接続を可能にする「HDMI端子Ver.1.3a」や、スピーカー内部で生じる帯域間の音声信号のズレ(群遅延)を解消する独自技術「フルバンド・フェイズコントロール」を搭載した中級価格帯のAVマルチチャンネルアンプ「VSA-LX70」を新発売いたします。
 「VSA-LX70」では当社のプラズマテレビやブルーレイディスクプレーヤーなどにマッチした黒光沢仕上げの上質なデザインを採用しております。
 当社は、「VSA-LX70」の導入によりご家庭での本格的なホームシアターやホームコンサートホールの構築を提案して参ります。

【主な特長】

1 ) 次世代サラウンドフォーマット「ドルビー TrueHD」、「DTS-HD マスターオーディオ」のデコーダー搭載

 ブルーレイディスクのオプション音声として採用された、次世代高音質音声フォーマット「ドルビー TrueHD」、「DTS-HD マスターオーディオ」のデコーダーを搭載しました。原理上マスターサウンドの品質を再現することが可能なロスレス(可逆圧縮)方式によって、濃密な質感や迫真の臨場感を、収録スタジオのサウンドそのまま再現します。最新のデジタルシネマ上映の映画館に迫る高品位なサラウンド再生をご家庭でお楽しみ頂けます。また、「ドルビー デジタル プラス」や「DTS EXPRESS」にも対応しております。

2 ) 世界初※1スピーカーの位相特性を自動補正する新開発「フルバンド・フェイズコントロール」技術を搭載

 複数のユニット(トゥイーター、ミッドレンジ、ウーファー等)から構成されるスピーカーでは、アンプから送られた音声信号をスピーカー内で各ユニットへ分配する際、原理上各帯域間で時間的なズレ(群遅延)が生じております。「VSA-LX70」では最新のデジタル技術を駆使し、スピーカー内で生じるズレをアンプ側で測定・分析し補正する画期的な機能、新開発「フルバンド・フェイズコントロール」技術を搭載しました。各スピーカー内のユニット間のズレや、使用している全てのスピーカー間の群遅延特性差をも同時に補正することにより、音像がより正確に定位し、空間のつながりが改善され、理想的なステレオ、サラウンド音声をお楽しみ頂けます。従来のフェイズコントロールによる正確な低域成分の再生に加えて、スピーカー全帯域(フルバンド)における正確な再生を実現いたします。

3 ) マルチチャンネル再生に快適なリスニング環境を実現し、さらに精度を高めた当社独自の3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」※2搭載

 さらに精度を高めた3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」を搭載。スピーカーまでの距離測定の最小単位を従来の5cmから1cmにすることにより、より正確な距離補正を実現しました。また「オートMCACC」モードの採用により、付属の測定マイクを設置し、リモコンのボタン1つを押すだけで全ての調整項目を自動測定し、本体内にメモリー(最大6個)します。

4 ) 「HDMI端子 Ver.1.3a」を装備し、色深度を拡張した Deep Colorに対応

 HDMIの最新バージョン1.3aの仕様である画質向上技術、「Deep Color」に対応。対応ソース機器からの信号を当社の最新世代プラズマテレビに正確に伝送、色深度を元の8bitから10/12bit(RGBまたはYCbCr各色)へ増加させる事で、より緻密な色再現が可能となります。HDMIでのより自然な美しい映像再生に対応しております。当社製HDMIコントロール対応の最新世代プラズマテレビ、ブルーレイディスクプレーヤー等※3と本機をHDMIケーブルで接続することにより、連携動作や対応機器※3のリモコンで本機の操作が可能な「HDMIコントロール」機能を搭載しております。高画質と快適操作を共に実現しております。

5 ) 「ビデオスケーラー」、「I/P※4変換」、「デジタルビデオコンバーター」で、高画質映像の再生環境を実現

 アナログビデオ信号の480i/pを720p、1080iから最大で1080pへアップスケーリングする「ビデオスケーラー」機能を搭載しました。ビデオ、LD、DVDなどの信号をHDMIへ変換して出力することが可能になり、より高画質で楽しむことができます。また、ビデオ回路にファロージャ製の高画質変換回路「DCDi™」を採用し高性能な「I/P変換」を実現したことにより、ギザギザに表示されてしまう画像や文字の曲線部分の輪郭をより自然で滑らかに表現しています。さらに、「デジタルビデオコンバーター」により、入力された信号をアップ/ダウンコンバートし、お手持ちのディスプレイに応じた信号を出力することができます。これらの機能によって、最適な高画質映像の再生環境を実現しました。

6 ) PCやインターネットからの音楽を気軽に楽しめる「Home Media Gallery」機能に対応※5

 iPod®やUSBメモリーに保存された音楽ファイルに加えて、ご家庭内のLANへの接続でPC内の音楽ファイル(MP3、LPCM、WAV、WMA、AAC及びFLAC)を高品位にお楽しみ頂けます。また全世界のインターネットラジオ局の豊富な楽曲もお楽しみ頂けます。さらにNeural THXが管理するNeural Music Direct(インターネットラジオ)に接続すると、Neural THXサラウンドモードが自動で選択され、放送をマルチチャンネルサラウンド再生にてお楽しみ頂くことが可能です。

7 ) さらなる高音質を実現する独自のオーディオ技術

  1. パワーアンプに新開発の「ダイレクト エナジー パワー エンジン」を採用
    ローインピーダンス化とモジュールの最小化により、音質に有害な不要輻射を低減。さらに独自設計の温度変化補償回路により、出力レベルにかかわらず高音質な再生が可能となっています。また、各チャンネルの動作環境を同一にする「シンメトリカル・パワートレイン・デザイン」を採用し、全7チャンネルで均一かつ高音質な信号増幅を可能としています。
  2. クラスを超えた高音質再生を実現するための様々な技術
    • ノイズの混入や回路間の信号の干渉を最小化する「アドバンスド・ダイレクトコンストラクション」
    • ハイクオリティ「ΔΣ型192kHz/24ビットDAコンバーター」搭載
    • 大電力を瞬時に供給する大容量電解コンデンサーとローインピーダンス設計の強力電源部
    • 音源に合わせて最小限の信号処理を自動選択できる「ストリ−ム・ダイレクト・モード」
    • THX社が定めた、映画館に迫る音場再生を可能にする「THX SELECT2」規格認定取得
  3. 徹底した高音質再生を筐体から支える「3次元スペースフレーム」を採用
    内部自重を確実に支える高剛性と、機械的なアースを明確化させるために、最新の建築設計思想を取り入れた「3次元スペースフレーム」を採用。すべてのパーツが強固なフレームに固定される独自構造です。また、各パーツの性能を最大限に発揮させるため、電源部、アンプ部など各回路部をそれぞれブロック化し、相互の干渉を防止しています。

8 ) 最適な視聴環境を実現する様々な機能&その他の特長

  • iPod®対応(音楽・写真・ビデオ)
  • 「Windows Media® Audio 9 Professional(WMA9 Pro)」デコーダー搭載
  • ドルビーデジタルやDTSをはじめ、BSデジタル放送の標準音声フォーマット「MPEG-2 AAC」など、様々なマルチチャンネル音声方式に対応。2ch音源のバーチャルサラウンド再生にも対応
  • MP3などの音声圧縮ファイルも高音質で再生、当社独自の音質補正技術「サウンドレトリバー」
  • 部屋の大きさにより、変化する高域聴感特性を補正する「Xカーブ」
  • デジタル処理の影響で発生する映像と音声のわずかなズレを補正する「サウンドディレイ」
  • サラウンドバック用アンプを利用して、音の厚みと広がりのある音場を再現する「フロントバイアンプ」
  • LCD表示マルチオペレーション対応学習リモコン
  • 当社のプラズマテレビやDVDプレーヤーと組み合わせることで、アンプの動作表示やシステム動作を簡単に行える「SR+」端子
※1:2007年8月2日現在、パイオニア調べ。
※2:MCACC=Multi-Channel Acoustic Calibration System(自動音場補正システム)。「MCACC」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を行うことができる当社独自の音場補正技術です。
※3:「BDP-LX80」、「HTP-LX70」
※4:I/PはInterlace/Progressiveの略です。
※5:「DLNA1.0準拠」。 DLNAはDigital Living Network Allianceの商標です。インターネットラジオを聴くにはインターネットサービスを提供しているプロバイダーとの契約が必要です。映像ファイルは再生できません。Windows Media ConnectまたはWindows Media Player 11をお使いの場合、本機では著作権保護のかかっている音楽ファイルも再生することができます。
※ HDMIおよびHigh-Definition Multimedia Interface はHDMI Licensing LLC の商標または登録商標です。
※ DCDi™は、Directional Correlational Deinterlacingの略で、Genesis Microchip Inc.の事業部門であるファロージャの商標です。
※ Home Media Galleryは当社の登録商標です。
※ THX及びTHX SELECT 2は、THX社の登録商標または商標です。
※ iPodは米国及びその他の国で登録されているApple Inc.の商標です。
※ Windows Mediaは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ ドルビーはドルビーラボラトリーズの登録商標です。
※ DTSはDTS社の登録商標です。

【主な仕様】

■オーディオ特性
実用最大出力
(JEITA、6Ω、サラウンド時)
フロント:220 W + 220 W
センター:220 W
サラウンド:220 W + 220 W
サラウンドバック:220 W + 220 W
定格出力 140 W + 140 W (20 Hz ~ 20 kHz、0.09 %、8 Ω)
周波数特性 5 Hz ~ 100 kHz (+0 dB / -3 dB)
ライン入力S/N比 103 dB (IHF-A)
■音声入力端子
デジタル 同軸2系統、光5系統(内1系統はフロント入力用、フロント入力以外はアサイン可能)、
オーディオ 11系統(DVD/LD、BD、TV、DVR/VCR1、DVR/VCR2、VIDEO/GAME1、VIDEO/GAME2、CD、CD-R/TAPE/MD、TUNER、PHONO)
マルチチャンネルイン 1系統
■映像入力端子
コンポジット 7系統(DVD/LD、BD、TV、DVR/VCR1、DVR/VCR2、VIDEO/GAME1、VIDEO/GAME2)
S 5系統(DVR/VCR1、DVR/VCR2、VIDEO/GAME2 + アサイン可能 2系統)
コンポーネント 3系統(アサイン可能)
D4 2系統(アサイン可能)
■その他入力端子
HDMI (ver.1.3a) 4系統(音声再生可能)
USB(TypeA ver1.1) 1系統(STEREO)
iPod専用 1系統
LAN端子 1系統(10BASE-T/100BASE-TX)
■音声出力端子
プリアウト フロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、サブウーファー出力(1系統)
デジタル 光2系統
オーディオ 4系統(DVR/VCR1、DVR/VCR2、CD-R/TAPE/MD、ZONE2)
■映像出力端子
コンポジット 4系統(DVR/VCR1、DVR/VCR2、MONITOR、ZONE2)
S 3系統(DVR/VCR1、DVR/VCR2、MONITOR)
コンポーネント 1系統(MONITOR)
D4 1系統(MONITOR)
■その他出力端子
HDMI(ver.1.3a) 1系統
12Vトリガー 2系統
RS232C 1系統
■その他
SR入出力 1系統 (SR+対応)
外形寸法 (W×D×H) 420 mm × 459 mm × 187 mm
本体質量 17.0 kg
消費電力 380 W
待機時消費電力 0.55 W(HDMIコントロール OFF時)

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