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2002年8月19日
パイオニア株式会社
7.1ch環境での音場補正システム「MCACC」を搭載し、
中級価格帯で初の「DTS96/24」フォーマットに対応
高音質AVマルチチャンネルアンプ2機種を新発売
VSA-D2011-N
VSA-D1011-N
| 商品名 | 型番 | 希望小売価格 (税別) | 発売予定日 | 販売予定数 |
|---|---|---|---|---|
| AVマルチチャンネルアンプ | VSA-D2011-N | 178,000円 | 10月下旬 | 500台/月 |
| AVマルチチャンネルアンプ | VSA-D1011-N | 125,000円 | 10月下旬 | 800台/月 |
【企画意図】
DVDやBSデジタル放送に代表される高音質マルチチャンネル・ソースの普及にともない、マルチチャンネル・サウンドをさらなる高音質で楽しめるAVアンプを求める声が一層高まっております。
この度当社が発売いたします「VSA-D2011-N/D1011-N」は、昨年の発売以来、高い評価をいただいておりますハイクオリティーAVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX10/AX8」の「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック思想」※1を継承し、機能、性能、音質を保ちつつお求めやすい価格を実現したモデルです。
「VSA-D2011-N/D1011-N」は、スタジオエンジニアによるチューニングを踏まえた徹底的な高音質設計はもとより、マルチチャンネル視聴の際に、各チャンネルの音圧レベルや音色の補正を行う音場補正システム「MCACC」(Multi-Channel Acoustic Calibration System)※2の搭載により、ご家庭内において録音スタジオのハイクオリティーサウンドを忠実に再現します。
また、「DTS96/24」※3をはじめとする、現存するあらゆるサラウンドフォーマットに中級価格帯モデルとしては初めて対応※4するとともに、ダイナミックレンジ伸張と周波数帯域を拡大する新開発の「オーディオ・スケーラー」機能や、パソコンの音楽ソースが楽しめるUSBオーディオ入力端子搭載など、AVアンプ市場の中核を占める中級価格帯で高音質・多機能を実現したモデルです。
【主な特長】
1 ) 「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック思想」に基づく高音質回路搭載
- 音場補正システム「MCACC」(Multi-Channel Acoustic Calibration System)の搭載により、マルチチャンネル再生に重要な各スピーカーの音圧レベルや、距離、音色の補正が正確に行えるので、録音スタジオでしか体験できなかったリアルな音場をご家庭内で再現することが可能です。
「VSA-D2011」では、新開発のオリジナルテストトーンによる聴感マニュアル補正に加え、付属マイクを利用した自動補正も可能です。(VSA-D1011は聴感マニュアル補正のみ) - パワー素子「アドバンスド ダイレクト エナジー MOS FET」を全7チャンネルに採用。微小信号再生能力、高パワーリニアリティ、強力な実負荷ドライブ性能に加え、極めて安定した音場再現が可能です。
- ルーカスフィルム社が定める「THXセレクト」規格※5の認定により、ご家庭内において映画館に匹敵する音場再生を実現。また、「VSA-D2011」は、世界屈指の録音スタジオ「エアースタジオ」のチーフエンジニアが音作りに関与し、当社と共同で音質をチューニングしました。
2 ) 中級価格帯モデル初、「DTS96/24」フォーマットに対応
96kHz/24bitの高音質5.1ch収録を可能にした圧縮音声フォーマット「DTS96/24」に、中級価格帯アンプとして初めて対応。40kHz超のワイドレンジと144dB(理論値)の高ダイナミックレンジの5.1チャンネルサラウンド再生が可能となり、DVDオーディオやSACDに迫る高音質でDVDビデオの映画や音楽をお楽しみいただけます。
また、近年DVDの映画ソフトで収録が増え続ける「ドルビーデジタルEX」、「DTS-ESディスクリート6.1」や、BSデジタル放送の標準音声フォーマット「MPEG2-AAC」等、あらゆるマルチチャンネル音声方式に対応し、様々なサラウンドをお楽しみいただけます。
3 ) その他
- オリジナルソースの持つ臨場感を再現するために、ダイナミックレンジの伸張(24ビット化)と、周波数帯域を拡大する新機能「オーディオ・スケーラー」の搭載により、様々なデジタルソースの高音質化が可能。(新)
- 増大するパソコンオーディオ環境に対応する本格AVアンプ初の「PCM音声USBオーディオ入力端子」。(新)(VSA-D2011)
- 3次元スペースフレーム構造、強力電源を採用。
- トランススタビライザー、ダブルレイヤードシャーシ等の筐体強化。(VSA-D2011)
- ゲーム機等の接続に便利な「前面光デジタル&AV入力端子」。(VSA-D2011)
- 高画質を実現する「D4/コンポーネント映像入出力端子」。(VSA-D2011)
- 本体操作のみで簡単にサラウンド環境の設定が出来る「クイック・セットアップ」機能。
- ユーザビィリティーの観点から使いやすさを追求したリモコン付属 。
(VSA-D2011:バックライト大型液晶付き学習リモコン、VSA-D1011:オリジナル学習リモコン)。
【VSA-D2011、VSA-D1011の主な仕様】
| VSA-D2011 | VSA-D1011 | |||
| オ l デ ィ オ 特 性 | 実用最大出力 (JEITA、8Ω、 サラウンド時) | フロント | 130W+130W | |
| センター | 130W | |||
| サラウンド サラウンドバック | 130W+130W 130W+130W | |||
| 定格出力(7ch) (20Hz~20kHz、 0.09%、8Ω) | フロント | 100W+100W | ||
| センター | 100W | |||
| サラウンド サラウンドバック | 100W+100W 100W+100W | |||
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz(+0dB、-3dB) | |||
| 全高調波歪率(2ch) (20Hz~20kHz、100W、8Ω) | 0.09% | |||
| ライン入力S/N比(IHF-A) | 103dB | |||
| 入 力 端 子 | デジタル | 同軸2系統、光3系統(VSA-D2011)/同軸2系統、光2系統(VSA-D1011) (PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG-2AAC兼用) Dolby Digital RF 1系統(VSA-D2011) | ||
| AUDIO マルチチャンネル入力 USBオーディオ入力 | 5系統 (CD, TUNER, CD-R/ TAPE1,MD/TAPE2) (Phono/Line:VSA-D2011、Line:VSA-D1011) | |||
| 7.1ch入力 1系統 1系統(VSA-D2011のみ) | ||||
| VIDEO | 5系統 (DVD/LD,TV/SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO) | |||
| S-VIDEO | 5系統;S2対応 (DVD/LD,TV/SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO) | |||
| COMPONENT VIDEO | 2系統(DVD/LD,TV/SAT) | |||
| D4 VIDEO(VSA-D2011のみ) | 2系統 (DVD/LD,TV/SAT) | |||
| 出 力 端 子 | フロント | プリアウトL/R1系統 | ||
| センター | プリアウト1系統 | |||
| リア | プリアウトSL/SR1系統 | |||
| サブウーファー | プリアウト1系統 | |||
| サラウンドバック | プリアウトSBL/SBR1系統 | |||
| デジタル | 光2系統 | |||
| AUDIO | 2系統(CD-R/ TAPE1,MD/TAPE2) | |||
| VIDEO | 4系統(VSA-D2011)/3系統(VSA-D1011) (VCR1/DVR,VCR2, MONITOR1) (MONITOR2=VSA-D2011のみ) | |||
| S-VIDEO | 3系統(VCR1/DVR,VCR2, MONITOR OUT;S2対応) | |||
| COMPONENT VIDEO | 1系統 (MONITOR OUT) | |||
| D4 VIDEO (VSA-D2011のみ) | 1系統 (MONITOR OUT) | |||
| そ の 他 | SR入出力 | 各1系統 | ||
| ACアウトレット | 連動1 | |||
| 外形寸法 | 420(W)×188(H)×464(D) | |||
| 製品質量 | 19.6Kg | 18.2Kg | ||
| 消費電力 | 440W | |||
| 待機電力 | 0.6W | |||
◆参考資料・技術解説◆
【DTS96/24フォーマットの特長】
DTS社※6が開発した「DTS96/24」フォーマットは、圧縮サラウンドフォーマットでは初めて「96kHz/24bit」に対応する技術であり、最新の録音スタジオで制作されているマルチチャンネル高音質ソフトを、通常のDVDビデオプレーヤーで再生可能とする画期的な技術です。
主な特長
- 最新の録音スタジオで活用されている「96kHz/24bit」のマスターテープの音源を、ありのままに再現するハイクオリティーな音質。
- 従来のDTSデコーダーを搭載するAVアンプ/DVDプレーヤーとの完全互換の実現により、従来のDTSデコーダー内蔵機器でも通常のDTSソフトと同じ音質で再生が可能。
- DTS96/24に対応するAVアンプとのデジタル接続により、これまで使用しているDVDプレーヤー(DTSデジタルアウト搭載モデル)で、DTS96/24のハイクォリティー音声が再生可能。
- 圧縮音声フォーマットでありながら高音質という特長により、DVDビデオフォーマットの高画質を損なうことなく、96kHz/24bit/5.1chの高音質マルチチャンネル・サウンドを実現。DVDオーディオやSACDに迫る高音質で、DVDビデオの映画や音楽を楽しむことが可能になります。
当社製品では、2001年11月に発売した、VSA-AX10、VSA-AX8が世界で初めて「DTS96/24」フォーマットに対応しております。
正式名称は、Digital Theater Systems社、米国カルフォルニア州に本社がある。
DTS社は、ユニバーサル映画「ジュラシック・パーク」で初めて採用された映画用音声記録方式「DTSサウンドシステム」を開発したことで知られる。この家庭用デジタルサラウンドフォーマットは、音声信号の圧縮比率が低く転送レートも高いため、より高音質のサラウンド音声再生が可能とされている。
【音場補正システム(MCACC=Multi-Channel Acoustic Caribration System)】
正確なマルチチャンネル再生には、各スピーカーの特性が同一であることが不可欠です。
当社が開発した「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を行うことが出来る画期的な音場補正技術です。これにより、録音スタジオでしか体験できなかったリアルで均一な音場をご家庭内で再現することができます。
調整内容は、スピーカーの (1)接続有無判定 (2)サイズ判定(大・小) (3)相互距離補正 (4)音圧レベル補正 (5)音色補正 です。
【THXセレクト】
ジョージ・ルーカス氏によって設立されたTHXは当初、劇場用音響品質を高めるために、再生品質の厳格な基準を設けることにより、映画制作者の意図した音を忠実に再現することをその目的としていました。今日では全世界で5千館以上の劇場がTHX認定劇場として登録され、映画館ですぐれた音響が楽しめるようになりました。
その思想を忠実に家庭での視聴環境設定に展開したのが、家庭用のTHX基準です(ホームTHX)。ホームTHXは劇場と異なる家庭環境での視聴環境でも映画館と同じような音響が楽しめるよう、様々な技術、基準を設けています。
THXセレクト基準は2,000立方フィート(約12畳)までの部屋を想定して、最大のパフォーマンスが得られるような基準となっています。
「2chのピュア・オーディオ・アンプとしても通用する質の高いアンプ回路を複数使用し、ソースそのものの情報量をありのままに再生することにより、理想とする音楽/音場を再現する」という考え方が「マルチチャンネル・ステレオフォニック思想」です。この思想を制作現場の原点から見直し、実際の録音スタジオにおけるモニタリング手法を忠実にご家庭内で再現するアプローチが「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック思想」です。