報道資料:世界で初めて(※)「ドルビーヘッドホン」を搭載したサラウンドヘッドホンを新発売

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Pioneer
2002年 5月 13日
パイオニア株式会社
東北パイオニア株式会社

迫力のサラウンドを手軽に楽しめる世界で初めて(※)「ドルビーヘッドホン」を搭載したサラウンドヘッドホンを新発売

SE-DIR1000C

SE-DIR1000C

商品名型番価格発売時期月産予定台数
デジタルコードレス
サラウンドヘッドホン
SE-DIR1000Cオープン7月上旬2,000台
※ 2002年5月13日現在。ヘッドホンシステムとして

発売元:東北パイオニア株式会社、販売:パイオニア株式会社・東北パイオニア株式会社

【企画意図】

 近年、テレビの大型化やDVDプレーヤーの急速な普及にともない、ご家庭で映画や音楽を臨場感豊かに楽しめる「ホームシアター」への関心が高まってきております。こうした状況下で「夜でも大音量でサラウンド音声を楽しみたい。」というニーズも多く、それを裏付けるようにサラウンドヘッドホン市場は大きく伸びています。
 当社がこのたび発売いたします「SE-DIR1000C」は、最新の音響技術を生み出し続けるドルビーラボラトリーズが開発した「ドルビーヘッドホン」をヘッドホンシステムとして世界で初めて搭載しました。
 2chヘッドホンでありながら、ドルビーデジタル、DTSを始めとした最新のマルチチャンネルソースはもちろん、ドルビープロロジックIIでデコードされたステレオソースを臨場感溢れるサラウンドで楽しむ事が出来ます。
 「ドルビーヘッドホン」は、DVDなどのマルチチャンネル音声を楽しむ為の最適なヘッドホンサラウンド技術でありながら、これまではPC用途もしくは高額のAVアンプ等にしか搭載されていませんでした。このたび発売するデジタルコードレスサラウンドヘッドホンは、もっと手軽に高品質のサラウンドを楽しめるよう、ドルビーラボラトリーズからの強力なサポートを受けながら開発いたしました。

 「このSE-DIR1000Cの魅力はヘッドホンを装着している、という事実を忘れさせてくれることにあるのではないでしょうか?この製品はドルビーヘッドホンを搭載した世界初のヘッドホンシステムであり、ユーザーは良質のサラウンド音響を、スピーカーで聴いているような自然な聞こえ方で楽しむことができるのです。」
(ドルビーラボラトリーズ 技術戦略室長 ロジャー・ドレスラ−)

【主な特長】

1 ) 世界初(※)。「ドルビーヘッドホン」を搭載。

 たとえば、左チャンネルの音でも、響き成分や部屋の反射音成分を左右のヘッドホンへ合成した音声を出力します。2chヘッドホンでありながら、多チャンネル分のスピーカーで聞く場合と同質の成分を左右の耳で聞く事ができるため、長時間でも疲れない自然なサラウンドを楽しむ事が出来ます。しかも、サラウンド効果は、異なる3種類の部屋タイプから選択可能。一般的な居住空間から映画館のような広い空間までの音場を再現します。またヘッドホン部は、サラウンドの魅力を最大限引き出すために、迫力の重低音再生を実現する大口径50mmヘッドホンユニットを採用しました。

※ 2002年5月13日現在。ヘッドホンシステムとして

2 ) 多彩なサラウンドフォーマットに対応

 DVDビデオの標準音声フォーマットであるドルビーデジタルをはじめ、DTS、ドルビーサラウンドに対応。また、6.1chフォーマットのドルビーサラウンドEXやDTS−ESも再生でき、最新のシアター音響を思いのままに再現します。また、2ch音声を5.1chに拡張して再生するための新しいデコード技術「ドルビープロロジックII」を搭載。ビデオテープやTV放送、ゲームソフト、CDなどの2chソースを、映画館やコンサートホールのような立体感あふれるサラウンド音声へ変換します。しかも、入力された信号に応じて、最適なサラウンドモード(MOVIE/MUSIC)を自動的に選択します。

3 ) 高音質を実現するデジタル赤外線伝送

 高音質再生をコードレスヘッドホンで実現するために、「非圧縮デジタル赤外線伝送」を採用しました。デジタル方式によるノイズのないクリアサウンド、非圧縮伝送による高音質、広帯域再生を実現。また、高音質を実現するために高性能24bitデジタル信号処理をほどこしています。

4 ) 使い勝手の良さを追求

 コードレスヘッドホンの使い勝手を更によくするために、ヘッドホンを耳に掛ければONとなる「自動電源ON/OFF機能」搭載、ヘッドホン部でボリュームコントロールが可能です。充電方法も、付属のスタンドにヘッドホンを掛けたまま専用コードにつなぐだけで簡単にでき、ヘッドホン部から充電池をとり外す必要がなく便利です。また、トランスミッター部は横置きも出来るため、設置場所に合わせたレイアウトが可能です。

5 ) その他の特長

  • 光デジタル入力やアナログ入力に対応しているため、様々な機器に接続してサラウンド再生が可能
  • コード付きヘッドホンも使えるヘッドホン端子
  • 柔軟なフィット感の新開発「デュアルスタビライズドハンガー」採用
  • ジャージ素材の快適イヤーパッド採用
  • 別売りのヘッドホン(SE−DIR1000 希望小売価格25,000円(税別))で複数使用も可能

【主な仕様】

<ヘッドホン部>
型式オープンエア型ダイナミックステレオヘッドホン
使用ユニットφ50mm
再生周波数帯域10~24,000Hz
質量約360g(充電池含まず)
連続使用約20時間(付属ニッケル水素充電池フル充電時)
<トランスミッター部>
再生可能フォーマットドルビーデジタル(サラウンドEXを含む)、
ドルビーサラウンド、
DTS(DTS−ESを含む)、
PCM(Fs=44.1kHz、48kHz)
DOLBY HEADPHONEモードDH1/DH2/DH3/OFF
DOLBY PROLOGICIIモードAUTO/MOVIE/MUSIC/OFF
質量約1.1Kg

【用語解説】

ドルビーヘッドホン
 2chのステレオヘッドホンでDVDなどのマルチチャンネル音声を楽しむための立体音響技術。ドルビーデジタル、DTSを始め最新のマルチチャンネルソースはもちろん、ドルビープロロジックIIでデコードされたステレオソースからも臨場感溢れるサラウンドを楽しむことができます。 従来、ヘッドホンでは耳元や頭の中で音が鳴る不自然さがありましたが、ドルビーヘッドホンは部屋のスピーカーを聴くように信号処理します。音響特性の良いリスニングルームに最大5本までのスピーカーを設置した状態をシミュレーション的にバーチャル化して、通常のステレオヘッドホンで5チャンネルサラウンドシステムの立体音場が体感できるようになります。

DOLBY HEADPHONE モード
 ドルビーヘッドホンは仮想の部屋をシミュレーションしています。響き成分や部屋の反射音成分を左右ヘッドホンへ合成しています。それぞれのモードは以下のような設定になっています。
DH1:ミキシングルームのように残響を抑えた空間
DH2:適度な残響のある一般的なリスニングルーム
DH3:小規模な映画館

* Dolby、ドルビー、ダブルD記号は、ドルビーラボラトリーズの商標です。
* DTS、DTS-ESはDigital Theater Systems Inc.の商標です。

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