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2001年9月 6日
パイオニア株式会社
世界初!※17.1ch環境での自動音場補正機能を搭載した
マルチチャンネルAVアンプ2機種を新発売
~最新のサラウンド規格「THX ULTRA2」「DTS96/24」にも対応~
VSA-AX10
VSA-AX8
| 商品名 | 型番 | 希望小売価格(税別) | 発売時期 | 販売予定台数 |
|---|---|---|---|---|
| AVアンプ | VSA-AX10 | 420,000円 | 11月上旬 | 500台/月 |
| AVアンプ | VSA-AX8 | 290,000円 | 11月中旬 | 1000台/月 |
【企画意図】
DVDやBSデジタル放送に代表される高音質マルチチャンネル・ソースの普及にともない、マルチチャンネル・サウンドをさらなる高音質で楽しめるAVアンプを求める声が一層高まっております。
こうした時代の要請に対し、当社はオリジナルの高音質思想「マルチチャンネル・ステレオフォニック」※2を提案、1999年この思想に基づく「VSA-D10TX」を市場導入いたしました。続く2000年には、BSデジタル放送の音声フォーマットである「MPEG−2AAC」に世界で初めて対応した「VSA-D10EX」を発売し、市場で高い評価を頂いております。
この度、当社が発売いたしますAVアンプ2モデルは、この「マルチチャンネル・ステレオフォニック」思想を制作現場の原点から見つめ直し、実際の録音スタジオにおけるモニタリング手法を忠実にご家庭内で再現する全く新しいアプローチ=「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック」思想に基づき、「正確な音場再現」「芸術性の高い音作り」「さらなる高音質」を徹底追求し開発したマルチチャンネルAVアンプです。
「VSA-AX10/AX8」は、マルチチャンネル視聴環境設定の際に、各チャンネルの音圧レベルの設定や音色調整等を自動で行うことができる世界初の自動音場補正技術「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」の搭載により、録音スタジオと同一レベルの正確でクオリティの高い音場調整が可能です。
また、ルーカスフィルム社が提案し、現在、高級マルチチャンネル・アンプのスタンダードである「THX ULTRA」を、最新の高音質デジタルソースに対応すべく改定した「THX ULTRA2」規格に世界で初めて対応※3し、さらに芸術性を高めた豊潤なTHXサウンドがお楽しみ頂けます。
同時に、DTS社の提唱する「DTS96/24」規格に世界で初めて対応※4することで、DVDオーディオやSACDに迫る高音質で、DVDビデオの映画や音楽を楽しむことが可能です。
「2chのピュア・オーディオ・アンプとしても通用する質の高いアンプ回路を複数使用し、ソースそのものの情報量をありのままに再生することにより、理想とする音楽/音場を再現する」という考え方。当社では、オーディオとAVの融合をさらに一歩進め、マルチチャンネル・アンプの新たな可能性を示すコンセプトとして訴求しております。
【VSA−AX10、VSA-AX8の主な特徴】
1 ) 世界初!録音スタジオと同一レベルの音場調整が自動でできる「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」
正確なマルチチャンネル再生には、各スピーカーの特性が同一であることが不可欠です。しかし、従来のマルチチャンネル・アンプでは、ユーザーの聴感による調整方法が主流でした。
当社が開発した「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を自動で行うことが出来る画期的な音場補正技術です。これにより、録音スタジオでしか体験できなかったリアルで均一な音場をご家庭内で再現することができます。
調整内容は、スピーカーの (1)接続の有無、(2)サイズの規定(大・小)、(3)相互の距離の調整、(4)音圧レベルの調整、(5)音色調整 です。また、マニュアルでの調整※5も可能なため、ユーザーの好みに合わせた微調整も行えます。
2 ) 世界初!録音エンジニアの意図した音場を再現する「THX ULTRA2」規格に対応
録音スタジオで作られた音をご家庭内で再現するために、米国ルーカスフィルム社が提唱している「THX ULTRA」規格。「VSA-AX10/AX8」は、最新のデジタルソースに対応すべく改定されたこの規格の最新バージョンである「THX ULTRA2」に世界で初めて対応しました。
7.1chスピーカー配置に対応したサラウンドモードの搭載をはじめ、瞬間的な低負荷への電源供給能力の向上、パワーアンプのダイナミックレンジの拡大、サブウーファー使用時に発生する壁面干渉を抑える「バウンダリー・ゲイン・コンペンセーション機能」の追加等、あらゆる面で従来の「THX ULTRA」を超えた設計となっております。
3 ) 世界初!DTS社の最新サラウンドフォーマット「DTS96/24」規格に対応
DTS社が開発した「DTS96/24」規格は、圧縮音声フォーマットとして世界で初めて「96kHz/24bit」に対応する画期的な規格です。「VSA-AX10/AX8」は、このフォーマットに世界で初めて対応することで、40kHz超のワイドレンジと144dB(理論値)の高ダイナミックレンジの5.1チャンネルサラウンド再生が可能となり、DVDオーディオやSACDに迫る高音質で、DVDビデオの映画や音楽をお楽しみいただけます。
4 ) アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック思想に基づく高音質回路搭載
- 飛躍的な安定性、低損失・高リニアアリティの「A.D.E.MOS FET回路」(新)
新開発パワー素子「アドバンスド ダイレクト エナジー MOS FET」を全7チャンネルに採用。微小信号再生能力、高パワーリニアリティ、強力な実負荷ドライブ性能に加え、新開発ドライブアンプモジュールとの連携で、極めて安定した音場再現が可能です。 - パワー素子配列を左右対称に配置させる「シンメトリカル・パワートレイン」
パワー素子配列を左右対称に配置させ、全てのチャンネルのFET動作条件を厳密に揃えることで、電気的/物理的に全チャンネル同一クオリティ、同一出力を実現、チャンネル間伝送誤差の最小化を計っています。 - セパレートアンプに匹敵する強力な電源部により、安定した大電力供給を実現
実使用時の電力供給能力の向上を図った新開発EIコアパワートランスを採用。瞬時に大電流を供給できるオーディオ専用の大容量電解コンデンサー、極太タイプの内部ケーブルとあわせて、安定した大電力供給を実現しています。 - 極めて高い強度を実現した三次元スペースフレーム筐体構造(新)
強化鋼鈑フレームを立体的に組み合せることにより、ねじれやゆがみが発生しない高剛性を確保するとともに、各フレームで機能ブロックを独立させる三次元スペースフレーム構造を採用。安定した部品の保持と各ブロック間の相互干渉を防止する理想的な筐体構造を実現しました。 - 高いSN比を実現するPGM(Precision Gain Management)ボリューム(新)
入力された信号の種類と再生音量を常に監視し、複数あるプリアンプ段に対し最適なゲイン配分を行うPGMボリュームの搭載により、SN比(DA出力)115dBを実現しました。 - フル32ビット伝送を可能にした「True 32Bit Digital Signal Processing」(新)
音質を左右するDSP部には、高音質で定評のあるアナログデバイセズ社※6製の「SHARC」※7を搭載。さらにモトローラ社製の最新24ビットDSPを倍精度(48ビット)使用で組み合わせることにより、全処理32ビット精度を維持した高音質信号処理を可能にしました。
※6 米国の半導体メーカー。高度なDSP開発で定評がある。※7 アナログデバイセズ社が開発した高性能DSP(Digital Signal Processor)。32bit浮動小数点処理が特徴で、非常に高精度な演算処理が可能。業務用エンコーダー等プロ用機器にも広く採用されている。 - 全チャンネルに192kHz/24bit DAコンバーター搭載(新)
DVDオーディオの最上位フォーマットである192kHz/24bitに対応するDAコンバーターを全8チャンネルに採用。明快で骨太な音質を再現しています。
5 ) その他の特長
- ドルビーデジタル、DTSのほか、MPEG−2AAC、DTS−ES(ディスクリート 6.1、マトリクス 6.1、NEO:6)、ドルビープロロジックIIなどあらゆるサウンドフォーマットに対応したデコーダー搭載。
- HDTVなど、より高画質な映像に対応したコンポーネント、D4端子間の信号のやり取りに加え(VSA-AX10/AX8)、コンポジット、S端子のやり取りまで可能な(VSA-AX10)、広帯域「ビデオコンバーター」(新)。
注)コンポーネント端子やD4端子からコンポジットまたはS端子への出力は出来ません。 - ソースの種類により最適なリスニングモードが選べる「オリジナル音場モード」(新)
- 5.1ch設定時にフロントスピーカーの駆動能力を高める「バイアンプ駆動対応スピーカーB端子」(新)
- お手持ちのAV機器を1台でコントロールできる学習機能付き大型液晶タッチパネルリモコン (VSA-AX10)
- 制振効果に優れたTAOC製インシュレータ(ハイカーボン鋳鉄製)
- 放熱効率が高く、振動減衰率の優れた厚肉押し出しチムニーヒートシンク搭載
- 拡張性に富んだ多種多様な入出力端子
- フラットアルミパネル&サイドウェーブパネルデザイン(VSA-AX10)
- 待機時の消費電力0.65Wを実現
【VSA−AX10、VSA-AX8の主な仕様】
| VSA-AX10 | VSA-AX8 | |||
| オ l デ ィ オ 特 性 | 実用最大出力 (EIAJ、 1kHz、10%、 6Ωサラウンド時) | フロント | 200W+200W | |
| センター | 200W | |||
| サラウンド | 200W+200W | |||
| サラウンド バック | 200W+200W | |||
| 定格出力 (20Hz~20kHz、 0.09%、 6Ωサラウンド時) | フロント | 150W+150W | ||
| センター | 150W | |||
| サラウンド | 150W+150W | |||
| サラウンド バック | 150W+150W | |||
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz(+0dB、−3dB) | |||
| 全高調波歪率(2ch) | 0.09%(20Hz~20kHz、150W、6Ω) | |||
| ライン入力SN比(IHF−A) | 105dB | |||
| DA出力SN比 | 115dB | |||
| 入 力 端 子 | デジタル | 同軸3系統、光5系統(VSA-AX10) 同軸2系統、光4系統(VSA-AX8) (PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG-2AAC兼用: 入力設定変更可能)Dolby Digital RF 1系統 | ||
| AUDIO | 5系統(CD, TUNER, CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR)Phono1系統 | |||
| マルチチャンネル入力 | 1系統(VSA-AX10は全ch、ADコンバーター搭載) | |||
| AV入力 Composite,S2-VIDEO AUDIO | 7系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR, VCR2,VIDEO,VCR3:VSA-AX10) 6系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR, VCR2,VIDEO:VSA-AX8) | |||
| COMPONENT VIDEO | 3系統(入力設定変更可能) | |||
| D4 VIDEO | 2系統(入力設定変更可能) | |||
| 出 力 端 子 | フロント | スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統) | ||
| センター | スピーカー出力C1系統(+プリアウト1系統) | |||
| サラウンド | スピーカー出力SL/SR1系統(+プリアウトSL/SR1系統) | |||
| サラウンドバック | スピーカー出力SBL/SBR1系統 (+プリアウトSBL/SBR1系統) | |||
| サブウーファー | プリアウト2系統 | |||
| デジタル | 光2系統 | |||
| ユニバーサルスピーカーB | 1系統(使用用途設定可能) | |||
| AUDIO | 2系統(CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR) | |||
| Composite,S2-VIDEO | Comp.:4系統 S2:5系統(VCR1/DVR,VCR2,VCR3, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX10) Comp.:3系統 S2:4系統(VCR1/DVR,VCR2, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX8) | |||
| COMPONENT VIDEO | 1系統 (MONITOR) | |||
| D4 VIDEO | 1系統 (MONITOR) | |||
| そ の 他 | SR入出力 | 各1系統 | ||
| ACアウトレット | 連動1 | |||
| 外形寸法 | 440(W)×203(H)×476(D) | 440(W)×202(H)×476(D) | ||
| 製品質量 | 31.0Kg | 30.0Kg | ||
| 消費電力 | 615W | |||
| 待機電力 | 0.65W | |||
◆参考資料・技術解説◆
【THX ULTRA2の特長】
「THX ULTRA2」はルーカスフィルム社が提唱するホームTHXシステムの最高規格である「THX ULTRA」を最新のデジタルソースに対応すべく改定された最新バージョンの規格です。
主な特長は、従来のTHXシネマモードに加え、
- 新たにサラウンドch、サラウンドバックchの音声処理に ASA(Advanced Speaker Array)技術を採用し、再生コンテンツにそれぞれ対応した「THX ULTRA2 CINEMA」や、「THX MUSICMODE」等、7.1chスピーカー配置に対応したサラウンドモードの搭載。
- 瞬間的な低負荷への電源供給能力の向上、パワーアンプのダイナミックレンジ拡大。
- 超低域まで再生するサブウーファーを使用する際に問題となる壁面干渉を抑える「バウンダリー・ゲイン・コンペンセーション機能」の追加。
- HDTVやプログレッシブDVDなどの高画質な映像に対応するビデオスイッチング機能など様々な面で従来の「THX ULTRA」を超えた設計となっています。
【DTS96/24フォーマットの特長】
DTS社※8が開発した「DTS96/24」フォーマットは、圧縮サラウンドフォーマットでは初めて「96kHz/24bit」に対応する技術であり、最新の録音スタジオで制作されているマルチ・チャンネル高音質ソフトを、通常のDVDビデオプレーヤーで再生可能とする画期的な技術です。
主な特長は、
- 最新の録音スタジオで活用されている「96kHz/24bit」のマスターテープの音源を、ありのままに再現するハイクオリティーな音質。
- 従来のDTSデコーダーを搭載するAVアンプ/DVDプレーヤーとの完全互換の実現により、従来のDTSデコーダー内蔵機器でも通常のDTSソフトと同じ音質で再生が可能。
- DTS96/24に対応するAVアンプとのデジタル接続により、これまで使用しているDVDプレーヤー(DTSデジタルアウト搭載モデル)で、DTS96/24のハイクォリティー音声が再生可能。
- 圧縮音声フォーマットでありながら高音質という特長により、DVDビデオフォーマットの高画質を損なうことなく、96kHz/24bit/5.1chの高音質マルチチャンネルサウンドを実現。DVDオーディオやSACDに迫る高音質で、DVDビデオの映画や音楽を楽しむことが可能になります。
正式名称は、Digital Theater Systems社、米国カルフォルニア州に本社がある。
DTS社は、ユニバーサル映画「ジュラシック・パーク」で初めて採用された映画用音声記録方式「DTSサウンドシステム」を開発したことで知られる。この家庭用デジタルサラウンドフォーマットは、音声信号の圧縮比率が低く転送レートも高いため、より高音質のサラウンド音声再生が可能とされている。