報道資料：50型高精細プラズマハンドライティングシステム「PDP-CB5001」を新発売

サイバーボード

【企画意図】

　パイオニア株式会社はこの度、高精細大画面のプラズマディスプレイのモニター上に表示されたコンテンツに対し、誰でも簡単に手書き入力ができる50型高精細プラズマハンドライティングシステム「PDP-CB5001」を新発売いたします。
　現在、プラズマディスプレイは、自発光デバイスによる視認性の良さと、薄型ならではの省スペース性に加え、当社独自の50型XGAワイドパネルによる高精細･高画質･大画面が高く評価され、企業、学校等におけるプレゼンテーション、ディスカッション用モニターとして急速に利用が進んでおります。
　当社はこの度、こうしたプレゼンテーション、ディスカッションの質をより高度化、各種業務の効率化を実現するツールとして「プラズマハンドライティングシステム」を開発いたしました。このシステムは、お手持ちのパソコンと組み合わせることで、モニター上に映し出されたデジタルコンテンツに対し、指先もしくは専用電子ペンで誰でも簡単に手書きで入力することが可能です。さらに、入力された内容はデジタルデータとして加工･保存･配信することも可能です。
　また、別売の専用キャリアブルスタンドと併せてご利用いただければ、設置場所の移動も簡単なうえスペースも取らないため、オフィス等のちょっとしたミーティングスペースや商談コーナー等でいつでもすぐにご利用頂けます。
　尚、当社はプラズマディスプレイをベースとし、プレゼンテーションやディスカッション用途に向けて開発したシステム製品群に対しCYBERBOARD(サイバーボード)というカテゴリーロゴを設け、今後とも同市場･用途に対するプラズマディスプレイの認知、用途開発を積極的に展開してまいります。

【PDP-CB5001の主な特長】

専用プラズマディスプレイ

　表示部分には業務用として数多くの納入実績を誇る50型高精細16:9プラズマディスプレイ「PDP-502MX」をベースとした専用ディスプレイを採用。ディスプレイ前面に書き味を向上する専用フィルターを搭載し、業界最高水準の高輝度･高コントラストで、XGAに対応する精細かつ鮮明な映像表現を可能にしています。

ハンドライティングデバイス

1 ) 独自開発の高速スキャン方式により、高い分解能でハイレスポンスな手書き入力を実現

　当社が独自に開発した高速スキャン方式の採用により、XGA相当以上の高い分解能を実現するとともに、すばやい書き込みにもストレス無く追従します。これにより従来方式に比べ圧倒的に滑らかで繊細な手書き入力が、どなたでも簡単、かつ快適にご利用頂けます。

2 ) プラズマディスプレイの画質劣化、視差を抑える赤外線走査方式を採用

　ハンドライティングデバイス(スキャンユニット)は、赤外線の光源とセンサーが埋めこまれたフレームで、プラズマディスプレイのパネル前面を覆うものは一切ありません。
　この赤外線走査方式の採用により、当社プラズマディスプレイの持つ高輝度･高画質･広視野角といった優れた特性を損なうことは全くありません。また、当社50型プラズマパネル専用に設計したので、書き込み面とパネル表示面の視差を最小限に押さえる事に成功し、違和感のない手書き入力を実現しました。

3 ) 指先を滑らすだけで、画面上にすばやく滑らかに書き込みが可能。さらに専用電子ペンの使用でより書き味が向上し優れた操作性を実現

　このシステムは指先で簡単に操作ができるので、どなたでもお気軽にご利用頂けます。さらに付属の専用電子ペンを使えばさらに書き味と操作性が向上します。高感度の専用電子ペンは、書き込み時の尾引き(字間の糸引き)を防ぐとともに、ペン上に配置した2つのボタン操作で使用頻度の高い「消しゴム機能｣と｢ペン･マウス切替｣が瞬時に行なえます。

4 ) 取り付けも簡単、キャリブレーション(調整)不用でいつでもすぐに使える

　ハンドライティングデバイス(スキャンユニット)の取り付けは、専用プラズマディスプレイに被せるだけです。また、面倒な調整はほとんどなく、移動や経年変化による再調整の必要もありません。

専用ソフトウェア

1 ) 汎用アプリケーションソフトへの手書き入力データは、そのファイル形式で保存が可能

　従来のハンドライティングソフトの多くは、手書き入力のデータと使用しているアプリケーションソフトのデータをまとめ、画像ファイル(JPEG、ビットマップ等)として保存しています。このため、保存後に内容を変更したいという場合には困難で手間がかかるなどの不便がありました。

　当社が開発した専用ソフトウェアでは、手書き入力のデータをオブジェクトデータ変換し、使用している汎用アプリケーションソフト(Word、Excel、PowerPoint)のデータに貼り付けるので、元ファイル形式(doc、xls、ppt)のまま保存することが可能です。このため、これらの汎用アプリケーションソフトがインストールしてあるパソコンを使ったデータの編集･加工が簡単に行えます。

2 ) ブレーンストーミング時のアイデアメモ、議事録作成に便利なホワイトボードモード

　高解像度XGAパネルでのご利用を前提に作られたホワイトボードモードは、ワークエリアが広くスムーズな議論の進行を助けます。また、手書き入力データや取り込んだイメージデータ(写真、グラフィック等)はデータ量の少ないオリジナルフォーマットで保存が可能です。さらに、JPEGやビットマップ等の画像ファイルにも変換･保存ができるので、これらに対応したアプリケーションをインストールしてあるパソコンで簡単にファイルを開くことができます。

【主な仕様】