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Pioneer

 
 
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  vol.03でご紹介した十和田パイオニアのページに多くのアクセスをいただきましたので、BDR-S05Jラインを例に、今回も少し詳しくご紹介させていただきます。  
  事務所もラインも除電しないと入室できないほど徹底した除電・防塵対策  
   
 
十和田パイオニア
光ディクスドライブ製造上のポイントの一つは、静電気対策と埃対策です。静電気が発生すると埃を吸い寄せてしまうため、静電気を帯びた人や物が製造ラインに入り込むと部品に放電して、部品を劣化させたり、埃を嫌う部品に悪い影響を与える可能性が生じます。そのため、ここ十和田パイオニアをはじめ、パイオニアの光ディスクドライブ製造工場では入口から製造ラインに至るまで徹底した静電対策と 防塵対策が施されています。

ここ十和田パイオニアでは、一階入口で、来客も含め全員専用の静電靴に履き替えていただきます。これは、二階にある事務所や製造ラインに埃を入れない、持ち込まない工夫の第一歩。全従業員は静電対策された作業服・ズボンを着用しているのも特徴です。さらに、製造現場ではクリーン服に着替えて作業を行っているなど、万全の対策をしています。
 
  クリーンエアーと快適な湿度で満たされた製造ライン  
   
  製造ライン内部の気圧は常にクリーンな空気で加圧、加湿され、空気は中から外に流れています。これにより外部からの埃が基本的に製造ラインに入り込まないようになっています。ライン自体は、特殊な対策を施された静電カーテンですっぽりと覆われており、加湿システムがフロア全体に設置され、湿度を安定させ浮遊ゴミの発生を抑えると共に各種静電対策を施しています。さらに、工程によって吸塵器を設置、部品から発生するゴミを除去しています。これらの工夫の積み重ねによって、高い品質の維持が可能となっています。  
 
リアルタイム品質監視システムでパイオニア中国工場の品質を監視中
  究極の生産向上を目指して常に進化する、生産の仕組み  
   
 
十和田パイオニアの製造技術者がBDドライブの開発プロジェクトに設計段階から参画しています。これにより、スムーズな生産立ち上げ、さらには製品の性能と信頼性の向上が可能になり、常にさらなる向上を目指しチャレンジを続けています。
 
  リアルタイム品質監視システムで自社中国工場の品質を常に監視  
   
 
日本にあるラインやノウハウを、ただ中国に持っていくだけでは、安定した品質は望めません。そこで十和田パイオニアでは、中国にあるBDドライブのラインがまるで隣にあると感じられるような品質監視システムを独自に開発。十和田パイオニアの製造技術力のパイオニア中国工場への展開に加え、常に情報の共有を図っています。さらに、日本と中国での意識面の一体化を進めています。このような取り組みを継続して行うことで、パイオニア中国工場のラインを高い品質を維持したまま安定して稼動させ、BDドライブの生産台数の拡大を実現させています。
 
 
リアルタイム品質監視システムでパイオニア中国工場の品質を監視中 ラインを見守る、笑顔のマーク通称「ニコちゃん」
 
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