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Pioneer
Blu-ray Driveの世界 > Blu-ray技術解説【大容量データも安定、安心】

Blu-ray技術解説

大容量データも安定、安心

Blu-rayドライブに求められる性能とは

Blu-rayは、DVDやCDで培った光Disc技術の進化形です。つまり、光Disc関連の(LD=レーザーディスクも含め)技術的蓄積が豊富であればあるほど、高性能/高信頼な製品を作るには有利です。DVD-RWの0.74ミクロンに対し、半分以下の0.32ミクロンでしかないトラックピッチ。DVD-RWの0.4ミクロンに対し、0.149ミクロンでしかない最短距離マーク長。Blu-ray技術は、DVDとは比較にならないほどの細かさ、緻密さへの挑戦なのです。

格段に細かいトラックピッチ

Blu-ray Disc(BD-RE)

DVD-RW

CD-R

Blu-rayもDVDも、レーザー光線をレンズで絞り込み、Disc上の記録層に焦点をピッタリ合わせて照射しなくてはなりません。ここで、短波長の青紫色レーザーを、DVDに対し5分の1しかないビームスポット径まで絞り込むため、開口数0.85のレンズが使用されています。“開口数”とは、レンズの解像度を表す評価軸で、DVDの0.6に対し、格段に緻密なレンズが用いられます。

緻密なレンズ

ガラスレンズ(非球面モールド)

さらに、DVDに比較して間隔が大幅に細いデータトラックに、小さいビームスポットを正確に照射するためには、ピックアップの作動を徹底的に緻密化しなくてはなりません。コンマ数ミクロンのズレも許されないのです。さらに、Disc回転中の振動やDisc自体の偏芯など、Discが原因で発生する問題に対しても、瞬時に追従するための強力かつ正確なサーボ機構を開発する必要があります。機械的な精度ばかりでなく、このような制御技術の優劣も、ドライブの性能を大きく左右する要素になります。

データ転送速度の高さも重要です。たとえば、BSデジタル放送の転送レートは最大24Mbpsと高速で、1時間分を記録するためには10Gbytes以上のDisc容量が必要になります。最新のBDですと、データ転送速度は35Mbps以上を確保していますから、ハイビジョン放送の録画に余裕を持って対応していますし、大容量データのコピーも高速でこなせます。