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音鑑教育イベント

ONKAN 第10回「新・冬の勉強会」報告

2012年度 第10回「新・冬の勉強会」を平成24年12月26日〜27日に開催しました。
178名の先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。

今回のテーマは
  「これからの鑑賞の授業 〜鑑賞領域の指導と評価のポイント」

この勉強会は、教員免許更新講習に認定されています。

○ アンケートから

  • 教員が身に付けるべきスキルでは、初心に戻って頑張ろうという気持ちになれた。
  • 具体的な授業の組立て方、考え方がわかった。
  • 鑑賞の指導と評価について、講演やシンポジウムではそれらの意味が理解でき、ワークショップでは、指導の実際がわかり、大変充実していた。
  • バロック音楽について、演奏を交えてのお話しは説得力があり、文化的な背景とそれによって音楽がどのように作られているのかが非常によく分かった。
  • 更新講習として初めて参加したが、今後も個人的に参加したい勉強会だった。

音楽講座「バロック音楽の魅力」から
日時 平成24年12月26日 〜 27日
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)
時程 スケジュール 別ウィンドウで表示します
内容

イメージI 講演「教員が身に付けるべきスキルとは」

川池 聰(公益財団法人音楽鑑賞振興財団理事)

 3つのスキルとして、コンセプチュアルスキル(“何をどのように進めるか”という指導の根幹の部分に関する内容)、テクニカルスキル(子どもを変えるという教師としての指導のテクニック)、ヒューマンスキル(子どもの気持ちを感じ取る姿勢)について、学習指導要領の理解にかかわらせながらお話くださいました。

II 講演「鑑賞指導の一層の充実に向けて」

津田正之(文部科学省教科調査官)

 鑑賞の指導がどのように充実されてきたか。さらに充実するためにどのようにしたらよいかなどを、具体的な事例を交えてお話くださいました。

イメージIII シンポジウム「これからの鑑賞の授業」

館 雅之(神奈川県横浜市立綱島小学校副校長)
石井ゆきこ(東京都荒川区立尾久第六小学校主任教諭)
萬 司(北海道札幌市立柏丘中学校教諭)
助言津田正之(文部科学省教科調査官)

 音鑑発行の書籍「これからの鑑賞の授業」をテキストに、鑑賞の授業を進めていく上で、実践者として大切にしていることを具体的な事例を使って提案しました。
 現行の学習指導要領になって、〔共通事項〕が新設されたことなどから、指導内容が明確になり、したがって、評価も明確にとらえられるようになったこと、指導内容を明確にするために、指導案上で工夫していることが提案されました。
 次に、学校教育全体で取り組んでいる「思考力・判断力・表現力」と「言葉で表すなど」について、音楽の授業、特に鑑賞の授業でどのように考え日々実践しているかを、実際の児童の様子やワークシート等に書かれた実際の生徒のものを提示して提案しました。
 最後に、以上の提案について、教科調査官の津田正之先生から助言をいただきました。

イメージIV 音楽講座「バロック音楽の魅力」

大塚直哉(チェンバロ)
大西律子(ヴァイオリン)

 バロック音楽の「バロック」とは? バロックヴァイオリンと現代のヴァイオリンの違い、バロック音楽を演奏する時に演奏者が考えていること、バロック音楽を代表する「バッハ」の魅力、などを、『春』(ヴィヴァルディ作曲)や『G線上のアリア』(J.S.バッハ作曲)他いくつかの演奏とともにバロック音楽の魅力を語ってくださいました。

V 講演「教員が身に付けるべきスキルとは」続

川池 聰(公益財団法人音楽鑑賞振興財団理事)

 第1日目に続いて、3つのスキルの中のヒューマンスキル(子どもの気持ちを感じ取る姿勢)について、学習指導要領の理解、ワークショップの内容にかかわらせながらお話くださいました。

VI 講演「これからの音楽教育 〜指導と評価の改善の視点〜」

大熊信彦(文部科学省教科調査官)

 小学校、中学校、高等学校の音楽教育における実践を再確認する手がかりとして、指導と評価の改善の視点から、具体例や実践課題例などを示しながらお話しくださいました。

VII ワークショップ「鑑賞領域の指導と評価」

 鑑賞の指導事項の内容と〔共通事項〕の扱い方、学習評価などを含め、授業展開について具体的に考えることが主な内容です。実際に音楽を聴きながら教材研究をしたり、どのように授業に組立てていくか考えたりしながら進めました。
 下記のテーマについて4会場で2回行い、参加者の皆さんには校種を選択し2コマ参加していただきました。

小学校

イメージA: 指導事項アを中心とした鑑賞の授業

 『待ちぼうけ』『ピーターと狼』などを教材として、曲想とその変化などを感じ取る学習について、また、表現と鑑賞の関連を図った題材構成について、その考え方と授業展開、評価の方法などを考えました。

吉川武彦(福島県鮫川村立青生野小学校教頭)

イメージB: 指導事項ウを中心とした鑑賞の授業

 『待ちぼうけ』を教材として、楽曲の特徴や演奏のよさを理解することへの学習について、また、鑑賞指導における「言葉で表す」について、その考え方と授業展開、評価の方法などを考えました。

江田 司(和歌山大学教育学部附属小学校教諭)

中学校

イメージC: 指導事項イを中心とした鑑賞の授業

 『シェエラザード』を教材として、音楽の特徴をとらえ、その背景となる文化・歴史や他の芸術と関連付けて鑑賞する学習について、「言葉で表す」「根拠をもって批評する」にも関連付けながら、指導と評価について考えました。

長者久保希史子(青森県八戸市立三条中学校教諭)

イメージD: 指導事項ウを中心とした鑑賞の授業

 能『羽衣』を教材として、音楽の特徴をとらえ音楽の多様性を理解して鑑賞する学習について、また、「我が国の伝統的な歌唱」と関連を図った題材構成を、その考え方と授業展開、評価の視点で考えました。

勝山幸子(東京都港区立六本木中学校主任教諭)

「新・冬の勉強会」のシンポジウム、ワークショップの内容は
音鑑発行の書籍に準じています!

「よくわかる! 鑑賞領域の指導と評価
体験してみよう!実践してみよう! これからの鑑賞の授業」


お申込は、上記書籍名をクリックしてください。

予告  2013年度 第11回「新・冬の勉強会」開催!

平成25年12月26日(木)〜27日(金)に開催します。
秋にお申し込みを受け付けます。
ONKANウェブネット、本ホームページ、季刊「音楽鑑賞教育」誌、
メールマガジンでお知らせします。
オリンピックセンターでの宿泊が可能です(先着順)。