ホーム > 講習会&演奏会 > 第4回音鑑「夏の勉強会」報告

音鑑教育イベント

 7月30日から31日の2日間、東京・二子玉川の松本記念音楽迎賓館で、今年で第4回目となる音鑑「夏の勉強会」が行なわれました。「夏のセミナー」から「夏の勉強会」に変わって早や4回目。指定された教材を使って授業展開をグループで考えていくところは今までと同じですが、「夏のセミナー」と違うところは、題材の構成や学習指導要領との関連を明確にして授業展開を考え、学習指導要領の趣旨を具体的な事例とともに研修していくところです。
 なお、この勉強会は教員免許更新講習に認定されました。

研修テーマ  「自分なりに音楽を味わって聴く鑑賞領域の指導と評価」
              〜 教科書掲載の教材をつかって 〜
   
研修の主旨と内容
予め準備された「教材」を扱って「味わって聴く」子どもの姿を具体的に考え、指導展開を考えます。〔共通事項〕を支えとして、音楽の構造や特徴、曲想などを感じ取り、音楽に対する自分なりの思いや意図をもって鑑賞する授業の組立て方や評価について具体的に学び、鑑賞領域の学習の考え方を身につけます。

日時 平成23年7月30日 〜 31日
会場 松本記念音楽迎賓館
時程 スケジュール
受講者数 小学校教諭28名、中学校教諭10名、計38名
講師・
助言者
主講師  
講師・助言者
川池聰(財団理事・研究事業主管)
石井ゆきこ(東京都荒川区立尾久第六小学校主任教諭)
勝山幸子(東京都港区立六本木中学校主任教諭)
館雅之(横浜市教育委員会南部学校教育事務所指導主事)
吉川武彦(福島県福島市立笹谷小学校教諭)
萬司(北海道札幌市立真駒内中学校教諭)     (五十音順、敬称略)
内容
  1. 開講式 「夏の勉強会」の主旨と目的を説明(川池聰)
  2. 講義 「鑑賞領域の指導と評価」 新しい学習評価について、主な内容をとらえました。
    さらに、新学習指導要領の鑑賞領域では、どのような授業が求められるのか、今回の「夏の勉強会」のテーマである「自分なりに音楽を味わって聴く」とは何かに結び付けて研修しました。
  3. 提案「指導と評価の実際」  楽曲の構造を理解したり、楽曲の特徴や曲想などを感じ取ったり、その背景となる文化・歴史と関連付けて聴いたりする学習とその評価について、『ノルウェー舞曲第2番』を教材として提案しました。
  4. グループ研修  4つのグループに別れ、講義や実践例の提案を受けて、鑑賞の授業の組立て方を研修しました。
    本来は指導したい内容があり、それを実現するために教材を選びますが、ここでは時間制限もありますので、 あらかじめ教材を指定し、それについて教材研究をするところから研修します。

     まずは、指定教材の教材性について〔共通事項〕を手がかりに、どのような音楽を形づくっている要素を子どもたちは聴き取り、感じ取るのかを明らかにしました。ここでは、音楽から聴き取れる〔共通事項〕の具体的な内容を挙げていきます。
     次に、題材の目標、題材の評価規準と関連させながら、目標を実現する授業展開(学習内容、学習活動)を考えます。ここでは、活動列記の指導案にならないよう、その活動は学習指導要領のどの内容を指導することになるのかを確認しながら作ります。
  5. グループ 学年 教材
    A 小学校 高学年 「歓喜」(ヘンデル)
    B 中学校 第1学年 「魔王」(シューベルト)
    C 小学校 中学年 「白鳥」(サン=サーンス)
    D 小学校 中学年 「ファランドール」(ビゼー)

  6. 研究発表  研修の成果として、教材を使って何を身に付けるかという題材の目標やそれを授業展開するときのポイントなど、グループ研修で検討した内容を説明や授業ロールプレイによって発表し意見交換します。
 
>>参加者の声