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AV基礎知識

基本講座/薄型テレビ編

Point3.薄型テレビをもっと楽しむためには?

◆大画面ホームシアターで楽しむ

薄型テレビならではの高精細・大画面の魅力を最大に活かす方法とは? それが「ホームシアター」です。ハイクオリティな映像ソフトを楽しめるDVDプレーヤーやブルーレイディスクプレーヤーと、映像と音を操るホームシアターの司令塔AVアンプ、映画館のような臨場感溢れる音を響かせるスピーカーなどと組み合わせれば、薄型テレビの美しい映像はさらに美しく、よりリアルに! テレビの楽しさが何倍も大きくなります。
→ホームシアターについてはホームシアター編をご覧ください。

◆画面サイズを選ぶ

テレビ買い換えで薄型テレビを購入する際に気をつけたいのが、画面サイズです。画面比率4:3のブラウン管テレビを買い換える際に、16:9の薄型テレビでは画面の形が違うために、同じサイズでは画面のサイズは小さくなってしまいます。たとえば、ブラウン管29型から薄型テレビ29V型に買い替える場合、図のように横幅は長くなりますが画面の高さが低くなってしまうため、画面が小さく感じます。つまりサイズ選びで大切なのは、画面の高さです。いま使っているブラウン管テレビよりも迫力ある映像を見るためには、画面の高さが大きくなるサイズの薄型テレビを選んでください。

[豆知識]
4:3画面TVのサイズを0.9で割ったものが、ほぼ同じ高さの16:9画面TVのサイズに相当します。
例) 4:3画面の32V型テレビの場合:32÷0.9≒36 つまり36V型(サイズアップを目指すなら40V型以上)の16:9画面TVを選ぶことをお勧めします。


■買い替え時おすすめサイズ
お手持ちのブラウン管テレビ プラズマ/液晶テレビ
21型 26V型/32V型
25型
28型(ワイド)
32V型/37V型
29型
32型(ワイド)
37V型/42V型
34型 42V型/46V型
36型(ワイド) 50V型/52V型

「32V型」「42V型」などの「V」とは?
薄型テレビのインチ表示にある「V」は、ビジュアルサイズ(有効画面の表示サイズ)を表しています。有効画面とは、映像が映っている範囲のことです。従来の「V」の付かない表記では、ブラウン管の対角線の長さをインチで示していたのですが、ブラウン管TVの構造上、映像が映っている範囲は実は狭くなっていました。プラズマテレビや液晶テレビなどでは、ブラウン管と測定の基準が異なるため、実際の映像表示範囲の対角線の長さを「V型」という表示で表しています。従来のブラウン管と違い、実際に表示されている映像の大きさなので、同じサイズで比較すると、薄型テレビの方が有効画面サイズが大きくなります。

◆薄型テレビの理想の視聴距離とは?

ブラウン管時代は最適視聴距離は画面の高さの5〜6倍といわれてきました。一方、薄型テレビの最適視聴距離は画面の高さの約3倍と言われています。何故、最適視聴距離がこんなに近くなったのでしょう?これはハイビジョン放送以前の映像のクオリティだと近くで見ると粗が目立つため距離をとる必要があったのですが、ハイビジョン放送の高精細な映像は近くでも粗は目立たず、近くに寄って観てこそ、その美しさが堪能できます。実はハイビジョンの理想的な視野角は30度とされており、その際の画面からの距離が、ほぼ画面の高さの3倍でもあるのです。42V型なら6畳間、50V型なら8畳間のスペースがあればベストポジションで楽しめます。



■テレビからの視聴距離
テレビからの視聴距離 テレビサイズ
約80 cm 20V型
約100 cm 26V型
約120 cm 32V型
約140 cm 37V型
約160 cm 42V型
約170 cm 46V型
約180 cm 50V型
約200 cm 52V型
約220 cm 60V型

◆薄型テレビの設置方法

薄型テレビの設置方法は主に3つあります。1.ラックを使用した設置法、2.壁掛け設置、3.システム家具を使用した設置法です。
1.ラックを使う
テレビの専用ラックや、AV機器が収納できるラックを使います。専用ラックには、テレビ専用のものと、メーカー専用のものがあります。専用ラックは、設置する薄型テレビにマッチした設計で作られるラックです。テレビサイズだけでなく省スペース性、配線など、配慮の行き届いた設計ができるため、最近では専用ラックを使う人が増えてきています。この他、アンプとスピーカーを内蔵し、ラック機能と5.1chサラウンド機能が一体化したスピーカーラックシステムといわれるタイプも出てきています。また、インテリアとの調和を考慮したデザイン性の高いラックもあり、ラック選択の幅が大きく広がっています。

2.壁に掛ける
壁掛けにすることで奥行きを取られることなく、部屋の中ですっきりとした設置ができます。テレビ壁掛け用の専用金具が各メーカーから出されていて、テレビの機種によっては専用の金具が用意されていたり、「角度可変型」といってテレビの角度を変えられる壁掛け金具など、種類も充実してきています。テレビの機種ごとに専用の壁掛け金具がある場合は、安全性や使用性の面から、専用のものを使うことをおすすめします。

3.大型のシステム家具を使う
大型のシステム家具に、テレビを組み込んで一体になった設置ができます。家具メーカーやインテリアショップ、ブランドショップなどでは、プラズマテレビをはじめとしたAV機器とインテリアの調和を考えた「おすすめ家具」を提案しているところもあります。パイオニアでは、「AV機器とインテリアと空間のライフスタイル提案サイトライフスタイルネット.comで家具メーカーやブランドショップなどとのコラボによる「プラズマテレビ おすすめ家具」をご紹介しています。

◆薄型テレビの消費電力について

消費電力は定格消費電力(単位:W)と年間消費電力量(単位:kWh/年)の2種類があります。定格消費電力は、テレビを使用した時の最大電力値を示しています。一方、年間消費電力量は、一般家庭での平均視聴時間(4.5時間)を基準にした、1年間に使用する電力量を算出したもので、気になる電気料金の大体の目安を確認することができます。
プラズマテレビと液晶テレビは電力消費の仕方が異なり、プラズマテレビの場合は映像の明るさに応じて発光量をコントロールするので、無駄な電力を使わず効率的です。液晶テレビの場合は使用時にバックライトが常に点灯しているため、一定の明るさで光を出しています。プラズマテレビのように映像に応じた消費電力量の増減がなく、消費電力が一定となります。

■プラズマテレビの平均定格消費電力及び平均年間消費電力量(主なメーカー平均値)
サイズ 定格消費電力(W)※ 年間消費電力量(kWh/年)※
ワイド37V型 297 219
ワイド42V型 335 277
ワイド50V型 424 370
ワイド55V型以上 484 499

■液晶テレビの平均定格消費電力及び平均年間消費電力量(主なメーカー平均値)
サイズ 定格消費電力(W)※ 年間消費電力量(kWh/年)※
ワイド37V型 201 198
ワイド40V型 226 209
ワイド42V型 252 211
ワイド46V型・47V型 297 262
ワイド55V型以上 477 395
※数値はあくまでも目安であり、各家庭の使用実態や電力会社等によって異なります。
(財団法人 省エネルギーセンター「省エネ性能カタログ(2007年冬版)」より)

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