この写真は夜の地球の姿を宇宙から眺めたもので、白く写っているのはあかりがともっている場所です。夜といえどもいかに多くのエネルギーが消費されていることか。私たち人間は18~19世紀の産業革命以降、技術の進歩と共に便利で快適な暮らしを獲得してきました。その陰で、知らず知らずのうちに地球環境を破壊していることを多くの人は省みませんでした。その結果、私たちは地球温暖化、資源枯渇、環境負荷物質による汚染などの多くの困難な問題を抱えています。私たちは、これら地球環境問題に正面から取り組み、次世代にこの素晴らしい地球を引き継いでゆかねばなりません。
写真出典:NASA
この写真は気象衛星が撮影した夜の地球の画像をつなぎ合わせて作られたものです。
地球温暖化

世界全体の陸域における年平均気温は、100年あたり約0.74℃の割合で上昇しています。温暖化の原因はCO2の増加によりもたらされた可能性が強いとみられます。地球温暖化により、地球の最適バランスが崩れて生態系への影響や異常気象が発生し、海面上昇により海抜の低い陸地が失われるなど、さまざまな影響が発生しています。
現在:平均気温は過去30万年間の記録にあるどの点よりもずば抜けて高くなっています。
45年後:私たちが直ぐに大きな変化を起こさないと、CO2濃度は図の位置まで上がってしまうと予測されています。
IPCC:世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)との協力の下に1988年設立。
出典:IPCC第3次評価報告書
資源の枯渇
18世紀末から始まる産業革命以降の発展は化石燃料エネルギーによりもたらされ、20世紀に人口爆発が起きました。この人口爆発こそが、地球温暖化、資源の枯渇などの環境破壊やエネルギー問題、食料問題など人類が取り組まなければならない課題の源となっています。
人類とエネルギーのかかわり
かつては無尽蔵と言われた石油にも、他の資源にも限りがあります。残り少ない資源をできるだけ多く次世代へ引き継がねばなりません。安全な原子力発電や燃料電池など技術の進展も欠かせません。
出典:日本のエネルギー2010 経済産業省資源エネルギー庁
元出典:BP統計2009(石油、天然ガス、石炭:2008) OECD/NEA-IAEA URANIUM 2007(ウラン:2007)
化学物質などによる汚染
水質汚染により絶滅が危惧されるメダカカドミウムやフロンなど、人類が利用している化学物質の影響で、人の健康や、地球環境に対して大気汚染、オゾン層破壊、水質汚染、土壌汚染、生物多様性の崩壊などの問題が発生しています。自然界では動物も水も空気も、複雑に絡み合い、生態系ネットワークを構成し、お互いに支えあって生きています。分解されにくい化学物質などを、全世界的に適正管理していくことが求められています。
生物多様性
現在、かつてないスピードで生物種の減少が起こっています。生物多様性が崩壊すると単に生物種が減少するという数字上の問題ではなく、生物間の相互補完関係、つまり生態系の崩壊を意味します。これは生態系の頂点に位置する人類にとって大変な問題です。この原因としては、地球温暖化、酸性雨、森林破壊、海洋汚染などさまざまな地球環境問題が関係しています。
国連生物多様性条約(第10回)締約国会議が2010年10月に名古屋で開催され、名古屋議定書や愛知目標が決定されました。生物多様性の保全と持続可能な利用をバランスよく推進する生物多様性基本法の観点からパイオニアも活動を継続しています。当社は生物多様性戦略の共通する施策として、温暖化ガスの削減が最大の課題と考え、事業所におけるCO2排出量の削減、製品使用時のCO2排出量の削減に努め、生物多様性の保護に取り組んでいます。一方、保全に重点を置いた施策および持続可能な利用に重点を置いた施策として、パイオニアは埼玉県農林公社と協力して「パイオニアの森」と称して、社員とその家族で森林保全を行い、生物多様性の保護につながる取り組みも行っています。





