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環境負荷物質の削減

パイオニアはグループ全体で環境負荷物質(EHS)※1 の管理体制を構築し、お客様に安心してお使いいただける製品の提供と、製品廃棄後も製品中の化学物質が環境を汚染することがないよう、部品・材料に含まれるEHSの全廃に向けてグリーン調達を推進しています。また、新しい欧州化学品規制であるREACH規則※2 などにも着実に取り組んでいます。

※1) EHS : Environmental Hazardous Substances
環境負荷物質とは、人・環境に著しい環境影響を持つ化学物質(群)を指すパイオニアの造語です。
※2) REACH : Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals.
すべての化学物質を登録し、有害性、製造量、用途、残留性などの点から環境や生物に与えるリスクを管理する法律。

グリーン調達の推進

グリーン調達基準書グリーン調達基準書

パイオニアは、“グリーン調達基準書”によって取引先へ環境負荷物質(EHS)の管理指針を示し、また“グリーンスコア”を総合的な取引判断基準の一つとするなど、取引先との協働のもとグリーン調達を推進しています。グリーン調達基準書は、EHS管理を重視した内容になっており、2000年7月の発行時からすべての取引先に公開し、適宜、内容の見直しを行ってきました。環境法規制 を遵守し、より安全で環境負荷の少ない部品・材料などを調達するため、取引先へEHS管理ポイントを明示することで調達部材の管理レベルを向上させています。


取引先のEHS管理体制を評価

パイオニアは、取引先を「環境マネジメントシステム」と「EHS管理」及び「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」の3つの側面から評価し、その結果をグリーンスコアとしてまとめ、取引可否の判断基準の一つとしています。

パイオニアの取引先環境評価(グリーンスコア)
  • Aランク「適合」
  • Bランク「準適合」
  • Dランク「要改善」

この他、調達部材の現物測定、製造現場でのEHS管理監査などによってEHS含有リスクを極めて小さいものとしています。

蛍光X線分析装置によるEHS確認

蛍光X線分析装置により有害物質を厳密にチェック 蛍光X線分析装置により有害物質を厳密にチェック

製品に含有される化学物質については、グリーン調達を通じて有害物質を製品に入れないよう活動を進めています。そのひとつとして、パイオニアグループ各拠点で蛍光X線分析装置を導入しEHS含有の有無を分析しています。部品に含まれるEHSについて、取引先から提供される情報に加え、パイオニア社内でもこの分析装置を使って部品を解析することで、信頼性を高めています。

新しい規制への対応

REACH対応に向けた化学物質情報の管理

パイオニアは、RoHS指令などの従来規制から、REACH規則などの新しい化学品規制に対応するため、化学物質情報の管理体制を強化しています。REACH対応では、含有化学物質情報をサプライチェーンで円滑に開示・伝達する仕組みが求められます。このためパイオニアでは、取引先へのREACH説明会を2009年1月に行ったことを皮切りに事前準備を進め、2010年度より本格的な含有化学物質の調査を開始しました。この調査では業界標準フォーマットを採用することで、サプライチェーン全体での調査効率向上に取り組んでいます。また化学物質管理のための統合環境データベースを稼働させ、取引先から当社の顧客に至るまで含有物質情報のやり取りが効率的に行えるよう、情報伝達システムを構築しています。

※ 電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州の法律。
鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDEの6物質群の使用が禁止されている。

化学物質情報の伝達システム