世界中の国々で、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造が見直され、資源循環型社会への移行が進んでいます。資源循環のコアとなる考え方は、廃棄物の発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再資源化(リサイクル)です。パイオニアでは、リサイクル材の採用など、3Rを積極的に進めています。
使用済みウイスキー樽のリサイクル
ウイスキー熟成の使命を終えた後に燃料などに使われていた樽(ホワイトオークの無垢材)のリサイクルを探っていたサントリーホールディングス株式会社と、パイオニアのスピーカー作りの技のコラボレートにより生まれたのがピュアモルトスピーカーです。100年かけて育った木は、50~70年間ウイスキー樽として使われた後、スピーカーキャビネットとして生まれ変わり、いつまでも暖かく芳醇な響きを奏でます。また、スピーカーばかりでなくオーディオラックなどにも使用済みウイスキー樽を使い、ピュアモルトシリーズのラインナップを充実させリサイクルを進めています。1998年より販売開始した当シリーズは、その後数々の権威ある環境賞を受賞し、パイオニアのリサイクルの取り組みを代表する製品となりました。経済産業省の後援を受け、財団法人クリーン・ジャパン・センターが主催する資源循環技術・システム表彰において、平成17年度に“クリーン・ジャパン・センター会長賞”、平成21年度に“経済産業省産業技術環境局長賞”、さらに、平成21年度 リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰 において“リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞”を受賞しています。
主な環境配慮ポイント

- キャビネット、ダクトに使用済みウイスキー樽を使用することにより、リデュース、リサイクルに寄与
- 低VOC(揮発性有機化合物)
- 梱包用緩衝材の脱発泡スチロール化を図り、リサイクル可能なパルプモールド材へ代替
- 無鉛はんだの採用
- 製品の売り上げの一部を、公益社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」へ寄付し、国が進める森林の整備、緑化の推進に寄与
実験の結果、ウイスキー樽として使われた後の方が余分な響き(固有音)が減少し、ナチュラルで癖のない音質を得られることが分かります。環境にメリットがあるだけでなく、音質にも優れた効果をもたらす一石二鳥なリサイクル素材といえます。
電池のリサイクル
コードレス電話機、エアーナビなどの当社製品には小型充電式電池を使用しています。充電式電池には、ニッケル (Ni) 、コバルト (Co) などの希少金属が含まれるため、これを回収リサイクルすることで、限りある貴重な資源を繰り返し利用することができます。パイオニアは資源有効利用促進法に基づき、リサイクル協力事業者として一般社団法人JBRCに加盟し、使用済み小型充電式電池の回収とリサイクルに積極的に取り組んでいます。
ブラジルでの使用済み電池回収活動
ブラジル現地法人が独自にデザインした電池回収BOXブラジルにある現地法人(Pioneer do Brasil Ltda.)では、独自に使用済み電池の回収BOXをつくり、ブラジル各地にあるサービス代理店(約200店)の受付カウンターに設置し、電池の回収を行っています。集められた電池は適切に、同国の電池規制にそって処理されています。
容器包装リサイクル法への対応
家庭から出る容器包装廃棄物の減量化とリサイクルを目的に容器包装リサイクル法が2000年4月より施行されました。パイオニアは特定事業者として、国内で使用した紙製およびプラスチック製容器包装の排出見込み量を算出し、財団法人 日本容器包装リサイクル協会と毎年「再商品化委託契約」を結び、再商品化費用を負担しています。できるだけ容器包装廃棄物の排出量が少なくなるよう、梱包の省資源化を進めています。





