生産工程で使用する化学物質については、環境影響評価を行ったうえで、大気や下水への排出量を削減したり、技術的に可能なものは代替物質に変更したり、あるいはプロセスを改善することにより排出量の削減に取り組んでいます。工程上必要な化学物質については、手順を決めて適正管理を行うなどの活動を推進しています。
PRTR制度による管理
PRTR法※により、2002年3月期実績から化学物質の排出移動量の国への届出が義務付けられています。2011年3月度のPRTR法対象物質の合計取扱量は、9.8トン、排出量はゼロでした。今後も化学物質の管理レベルを向上させ、環境負荷の低減を推進していきます。
※PRTR法・・・特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律。
※PRTR・・・環境負荷物質排出・移動登録。
PRTR物質の取り扱い、移動、排出実績
| 物質名 | 取 扱 量 |
大 気 へ の 排 出 |
移動量 | 消 費 量 |
除 去 処 理 量 |
リ サ イ ク ル 量 |
||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 廃 棄 物 と し て の 移 動 量 |
下 水 道 へ の 移 動 量 |
移 動 量 合 計 |
||||||
| ふっ化水素及びその水溶性塩 | 4.5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 4.5 | 0.0 |
| N, N-ジメチルホルムアミド | 2.8 | 0.0 | 2.8 | 0.0 | 2.8 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 2-アミノエタノール | 2.5 | 0.0 | 2.5 | 0.0 | 2.5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 合計 | 9.8 | 0.0 | 5.3 | 0.0 | 5.3 | 0.0 | 4.5 | 0.0 |
PRTR物質の取扱量と排出量(国内)
VOC排出量の削減
VOC排出量(国内)

パイオニアは生産工程で使用されるVOC※(揮発性有機化合物)の排出量の削減に取り組んでいます。業界の自主行動計画に沿って2000年度(2001年3月期)を基準として2011年3月期までに30%削減を目標に取り組んできましたが、87%削減を達成しました。
※VOCはVolatile Organic Compoundsの略です。化学物質の中でも、揮発性有機化合物と呼ばれているものを指します。光化学スモッグや近年ではシックハウス症候群で有名ですが、それらの原因物質がVOCです。具体的にはトルエン、キシレン、ホルムアルデヒドなどで塗料溶剤や、接着剤、インキ、洗浄剤などに使われます。
オゾン層破壊物質を全廃
オゾン層破壊係数が高く国際規制により1995年に使用禁止となった特定フロンを、1992年に前倒ししてグループ全社の生産工程から全廃しました。また国際規制により2020年に使用禁止となる代替フロン※なども、無洗浄化やアルコール洗浄などへ切り替えることにより、1996年に当社製品の生産工程から全廃しています。
※代替フロン・・・ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)類およびハイドロフルオロカーボン(HFC)類
徹底した水質管理
パイオニアでは水質保全について国の法律より厳しい自主基準を設けて、グループを挙げて徹底管理に努めています。特に有害物質を使用する事業所においては排水処理施設を設置し、下水道、公共用水域の排水基準を順守するように、プロセスの監視と管理を行っています。





