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1杯目「ウイスキーの樽はいい響き」

毎日の生活、頑張り過ぎていませんか?部屋の照明を落として、ウイスキーグラスを傾けながら、ゆったりと音楽を楽しむ・・・そんな余裕がありますか?今日も頑張ったね、と自分へのご褒美をあげる、そんな時間・空間の中にあるスピーカー。私の、ピュアモルトスピーカーのイメージです。

「ピュアモルトスピーカー」この名前を聞いて、ピンと来るかもしれませんが、サントリーのウイスキーの樽を使用して作られたスピーカーなのです。えっ、再利用?でも資源を大切にしようというだけの目的ではありません。この樽は、樹齢100年、北米産のホワイトオークを使っています。そしてサントリーの蒸溜所でウイスキーの熟成に精を出すこと50年余り。50年もウイスキーと接してきた樽はウイスキーを熟成させると同時に、自らも熟成した木となっています。試しにその板をたたいてみると、やわらかでまろやかな音が余韻をもって鳴り響きました。切ったばかりの新材を同じようにたたいても、やわらかな音はしません。そうだ!この樽でスピーカーを作ったらどうだろう。きっといい音がするのではないか!

当時「ユーザーニーズを見据えながら、今までにない新商品を開発しよう」というプロジェクトチームにいた私は、とんでもない発想をしてみたのでした。相手の樽はなんと150歳、私はたかだか30代そこそこ。150年の時と自然をどうやれば活かしきれるか、ウイスキーの香りがいっぱいに広がる樽の前で、しばし立ちすくんでいたのでした。 |
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新材と、樽材の音の比較ができます 。

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