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ほっとコラム  

「未来につなぐ美しい森」〜“パイオニアの森”活動
  掲載日:2007年7月17日

「環境に配慮した製品作りだけでなく、もっと私達にできることはないだろうか…?」

パイオニアでは、埼玉県農林公社(以下、農林公社)からヒノキの森を借り受け、「パイオニアの森」と名づけて、社員の手で森林保全を行っています。環境保護、森林保護活動というと、どんなイメージがありますか?「植林」と思う方が多いのではないでしょうか。実は農林公社によると「人が森に入らないこと、木を切らないこと」が日本の森林にとって問題なのだそうです。
 
「え?木を切った方がいいの?」と思いますよね。森を活性化させるには、手を入れず、自然のままが最善というわけではなく、適正なバランスで伐採と植林を行うことが必要です。しかし、日本の森林の約半分を占める人工林(人の手によって植林された森)では、これらの管理が十分にできていないことが、大きな問題となっています。

「パイオニアの森」は、当時、人工林で8年生のヒノキの森でした。外から眺めているだけだと、若いヒノキが順調に育っているように見えますが、よくみてみると、ツルが木に絡まってまっすぐに育っていなかったり、他の木の陰になって陽が当たらず、細く育ちの悪い木が散見されたのです。

「まずは自分達の出来る範囲で“パイオニアの森”を育てよう!」
 
こうして、社員とその家族によるボランティア活動が始まりました。
農林公社の指導を受けながら、春は除伐やツル切り、秋は枝打ちを行なっています(※)。枝を切り落とすと、森の奥にも光が差し込むのが分かり、あぁこうしてまんべんなく陽があたって、森の木達はより元気に成長するんだなぁ、と実感できます。

「パイオニアの森」活動は今年で3年目。少しずつですが活き活きと緑あふれる森へと成長しています。この森の最終目標は、木々が成長した後、木材として有効に使われること、そして私たちの次の世代が植林し、森を引き継いでいくことです。

木はきれいな空気や水を育み、また家具などに姿を変え、私たちの暮らしをぬくもりある豊かなものにしてくれます。何十年、何百年と時間をかけ育った木だからこそ、感謝をこめて大切に使ってあげること、これが未来の森を守ることにつながっていくのです。

パイオニアはこれからも、自分たちができるところから少しずつですが、継続的に、森林保全に取り組んでいきたいと考えています。

【※森林用語】
[除伐]
曲がったり傷ついたもの、成長が劣ったりするものを除去する作業。

[ツル切り]
木の成長を妨げるツル植物を根元から切り、巻きついたツルを幹から取り除く作業。ツル植物が幹に巻きつくと幹が締め付けられて木が変形したり、雪で折れやすくなったり、成長が衰退したりします。

[枝打ち]
節の少ない木材を作る、幹の太さにむらができないようにする、林内に光が入るようにするなどの目的で枝を切り落とす作業。 

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