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音楽鑑賞教育振興会−「ONKAN」とは?

パイオニアが支援している財団に「音楽鑑賞教育振興会」があります。今月はこの「ONKAN」についてご紹介したいと思います。

小・中学校での音楽の授業。ぽかぽか暖かい昼下がり。これからクラシック音楽を鑑賞します。「眠る」「授業なので仕方なく聴く」「聴き入る」…反応は様々だったと思いますが、最後に曲の感想を書かされて提出というパターン、多かったですよね。私は聴くのは好きでしたが、感想を求められるのは苦手でした。

そんな学校での音楽鑑賞教育の振興と普及のための仕事を専門に行なっているのが「財団法人 音楽鑑賞教育振興会」です。パイオニアの創始者、故・松本望が「企業で得た利益を世の中に還元できないだろうか…」と考えたのが設立のきっかけです。パイオニアは「より多くの人に、より良い音を」という創業の精神の元、スピーカーひとつから始まった会社です。そこから世界一のスピーカーメーカー、ステレオメーカーへと成長する過程で、音楽を聴くための道具(ハード)だけではなく、音楽を楽しむための環境を育てていこうという思いが、1967年パイオニア音楽鑑賞教育振興会の発足につながったのです。

1972年には文部省(現文部科学省)認可の財団法人となり、以後ONKANは、より良い「音楽鑑賞」の授業を行なうための効果的な指導法や教材資料の開発・収集、それらを活用した講習会の主催や後援など、現場の先生方に役立つ研究・助成事業を中心に活動を続けてきました。LDやDVDの鑑賞教材も独自に制作し、多くの小・中学校や諸々の教育研究機関で利用されています。

パイオニア目黒本社別館にある資料室には、音楽鑑賞教育に関わる様々な資料があり、音楽の先生方がほとんど毎日お見えになります。夏休みには遠く北海道や九州から来られる先生も!授業での生徒の反応がつかみにくく、「苦手」とされがちな鑑賞指導ですが、熱心な先生方は常に探究心を失わず、より良い授業を実践するべく日々研鑽を積んでいるのです。ONKANは先生方のための財団ですが、最終的にはその先生の授業を受ける生徒たちのための存在と言えるでしょう。

「学校と音楽」をテーマにした「論文作文募集」も2004年度で37回目を迎えました。個人の副賞とは別に、入選者在籍校に、パイオニア(株)からパイオニア賞(プラズマディスプレイやDVDプレーヤーなど)が贈呈されています。こうした学校設備の充実も、音楽鑑賞環境の向上に役立っています。

私たちパイオニアは、より良い商品を作るだけでなく、より多くの人に、感動する機会や環境を提供することも大事な使命であると考えています。「未来を担う子供たちにの心に潤いをもたらす音楽を…」。ONKANの活動もまた「より多くの人と、感動を」という理念の実現に、大きく貢献してくれているのです。

(財)音楽鑑賞振興会のページはこちら




目黒:資料室



月刊「ONKAN」誌

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