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| 掲載日:2010年11月25日 |
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ちょうど一年前のほっとコラムでもご紹介しました、Gマークでおなじみの「グッドデザイン賞」。生活必需品から耐久消費財に至るまで、身のまわりのさまざまな分野から生活と産業のクオリティ向上に貢献するデザインを見出す、世界でも有数の歴史と実施規模を誇る賞です。 今年もパイオニアは、iPodスピーカーシステム「NAV1」、エアーナビ「T05-S1」、パワードサブウーファー「WX610A」の3モデルが受賞し、高い評価を受けました。これまでも数々の当社製品が受賞していますが、中でもグッドデザイン賞のベスト15である“金賞”に、1990年 カーナビ初代機「AVIC-1」、2006年 パワーラインサウンドシステム「ミュージックタップ」、2008年 プラズマディスプレイ「KRP-500A/600A」が輝いています。 海外に目を向けると、ドイツで設立され、全世界の工業製品等を対象に優れたデザインを選定する「iF賞(International Forum Design Gmgh)」という権威のある賞があります。2010年度においては、プロDJ用ヘッドホン「HDJ-2000」が受賞。2005年にはプロDJ用DVD/CDプレーヤー「DVJ-X1」で最も栄誉のある“金賞”を手にし、欧州では絶大なる信頼と安心感を得られる大きな理由となっています。 その美しく、かつ使いやすい製品を創り出すデザインの仕事とは?今回はパイオニアのデザイン部のご紹介をしたいと思います。 |
【グッドデザイン賞 受賞モデル】![]() 【iFプロダクトデザイン賞 受賞モデル】 ![]() |
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●3つの力が結集 ひとつの製品を創り出すために、デザイン部では「プロダクト」「パッケージ」「GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)」の3つのチームが力を結集します。 「プロダクト」は製品そのもののデザインをするチーム。そして「パッケージ」は製品の箱(=パッケージ)のデザインを担当します。皆さんにとっていちばんピンとこないと思われる「GUI」は主にはカーナビの地図やメニューなどの画面デザインをします。一般的にイメージしやすいものと言えば、コピー機や駅の切符券売機、銀行のATMなどの表示画面が挙げられるでしょう。画面の中にアイコンやボタンがあって、それをマウスや指で操作することにより日めくりカレンダーのように次の画面へ移行していく。今や生活の中でもとても身近なものです。 製品が企画されてから市場に出るまでの間、企画・技術・マーケティング・販売などの関連部門と幾度となくキャッチボールをし、調整を重ねブラッシュアップしていきます。ときとして意見の相違でなかなか前に進まなくなることもありますが、そのような議論も製品をより良いものにしていくためのプロセスとして根気強く取り組んでいきます。 |
【カラフルで扱いやすいパッケージデザイン】![]() 【GUIチームが担当するカーナビ画面】 ![]() |
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●使う人にとって快適であること デザインと言うと見た目の美しさも然ることながら、使いやすさやわかりやすさも重要な要素。製品の操作キーの配置であったり、パッケージの扱いやすさや構造、ストレスなくコントロールできる操作画面…など、使う人にとって快適であることはとても大切なことです。 たとえば、クルマで右ハンドルに乗っていた人が左ハンドルに乗り換えたときにウィンカーとワイパーを間違えてしまうように、今までごく自然にしていた操作が当たり前のようにできなくなったときの不便さを痛感した経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか? どんなに美しいデザインであっても、見た目優先で操作キーをレイアウトしたりすれば、それは使う人にとっては完成度の低い製品なのです。 |
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●パイオニアから始まったスタンダード 実は、DJ機器の操作キーの配置やカーナビの赤い矢印など、今やスタンダードになっているこれらはパイオニアから生まれたものなのです。ご存知でしたでしょうか? CDJの初代機では、プロのDJに理想的な操作キーとは何かをヒアリングし、レイアウトを描いたスケッチを何度も何度もやりとりした結果、ブラッシュアップされ、熟成されたレイアウトが完成したのです。今やそれはCDJ機器にとっては当たり前の操作キーの配置。それがあってこそ、DJたちは操作にとまどうことなく直感的なプレイができるのです。 そして、今やスタンダードとなったカーナビの自車位置を表す赤い矢印もパイオニアから始まったもの。初代機では平面の二等辺三角形だったその赤い矢印も、地図がリアルな3D表示となったのにともない、ときとしてどちらの方向を向いているのかわかりづらいという課題を抱えました。それをクリアにするため、立体的な表現を取り入れる工夫を施し、その後も時代に沿った進化を遂げ、おなじみの立体的な3Dの矢じり型となって使い勝手を極め今に至っています。 ●心は熱く、頭はクールに 常に使う人のことを考え、ただひたすらにいいものを創り続ける。「なるほどよく考えられたデザインだな」「買ってよかった。やっぱり期待を裏切らないね」と信頼感を抱いていただくことを、いつも考えながら取り組んでいます。 「心は熱く、頭はクールに」をモットーにしているとデザイン部長は話します。デザインに傾ける熱い想いはそのままに、決してひとりよがりになることなく、使う人にとって最適であることを冷静に頭においてもの創りをしていく。デザインの力を最大限に発揮して、パイオニアブランドの価値を上げていきたいと考えています。 これまでデザインに関わる多くの賞を受賞していますが、単に賞獲りを狙っているわけではなく、これらの想いを大切に積み上げてきた結果が評価されたものだと考えています。これからも使う人を感動へと導くデザインを創り出してまいります。どうぞご期待ください。 |
【CDJ初代機「CDJ-50」】![]() 【カーナビの赤い矢印の進化】
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