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現在、私は5年先、10年先を見据えたコア技術の研究開発を担当しています。昨今、自動運転が世界の耳目を集めていますが、パイオニアが力を注ぐ「走行空間センサー“3D-LiDAR”」の開発も我々の重要なミッションのひとつです。自動運転に必要不可欠なセンシングシステムの小型化、高性能化、低価格化を実現できれば、テクノロジーの普及は一気に加速しますし、近い将来「たとえ眠っていても車が安全に家まで送り届けてくれる」、「狭い道路での運転や車庫入れも自動でやってくれる」といったカーライフも夢物語ではなくなります。まさに我々は今、未来のライフシーンを生みだすための努力を続けているわけですが、実はパイオニアが研究開発を進めている「3D-LiDAR×高度化地図エコシステム×自車位置推定」という高度な自動運転実現へ向けた三位一体のシステム提案も、当初は「実現できるわけがない」、「そんなものはいらない」という反発があるなかでのスタートでした。

アイデアを周囲から否定されたとき、あなたならどうするでしょうか。開発をやめるでしょうか。研究をとめてしまうでしょうか。まさに、この問いにこそ我々が紡ぎ続けてきたパイオニアスピリットの答えがあります。まだ新入社員だった頃、上司がよく口にしていたのは「頭で考えられるものはたいてい実現できるんだ」ということ。当時は「そんなこと言ったって無理なものは無理だろう」と心のなかで反論することもありましたが、研究開発の経験を重ねていくと、上司の口癖が重要なことを示唆していたのだと気づくことになります。ただ単に「こんなものがあればいい」と漠然と思い描くのではなく、「実現するためには、どんな技術があればいいのか」、「実現を阻んでいるものがあるとすれば、他のやり方でそれをクリアできないのか」と先入観を捨てて、頭のなかで完成までのイメージを細部にわたり描き切る。これが「頭で考えられるもの」の意味でした。人々の想像の外にある“未来のライフシーン”を実現する製品を生みだすには、こうした“大いなる妄想”から始めよ、ということだったのです。

「できるわけがない」は裏を返せば“できたらすごい”ですし、「そんなものいらない」は“まだ誰も価値に気づいていない”という意味になります。私の経験上、このふたつの批判を受けたアイデアこそが、とてつもないヒット商品に結実し歴史を切り拓いていきました。なかには時代より早すぎた物、偉大なる失敗作もありましたが(笑)、パイオニアは世間からの評価に物怖じすることなく“未来のライフシーンの実現”に挑戦し続けています。そのスピリットを有するからこそ、世界中から革新的な技術を発掘する“審美眼”が鍛えられ、“世界初を生み出し続けるパイオニア”として飛躍することができたのではないかと私は考えています。「技術へのあくなき好奇心」「新しいものを生みだす意欲」、そして「強く思い描く力」。この3つを備えている方は、間違いなくパイオニアで活躍できる方だと思います。ぜひあなたも壮大なる妄想に励み、“世界初”を生みだしていってください。