報道資料：-音楽ライブラリーと再生方法に関する調査-

調査結果レポート

週に1日以上、スマートフォン（以下スマホ）で音楽を聴く、15～49歳の男女1,000名（全回答者）に対し、音楽ライブラリーや音楽の再生方法について調査しました。

スマホでの音楽聴取時間

■1曲あたりの理想的な長さは「3～4分未満」と回答した人が最多

■スマホの音楽再生は「1日あたり45分未満」の“ライトリスナー”が半数以上

■｢短時間で効率良く、より多くの曲に触れたい・聴きたい！」という人が3人に1人

まず、全回答者（1,000名）に、スマホで音楽を聴く時の1曲あたりの理想的な長さについて質問したところ、「3～4分未満」が4割強（43.7%）で最多となりました。

また、実際に音楽を聴いている時間について質問をしました。
平日にスマホで音楽を聴く方（986名）に、平日にどれくらいの時間聴いているか質問したところ、「45分未満」の“ライトリスナー層”が52.8%、「45～90分未満」の“ミドルリスナー層”が32.4%、「90分以上」の“ヘビーリスナー層”が14.8%となりました。特に、20代・30代はライトリスナー層の割合が他の年代に比べて高く、10代46.0%、40代51.0%に対し、20代は56.7%、30代は57.7%となりました（図1参照）。

休日にスマホで音楽を聴く方（936名）に、休日にどれくらいの時間聴いているか質問したところ、こちらも「45分未満」の“ライトリスナー層”が49.5%で最も高く、「45～90分未満」の“ミドルリスナー層”が34.1%、「90分以上」の“ヘビーリスナー層”が16.5%でした。平日と同様に、20代・30代はライトリスナー層が他の年代より高く、10代43.3%、40代47.7%に対し、20代は52.5%、30代は54.5%となりました。
平日、休日のどちらにおいても、“ライトリスナー層”が20代・30代で半数以上となりました（図1参照）。

さらに、音楽再生に関する意見・考え方について質問したところ、全体の31.2%、3人に1人が「短時間で効率良く、より多くの曲に触れたい・聴きたい」と回答し、スマホで音楽を聴く時間は45分未満と短いが、多くの曲を聴きたいと思っていることがわかりました（図2参照）。

スマホに保存している曲数・転送方法

■スマホで毎日音楽を聴く人でも、3人に2人は保存曲数が200曲未満

■3割弱はスマホで音楽を聴くがPCから「楽曲転送をしたことがない」

■他の年代に比べ30/40代男性に多いスマホ保存曲数1000曲以上

■30代女子の6割以上が、スマホに転送している楽曲は「好きなアーティストだけ」

スマホにはどのくらい曲を保存しているのでしょうか。全回答者（1,000名）に、普段使用しているスマホの中に音楽データを何曲程度保存しているか質問したところ、「0～100曲未満」（47.2%）が最も多く、次いで「100～200曲未満」（19.8%）が続き、合わせて3人に2人（67.0%）が「200曲未満」となりました。30代男性と40代男性は「1000曲以上」がともに16.0%で、全体（10.5%）に比べて高くなりました。10代女性は「200曲未満」が4人に3人（76.0%）で、全体（67.0%）に比べて高い割合となっています。
スマホで音楽を聴く頻度別にみると、毎日聴くという方の65.1%が「200曲未満」となりました。毎日音楽を楽しんでいる方であっても、普段使いのスマホに保存している音楽データは200曲未満という方が多いようです（図3参照）。

また、普段、パソコンなどに保管している音楽データをスマホに転送しているか質問したところ、「転送している」が58.0%、「これまで転送したことはあるが、今は転送していない」が15.0%となり、合算した「転送経験あり」は73.0%でした。一方、「これまで転送したことはない」が27.0%となりました。
さらに、パソコンなどに保管している音楽データをスマホに転送している方（580名）に、音楽データの転送の状況について質問したところ、「好きなアーティストだけ転送」が最も多く49.0%、次いで「プレイリストを作って限られた曲を転送」が29.5%で続き、自分で曲を選んで転送している方が多いことがわかりました。特に30代女性は「好きなアーティストだけ転送」（60.5%）が全体に比べ11.5ポイント高くなりました。
「音楽ライブラリーを全部同期（転送）」は22.6%、「できるだけ多くの曲を転送」は19.0%となっています。

スマホでよく利用する曲選び・音楽再生の方法

■最もよく利用する再生方法は「とりあえず全曲シャッフル」が最多

■「シャッフル再生は気持ちに合わないものが流れる」と感じる人が半数

■スマホで音楽再生中に「スキップを利用する」のは8割強

■「好きな曲以外はスキップする」と回答した10代女性は7割弱に

続いて、スマホでの音楽再生の状況に関する質問を行いました。
全回答者（1,000名）に、普段スマホでよく利用する、曲選びや再生の方法について質問したところ、最も利用頻度が高いものとして回答数がトップになったのは、「とりあえず全曲でシャッフル再生する」（18.1%）でした（図4参照）。しかし、音楽再生に関する意見・考え方として「シャッフル再生は気持ちにあわない曲が流れる」と回答した割合は49.4%となりました（図2参照）。全曲シャッフルの利用頻度は高いものの、シャッフル再生で流れてくる曲がもっと自身の気分とマッチしたものであればいいのに、という思いが垣間見られます。

また、スマホでの音楽再生中の曲のスキップの利用について質問したところ、「曲の最中にスキップする」は44.3%、「好きな曲以外はスキップする」は55.5%、「その日、その時の気分でスキップする」は7割（69.1%）となり、何らかの形で「スキップを利用する」と回答した方は8割強（82.9%）でした。10代女性・20代女性は「好きな曲以外はスキップする」という方が他の年代に比べ多く（10代女性68.0%、20代女性64.8%）、若い女性が“好きな曲だけを聴きたい”と思っていることがわかります。

音楽の利用に関する意見・考え方

■「いつも同じ曲ばかり聴いている気がする」に多くの人が共感

■「もっとたくさんの新しい曲を取り入れたい」「音楽のデータは自分のパソコンに保管しておきたい」に半数以上が同意

音楽の利用に関する意見・考え方について、全回答者（1,000名）に質問しました。 【音楽再生】については、「いつも同じ曲ばかりを聴いている気がする」が54.6%で最も多くなり（図2参照）、【音楽ライブラリー（※）の利用】については、「もっとたくさんの新しい曲を取り入れたい」が「音楽データは自分のパソコンに保管しておきたい」と並んで54.7%と最多となりました（図5参照）。
いつも同じ曲ばかりと感じ、もっと新しい曲を取り入れたいと考える方は多く、1曲の理想の長さでは3～4分未満が最多だったことや、1日あたりのスマホ音楽利用時間が45分未満であるライトリスナー層が半数近かった（図1参照）ことも考えると、スマホで音楽を楽しむ方の多くが、短い時間でさまざまな音楽を楽しみたいというニーズを持っているということがわかります。

音楽アーティストに関する質問

■人生で最も再生回数の多いアーティストは　1位「Mr.Children」、10代・20代では1位「嵐」

■最近1ヶ月で最も再生回数が多いのは「松たか子」さん

■“もし、ももクロに女性新メンバーを加えるなら？”　1位「miwa」さん

■“もし、きゃりーとユニットを組んでもらうなら？”　2位に「Perfume」、1位は？

最後に、音楽アーティストに関するいくつかの質問を行いました。
全回答者（1,000名）に、人生で最も再生回数の多い音楽アーティストを質問したところ、1位は「Mr.Children」、2位は「嵐」、3位は「B'z」となりました。年代別にみると、10代、20代では「嵐」、30代では「Mr.Children」、40代では「B'z」が最多回答となりました。（図6参照）
また、最近1ヶ月で最も再生回数の多かった音楽アーティストについても質問したところ、1位は「松たか子」さんとなりました（図7参照）。

さらに、“もしも○○だったら？”という音楽アーティストに関する仮想の設定について質問したところ、“「ももいろクローバーZ」に女性アーティストの新メンバーを加えるとしたら？”については、1位「miwa」さん、2位「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんとなりました（図8参照）。
そして、“「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんとユニットを組んでもらうなら？”については、1位は「Fukase（SEKAI NO OWARI）」さん、2位は「Perfume」となりました（図9参照）。

パイオニアは、独自の楽曲解析技術とミックス技術により、楽曲をノンストップミックス再生する「MIXTRAX（ミックストラックス）」機能をさまざまな製品に搭載し、“新しい音楽の聴き方”を提案しています。なかでもスマートフォンで手軽にノンストップミックス再生を楽しめるとして好評いただいている、音楽再生アプリ「MIXTRAX App」について、9月25日（木）より半額キャンペーン^※1を開始します。

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当社は「MIXTRAX」を、「Normal」「Repeat」「Shuffle」に次ぐ“第4の聴き方”と位置付けており、今後もさまざまな製品やサービスへ展開して参ります。