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質疑応答要旨

2010年5月31日 企業説明会 質疑応答要旨

中国におけるカーエレOEM事業は、2015年3月期には500億円を超える売上を計画しているとのことだが、そのうち現時点で確定している分はいくらか? 収益率についてはどう見ているのか? また、OEM事業の拡大は、収益率の悪化につながるのではないか?
500億円のうち、上海汽車との合弁会社で300億円、その他OEMで200億円程度と見ている。
上海汽車との合弁会社で行うテレマティックスを中心に事業拡大を目指す。
OEM事業は、約2年前にビジネスが決まるので、2年かけてコストダウンを進める。
また、三菱電機株式会社との協業、材料費の低減により、利益を確保していく。
中国では、市販市場はまだ小さいが、自動車市場が拡大することで、今後、チャンスは広がると考えている。

市販市場については、先進国は大きな成長は考えにくいが、中国・インド等の新興国はこれからの市場であり、一層の拡大が見込める。先進国では前期に落とした市場シェア奪回を図ることで、売上拡大を図る。市販事業を伸ばすことで、現状のOEM比率を維持したい。
光ディスク事業については?
シャープ株式会社との合弁会社でボリュームが大幅に増加したことで、スケールメリットによるコストダウンと、多層化、スリム化等の技術的優位性の双方で他社と差別化していく。
直近でユーロは110円台と、見通しレートより円高だが、このような為替環境で170億円の営業利益を確保するための取り組みは?
為替は厳しいが、ブルーレイ市場の本格的な立ち上がりに加え、電子部品の出荷が伸び、またAVレシーバーも好評を得るなど、良いところもある。一層の円高には、状況を十分見極め、ユーロ安が長期化するようであれば、更なるコスト削減、製品値上げも考え、目標とする営業利益を達成したい。
プローブ情報の事業化については、3年くらいで業績に貢献するとみているのか、それとも5年くらいかかりそうか?
すでにスマートループとしてのサービスを開始しており、プローブはこの延長線上の認識。
プローブ情報の事業化には投資が必要ではないか? またデータのメンテナンスにかかる費用は?
開発投資は当然必要となるが、新規事業としてのバランスのとれた投資を考えている。プローブ情報は、自動車メーカーと共同で運用しており、メンテナンスについては、情報の整理を自動車メーカーと協力して行うことでコストを抑制する。
2015年3月期の営業利益の目標数値は?
現時点において、具体的目標数字の開示は控えるが、カーエレでは、上海汽車との提携、スマートフォン事業、ホームエレでは蘇寧電器との提携が成長の中心となる。あとは、有機EL照明、薄型スピーカーのほか、いくつかのテーマで事業化を検討しており、新規事業も成長に寄与すると考えている。
カーエレ市販の市場シェアを伸ばすとのことだが、他社も同じ考えで、競争は厳しい。勝算はあるのか?
競争に勝ち残るには、コストダウンだけでは厳しいことは承知しており、市場が求める新しい価値の創出に努めたい。 また、カーCDについては、価格競争より機能面での差別化、例えば、スマートフォンへの接続の容易さ等を消費者にアピールすることも重要だと考えている。
カーエレ市販の市場シェアを伸ばすには?
新興国で大きな拡大を図る。欧米では、スマートフォンとコネクティビティのある商品等、商品企画を強化する。
また、前期にシェアを落とした理由は、ワンマーク高い価格で商品展開していたことにあり、当期よりボリュームゾーンへの商品投入によりシェア挽回を図る。
カーナビゲーションの収益性は改善できるのか?中期事業計画の3年間の中で、カーオーディオと同等の収益性は可能か?
カーナビゲーションの場合、ソフトの開発に費用がかかる。三菱電機株式会社とのプラットフォームの共同開発でコストを削減するとともに、アプリケーション、ユーザーインターフェースの面にも協業を拡大することで、コストを削減し、収益改善に努める。

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