この度の東日本大震災で被災されました方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
被災した地域にはパイオニアのグループ会社もあり、幸い従業員には犠牲者はおりませんでしたが、
事務所や従業員の住居、あるいは水道や電気・ガスなどのインフラは相当なダメージがあり、
日々の生活をはじめ、業務の再開に向けた活動に大変な苦労がありました。
その中にあって、被災拠点への救援物資の手配・輸送に、同じ東北地方にあって比較的被害の少なかった山形県のグループ会社の従業員が活躍するなど、
パイオニアグループの結束力の強さを認識しました。
また、国内だけでなく全世界のグループ従業員から、被災地域への義捐金が寄せられました。
日常の中では、なかなか意識することの無いつながりも、このようなときに大きな力を発揮する。
人と人とのつながり=絆というものが、どれだけ私たちの社会において大切なことかと、あらためて思いました。
パイオニアは「より多くの人と、感動を」共有したいという想いを持って、1938年の創業以来、 数多くの画期的なエレクトロニクス製品を世に送り出してきました。 この企業理念には、国境や人種を超え、この地球に生きるすべての人々と、「音楽と映像と情報」を通してコミュニケーションすることで、 さまざまな感動を分かちあえる企業でありたいという想いが込められています。
2010年4月に『街でも家でも車でも、笑顔と夢中が響き合う』という新しい企業ビジョンを定めました。これは、
「お客様との関係」、「会社・社員・風土」、「商品・提供する価値」、「社会・パートナーとの関係」、
「街・家・車の中での存在感」といった5つの視点から、目標年である2015年に、こうありたいと想う姿を具体的にイメージし、
再び成長への道を歩み始めるための私たちの指針となるものです。
この度の大震災を経験して、人と人とのつながりがあってこそ、笑顔と夢中が響き合い、より多くの人と感動し合えるという想いを強く持ちました。
パイオニアらしい製品や価値を生み出し続けるとともに、健全な企業行動を通じ、 さまざまな立場のステークホルダーの方々から寄せられる社会的要請に応えながら、長期的に安定した経営基盤を築いていくことが、 パイオニアに求められている社会的責任であり、その実現に向けて課題を一つずつ解決しながら着実に進めていくことが、経営に課せられた責務であると考えています。
人と人とのつながりの大切さを忘れることなく、社会的責任をより大きな形で果たしていくために、 日々着実に歩んでまいりたいと思います。
今後とも皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
2011年9月
代表取締役社長
小谷 進
