ユーザーインタフェースデザイナー

快適に使えることは当たり前 その上で、より気持ち良く使ってもらえるUIを , 松本祐一
快適に使えることは当たり前 その上で、より気持ち良く使ってもらえるUIを, 松本祐一

快適に使えることは当たり前
その上で、より気持ち良く使ってもらえるUIを

松本祐一

デザインした製品

「サイバーナビ」2015年
2015年発売のカーナビ「サイバーナビ」の開発に、UI(ユーザーインタフェース)デザインのリーダーとして参画。この製品は「レコチョク」と協業した車載向け音楽ストリーミング配信サービスが特徴。
パイオニアの楽曲解析技術により、独自の音楽レコメンドシステムを搭載。走行中のユーザーは簡単な操作だけで、その時の気分にあった音楽を楽しめる。つまり、プレイリストを直感的に選べるUIが求められた。

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UIデザインについて

ワクワクする気持ちをUIで表現

UIでデザインしたのは「どこへ向かおうかワクワクする気持ち」の表現です。「ミュージッククルーズチャンネル」と名付けた機能に直結するのですが、多彩な色を選ぶことで気分に合わせた音楽を選択できるというインタフェースを設計しました。例えば海岸沿いを走っている時、雨の日といった、プレイリスト単位でユーザーが聴きたい音楽へと直感的に切り替えられます。 このUIに用いたカラフルなラインは、製品のプロモーション映像にも使用されることになりました。結果的に、製品の一番の個性になったと、大きな手応えを感じています。

UIデザインはチームで動くことがほとんどです。チームにはスケッチが得意な人、インタラクションの試作を作るのがうまい人、一貫性や総合性を見極めるのが得意な人といったメンバーがいて、それぞれの個性をうまく活かし、チームで働くことが求められています。ひとりでデザインする感覚はあまりなく、総合力が求められる仕事です。
設計側から出された条件に基づいてデザインするだけではなく、商品の本質を把握して、そのためにどのような機能であるべきかを考え、ユーザーの気持ちに刺さるインタフェースをデザインしなければなりません。受け身にならず、常に考えながら突き進むことを意識しています。指示を待つのではなく「こういう画面の動きはどうでしょうか」と提案する姿勢が大切だと思っています。

UIデザインに必要なのは“総合力”

大学時代はインフォグラフィックスに興味を持っていたので、情報をどう整理して読み手にどう受け取ってもらうか、可視化するとどうなるか、といったロジカルにデザインを構築することを学んできました。その頃の経験が、現在の仕事にも役立っています。

UIというのは驚くような仕掛けが必要なわけではないですが、自然に使いこなしてもらうことが大切なポイントです。デザインのプロセス自体は地味ですが、カーナビは少しでも使いにくければネットのレビューなどで酷評されてしまいます。快適に使えることが当たり前だからこそ、本質的なデザインが欠かせません。その上で、より気持ち良く使ってもらえるUIをこれからもデザインしていきたいと思います。

Profile



1984年生まれ。
環境情報学部
情報メディア学科 情報デザイン専攻。

2008年4月パイオニア入社。
カーナビゲーション・システムのUI開発に携わる。
主に手掛けた商品は、サイバーナビ、楽ナビ、AR HUD、
ドコモ ドライブネットナビ powered by カロッツェリア。

My favorites
テーブルゲーム
ここ10年くらいテーブルゲーム(俗に言うアナログゲーム)にハマっています。特にパッケージデザインまで凝っているドイツのボードゲームを買い集めています。独自ルールや思いもよらない遊び方に興味を惹かれます。
マジックキューブ
机にキーボードを投影するプロジェクションキーボード。ガジェット好きで、気になったものは買って試してみるようにしています。もともとSF映画好きなので、目新しいものにはとりあえず手を出してみます。
フィリップスのソニッケア
毎日使っている電動歯ブラシ。気に入ったのは、充電スタンド。歯ブラシをコップに立てておくだけで充電できるという、日常の行為に基づいたデザインに感心しました。

※「レコチョク」は、株式会社レコチョクの登録商標です。

※「ドコモ ドライブネットナビ powered by カロッツェリア」は株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。