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DJ機器 > DJ / Club インタビュー > 第6回 JOUJOUKA
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2003/9/17 UP
第6回 JOUJOUKA

またしても!クラブ・ミュージックの範疇から溢れるミュージック・センス。世界中を踊らせ続けるDJ TSUYOSHI率いるJOUJOUKAは、それぞれメンバーがクラブ・ミュージックにしっかり根を張りながら、バンドとしての方向性はそこだけにとどまらず、より大きなフィールドへと、枝葉を伸ばしてきた。そのことは、彼らの最新作『Are You Elovetric?』でも強く感じられることだろう。もはや、そのサウンドは真の意味でのミクスチャーだ。あるジャンルには収まらない、説明のできない、そして混沌としているからこそワクワクするような音楽。そう、それはまるでロックもダブ/レゲエもディスコ、エレクトロも飲み込み、沸騰していた80年代のニューウェイヴが、装いもあらたに21世紀に甦ったかのようじゃないか。そして、ニューウェイヴはクラブ・ミュージックの源流。詰まっていて当然!

TSUYOSHI:前作のタイトル『NEW ASIANS』は、ニューアルバムでも“ニュー・エイジアンズ”というコンセプトとして、アジアから世界に向けて出すというテーマで、プラス80sの流れを汲みつつ、今のスタイルでやっていく、というのが今回のアルバムにありますね。今回のタイトルは80年代の代表的なアーティスト、ゲイリー・ニューマンの“ARE YOU ELECTRIC?”とかけているんですが。その当時の匂いに惹かれますね。
その当時の音楽の魅力とは?
TSUYOSHI:僕の場合は、もろに思春期だったので音楽は根こそぎ聴いていたから(笑)
。当時の音楽には、エレクトロニック・ミュージックが混ざった、ロックと融合した時の魅力があって。今、この時代に聴いても変わらない魅力がありますよ。それとファッションと結びついてるというのも。

TSUYOSHI
TSUYOSHI
 
時代のトータル的な魅力ですね。
TSUYOSHI:なにが80sか?って一概に言えないところがまたいいじゃないですか。混沌としていて。
FUNKY GONG:僕はリアルタイムではなくて、最近聴き直している感じですけど、今聴いても新鮮ですよね。
JOUJOUKAはライヴアクトとして考えていたんですか?
TSUYOSHI:今でもそうですけど、ひとつの“バンド”としてやっています。
FUNKY GONG
FUNKY GONG
さて、JOUJOUKA結成から現在のメンバーに至るまでの話を聞かせて下さい。
TSUYOSHI:最初、FUNKY GONGはライヴのギタリストとして参加してもらっていたんですけど、一緒にやっているうちに、メンバーとなって。その後、しばらくはいろいろな人とやっていたんですが、MITSUMOTOくんとは1回一緒にやった時に、ピタッと合うものがあって、それからはこの3人です。この3人が100パーセント、メンバーとしてやっているのは今回のアルバムからなんですよ。
メンバーの役割分担は?
TSUYOSHI:FUNKY GONGがヴォーカルとギター、そしてSE(サウンド・エフェクト)をCDJを使って流す。僕とMITSUMOTOくんはCDのオケ(=トラック)をCDJを使って切り替えて、細々と(笑)。それとMITSUMOTOくんはSEもたくさんやっています。
 
JOUJOUKAのライヴを見ても、誰が何をやっているのかわからないですよねー。 
TSUYOSHI:それがいいじゃないですか?(笑)FUNKY GONGは最近ギターに専念しているから1台だけど、JOUJOUKAは合計5台のCDJ-1000と、ミキサーはDJM-600を3台使ってライヴしていますね。
バンドとしてのJOUJOUKAのライヴを支えているは実はCDJ。3人がCDJ-1000から自在にサウンドを響かせ、変化させ、徐々にフロアにそのサウンドを満たしていく。
CDJ-1000は安心して使える
TSUYOSHI:ずっと試行錯誤していたんですよ。それで、CDJでもターンテーブルと同じ感覚でプレイできるものができたというので、実験的に使い始めて。今のこのスタイルでいこう、となったのは最近ですけどね。
ライヴではCDJ-1000を使っているんですね。
TSUYOSHI:そうです。‥‥そういえばCDJ-1000MK2が出たんですよね、さらに限りなくターンテーブルに近くなったという。これはもうヒップホップのDJも使えるんじゃないですか?
MITSUMOTO:テンポ・コントロール・レンジは?


MITSUMOTO
MITSUMOTO
 
最大±100%が新たに追加されています。
MITSUMOTO:あっ、ホントだ。これはエフェクトとして使えますよね。
JOUJOUKA
ライヴではCDJをトラックとSEの再生の他にはどのような使い方をしますか?
MITSUMOTO:いろいろやっていますね。ぼくがよく使うのはリヴァース。それをミキサー(DJM-600)の方でエフェクトかけて。エフェクトは特にエコーが使いやすいんですよね。リヴァースはループよりやりやすいんですよ。
TSUYOSHIさんはスクラッチよくやってますよね?
TSUYOSHI:やってます(笑)。
 
では、DJプレイではCDJは使いますか?
TSUYOSHI:はい。結構使いますよ。
FUNKY GONG:僕の場合は、実は最初からCDJだったんですよね。ターンテーブルより先にCDJを2台買って持っていましたから(笑)。
おおっ!
TSUYOSHI:そうだったね。僕もそういえばCDJを使うことが最近多くなってきたかも。やっぱりCDJ-1000が出てから、安心して、ミックスの対象としてCDを使えるようになったんだと思う。CDをレコードと全く同じ感じで考えるようになったというのはデカい。最近ヨーロッパだとCDJ-1000が置かれているところがいっぱい出てきたしね。それと野外のフェスティバルとかすごい奥地とかに行く時は、レコードだとおっくうだから、そういう時はレコードからCDに焼いて、持っていったりとか。そういうこともありますね。
海外にDJで行った時は、CDJはリクエストしますか?
TSUYOSHI:CDJ-1000は必ず用意しておいてくれってリクエストしますよ。
TSUYOSHI
 
DJでCDを使う時って、リリース前の楽曲をプレイすることも? 
TSUYOSHI:アンリリースものですよね。できた新曲をライヴで試してみるとか、CDだとそういうことがすぐにできちゃいますからね。まあ、コンピューターでライヴをやっても同じことなんでしょうけど、ただコンピューターだとバグッちゃったり、大変なところもあるじゃないですか。やっぱりCDJを6台使ってライヴやると、DJっぽい感じもありながらできますからね。それがすごい魅力かな。
ライブ感が出ますよね。
TSUYOSHI:そうですね。
JOUJOUKA PLAYS PIONEER CDJ
 
JOUJOUKA PLAYS PIONEER CDJ JOUJOUKA PLAYS PIONEER CDJ
JOUJOUKA PLAYS PIONEER CDJ JOUJOUKA PLAYS PIONEER CDJ


DJでもバンドでも、ライヴには数字で割り切れない微妙なニュアンスや人間っぽさが含まれて、それがその場のノリや雰囲気と相まって、結果、生々しいグルーヴがそこには生まれるんだと思う。生=ライヴ。僕達がライヴに足を運ぶのはそういうことですよね? CDを1曲目から聴く、アルバム試聴会じゃないんですから。ライヴの現場で、プレイヤーの枠を越えて、機材、楽器として、CDJはそのアーティスト/ミュージシャンの表現欲をも満たしていましたね。次はどんなサウンドがCDJから奏でられるのか? 楽しみです。
 

 
JOUJOUKA
世界中を駆け巡るDJ TSUYOSHIのバンド形態によるオルタナティヴ・プロジェクト。メンバーはギターのFUNKY GONG、キーボード、マニュピレーターのMITSUMOTOの3人。98年の結成以来、東京、パリ、ケルン等ワールドワイドにツアーをこなしている。ちなみに、メンバー3人ともDJである。
 
DISC
JOUJOUKA "Are You Elovetric?" TOCX-2018 NOW ON SALE
編集後記
欲しい時にあると嬉しい音、それがSE。これでミュージシャンはあらゆるサウンドを手にします。JOUJOUKAもライヴでは様々なSEを駆使していますが、そのSEをたくさんCD-Rに焼くと、トラック数が多くなりますよね。100種類のSEを用意したら100トラック。63曲目の「鳥の鳴き声」を使いたい、そんな時、CDJは快速です。トラックサーチ・ボタンを押しながら、ジョグダイヤルを回して下さい、一気に曲が送られていきます。「おおっ!! すごい。なるほどー、‥‥えっ、前からこの機能あったんですか?今までトラックサーチ・ボタンを連打してましたよ(笑)(FUNKY GONG)」
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