高音質カスタムフィットスピーカー TS-J6910A | スピーカー

いままでの2ウェイスピーカーシステムでは、“中低域はウーファーから再生し、高音域はトゥイーターから再生する”というのが常識でした。しかし一般的にウーファーの音は、取付ける向きによって中音域が大きく乱れてしまいます。まして、スピーカーユニットを足元のみ取付けることが多いクルマでは、耳もとまで中音域が届かず、低い位置にぼやけた音像ができクリアに聴こえないという問題を抱えていました。

そうした問題を解決するために到達したのが、“中音域は指向性に優れたトゥイーターから再生する”という「Open&Smooth」コンセプト。指向性に優れたドーム型トゥイーターから中音域を再生することで、たとえ足元に位置するコアキシャルスピーカーでも、耳もとまで中音域を届かせることができます。このコンセプトによりJシリーズは、一般的なセパレートスピーカーに迫る定位感と音場感を実現し、広帯域に渡ってクリアなサウンドを響かせます。

中音域が耳もとまで届かず音像が足元に塊ってしまいます。→中音域が耳もとまで届き、クリアな中音域再生と定位感が得られます。

上位モデル同様、軽量かつ高剛性の2層IMX構造の「IMXファイバーコーン」を採用。高品位な低域再生とスピード感あふれる音楽再生を実現しています。

空気を震わせ音を生み出す振動板。そこには「軽さ」と「強靱さ」そして「しなやかさ」という、相反する特性が要求されます。それを実現するために、引っ張り方向に対して高い強度を持つテクノーラ®と、長繊維配合の発泡PPを一体成型とする2層IMX構造の「IMXファイバーコーン」を新開発。軽さと高剛性を両立することでスピード感あふれる高音質を響かせます。また、ダンパーの形状や磁気回路も併せて最適化することで、正確なストロークによる優れた信号追従性と低域再生能力を実現しています。

※テクノーラ®は帝人テクノプロダクツ株式会社の登録商標です。

エッジ部には共振の低減と低域特性の向上を実現するブチルラバーを採用。不要振動を抑え微少な信号から大入力信号まで正確かつ精緻に表現します。

トゥイーターの振動板には、チタン製のハードドームダイアフラムを採用。高い分解能を持つチタン素材を採用することにより、広帯域にわたってクリアな中高音域の再生を実現します。
さらにバックチャンバーを組合わせることで、高域の再生限界を確保しながらも、低域側のピストンモーション域を拡大し、「Open&Smooth」コンセプトに基づいた低クロスオーバーを実現。これによりクリアな中高域と高い位置での音像定位を実現しています。