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ギラ・ジルカ スペシャルインタビュー

「本当に目の前で演奏しているような再現力ですね」

『空間表現力の向上』が特長の「TS-V172A」。 純正スピーカーから交換してみて、いかがでしたか。

愛車  シトロエンC4 Picassoと
私の声は結構ハスキーなんですが、その声の中にある微妙な音の成分までもリスナーに届けたいと思っています。今回交換してみて、その成分がすごく引き立つようになりました。専門的に言うと、中音域の上の部分の鳴りが、これまでとは別物です。空間表現力も純正のスピーカーとは全然違いますね。音が耳にダイレクトに飛び込んでくるのではなく、周囲を包み込むように鳴っている感じがします。音の消え際も自然で、空間に溶け込むようでした。楽器の位置関係もスタジオでのミキシング中に思い描いた通りで、本当に目の前で演奏しているような再現力です。

「小さい音でも歌声と演奏のバランスが良くて感動しました」

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レコーディング作業の途中に、 ご自分のクルマでサウンドチェックをされるとお聞きしました。

そうなんです。スタジオのスピーカーでもチェックはしますが、リスナーが聴く環境とは違うので、クルマで聴いてみて心地良い音かどうかを確かめます。音量が小さくても一つ一つの音がちゃんと聴こえてくるような、「音の粒立ち」を大事にしています。純正スピーカーでチェックしていた時は、イコライザーで音のメリハリを強調するために調整しなければなりませんでした。

「TS-V172A」でもサウンドチェックはされましたか。

もちろんしました。スピーカーを換えたのが、ちょうど新しいアルバムのミックス作業を始めた頃でした。音数の多い楽曲でも、楽器の音が一つ一つしっかり聴こえて、今までとは全く聴こえ方が違うことに驚きました。小さい音でも歌声と演奏のバランスが良くて感動しました。クルマで聴いてみるとスタジオとは違った細かい修正点にも気づくことができて、チェックの精度が格段に上がったと思います。今回のアルバム制作には欠かせない存在でしたね。

「音楽に込めた想いや、空間表現まで感じてほしいです」

ギラさんにとって、いいスピーカーとは。

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やはり、『音楽に含まれる情報をどれだけ正確に表現できるか』だと思います。作り手としては、音楽に込めた想いや、空間表現まで感じとってもらいたいと思っていますので、その再現性において、「TS-V172A」はアーティストの私からもオススメのスピーカーです。

ジャズヴォーカリストとしてこだわっている点を教えてください。

楽曲を作るにあたって、自分の声は世界に1つしかない、自分だけの楽器だと思っています。その楽器である自分の声を「どう鳴らしたいか」というニュアンスは、なかなかエンジニアやミキサーに伝わりにくいものなので、じっくり話し合って最高の音になるようにこだわっています。伝えたい想いが言葉となり、声となって、聴く人の心に届く音楽を作っていきたいです。

最後に新しいアルバムをこのスピーカーで聴くとしたら、どんなシチュエーションがおすすめでしょうか。

ドライブデートで、会話をしながら音楽も楽しんでほしいですね。会話を邪魔しない低音量で音楽を聴けて、かかっている曲についての会話も楽しめるシチュエーションが最高だと思います。車内空間をぜひエンジョイしてください。(2013年5月 パイオニア本社にて)

Geila Zilkha(ギラ・ジルカ)

イスラエル人の父と日本人の母を持ち、神戸で生まれ育つ。ハイスクール卒業後、ボストンのバークリー音楽大学に単身留学。帰国後、全日空、ハーゲンダッツ等のCM歌唱でも話題となる。2010年に開催された“第十一回神戸ジャズヴォーカル・クイーンコンテスト”にてグランプリを獲得。母国語である英語と日本語がブレンドした音楽を目指し、ジャズにパワー溢れるソウルフルなエッセンスを加えたヴォーカルは聴く人を楽しく癒す。2013年7月に3rdアルバム「Day Dreaming」を発売予定。
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