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構造(強度)設計、電源強化、ノイズ対策

銅メッキシャーシ、銅メッキ中間シャーシ、銅メッキヒートシンク、銅メッキビス

銅メッキシャーシ(側面、背面)
  • ▲銅メッキシャーシ(側面、背面)
銅メッキ中間シャーシ
  • ▲銅メッキ中間シャーシ

銅メッキシャーシなどの採用に際しては、様々な組み合わせで音質データの解析を行いその答えに辿り着いた。その過程では、シャーシのみならず本体に使用する銅メッキビスの使用位置に至るまで要不要の箇所を徹底的に探った。オーディオ回路ブロックの位置など内部の構造上、マイコン基板やナビ基板で発生するノイズ成分がオーディオ回路ブロックに影響の無いよう製品全体のインピーダンスをコントロールすることによって高周波ノイズの流れまでも制御し、理想的な状態に追い込んでいる。一例を挙げると、ヒートシンクは電流振幅の大きいパワーアンプの放熱を行っているが、その接点はパワーアンプの内部回路に薄い絶縁層を挟んでヒートシンクと接しているため、キャパシター成分が発生している。そのため、ヒートシンクに銅メッキを施すことにより高周波インピーダンスを下げ、パワーアンプ回路からのノイズを速やかに逃がしている。パワーアンプで発生するノイズ電流をヒートシンクに逃がすことによりインピーダンスによって発生するノイズ電圧の低減にも寄与しています。この様に、左右の側面シャーシ・背面シャーシ・オーディオ基板とナビ基板を分離するための中間シャーシ、さらには背面シャーシに取り付けたパワーアンプ用のヒートシンクに至るまでのパーツ類に銅メッキを施している。測定器にも現れない微細レベルでのインピーダンスコントロールなど、パイオニアの80年におよぶ歴史の中で培い継承してきた経験と技術に新しい視点も加えながら、そのすべてを「サイバーナビXシリーズ」に込めて組み上げた。これら銅メッキシャーシを中心とする各種ノイズ対策によりシャーシを流れるノイズ電流をコントロールすることで、オーディオ回路へのノイズ混入を極限まで抑え込んでいる。

銅メッキヒートシンク
  • ▲銅メッキヒートシンク

※ヒートシンクは銅メッキ処理する部材の性質上、色ムラや色変化を生じる場合がありますが、ご使用には問題ございません。

銅メッキビス
  • ▲銅メッキビス

パイオニアフルカスタムオーディオ電源用アルミ電解コンデンサー

電解液の調合やスリーブの材質選定など、過去からのノウハウの蓄積があるからこそできる、永年ホームオーディオで培ってきたレシピをもとに開発された、こだわりのフルカスタム電解コンデンサー。「サイバーナビXシリーズ」では、スリーブを内部損失の高い素材に変更することでコンデンサー自体の振動を抑え込み、情報量の欠落を抑えている。理想的な制振状態を作り出すことで電源リップルやスイッチングノイズを最低限に抑え込み、深みのある重低音表現と自然な音の送り出しを実現しています。
パイオニアフルカスタムオーディオ電源用アルミ電解コンデンサー
  • ▲パイオニアフルカスタムオーディオ電源用
    アルミ電解コンデンサー

高音質トロイダルコイル

精緻に組み上げた「トロイダルコイル」により、電源部をさらに強化。バックアップ入力電源ラインのトロイダルコイルの線径を太くすることでインピーダンスの低DCR化を図り、さらなる電流供給の余裕度を増す電源部の強化を実施した。インダクターのコアの高さを上げることで巻き線数比を減らし線径を太くできるため、低DCR化が可能となりエネルギーロスが少なくなり低域のグリップ感・制動力が増している。
高音質トロイダルコイル

▲高音質トロイダルコイル

ナビゲーション部専用大容量アルミ電解コンデンサー

合計最大26,000μFという大容量のアルミ電解コンデンサーを投入することで、ナビ回路部の電源を安定させ、オーディオ部へのノイズを抑制しS/N感を向上しています。
ナビゲーション部専用大容量アルミ電解コンデンサー
  • ▲ナビゲーション部専用大容量
    アルミ電解コンデンサー

低インピーダンスアルミ電解コンデンサー

パワーアンプ部の中点電源において、電解コンデンサーの低インピーダンス化を図ることで電源強化とリップノイズを低減し、躍動感ある音楽再生を実現しています。
音声データ信号処理系

サウンドマスタークロック

「サイバーナビXシリーズ」では、長きに渡ってカロッツェリアのハイエンド機器で使用してきた「サウンドマスタークロック」を新規開発。”超低位相雑音特性”を持つ水晶発振器を採用することで、既に相当な低いレベルにあった位相ノイズ特性をフロアノイズ領域で従来比約5dB改善することに成功した。電源構成の高性能化も相まってジッターを徹底的に排除した高精度のクロック信号を生成。さらに、この回路をアナログオーディオの最重要パーツとなるDACの直近に配置することで、ジッターレスな高精度クロックを用いたデジタルデータの正確な読込みと書出しを行い、超微細な信号さえも欠落させない高精度なデジタルアナログ変換を行うことで、原音の持つ純粋無垢なままの高音質再生を実現しています。

サウンドマスタークロックの位相雑音特性比較
  • ▲サウンドマスタークロックの位相雑音特性比較
パサウンドマスタークロック
  • ▲サウンドマスタークロック

フルタイム52bit高性能Tripleコア浮動小数点DSP

高音質で高度な調整機能を実現するDSPには「フルタイム52bitの高精度・高速演算処理DSP」を採用。すべてのソースの音声を96kHz/32bitでデジタル信号処理し、楽曲の持つピュアな高音質を保ったまま、高度な音場・音質コントロール機能を実現。さらにCD音源や圧縮音源もパイオニアの独自技術マスターサウンドリバイブ(MSR)でハイレゾ相当に音質補正し再生することが可能。イコライザーやカットオフなどの演算処理時に原理上発生してしまう演算誤差を極力抑えるため、DSP内部では、圧倒的な精度を誇る倍精度演算処理を実施することにより音質劣化を徹底排除。従来モデルより大幅に音質を向上させています。また、調整時と試聴時の内部処理が変わらないため、最終的な出音を聴きながら、徹底的に音質を調整することが可能です。
フルタイム52bit高性能Tripleコア浮動小数点DSP
  • ▲フルタイム52bit高性能Tripleコア浮動小数点DSP

入力された音声データをフルタイム52bitで演算処理し、DSPの演算による音質劣化を徹底的に抑制。その中でもイコライザー、ネットワークフィルター、マスターサウンドリバイブなどに関しては、演算処理による音質への影響が他の処理に比べ大きいため、倍精度演算処理によって、係数39bitとデータ39bitを用い、演算誤差を極限まで減らしています。さらに、後段の32bitDACのポテンシャルを最大限に生かすため、 52bitを用いた演算結果を32bitへ変換し、出力。微細な音までも忠実に再現しています。

バーブラウン社製32bitアドバンスド・セグメント方式D/Aコンバーター

高音質再生のキーデバイスであるD/Aコンバーターには、S/N比-123dBという圧倒的な高性能を誇るバーブラウン社製「高性能32bitアドバンスド・セグメント方式電流出力型D/Aコンバーター:PCM1795DB」を採用。安価なDACの場合は、後段の回路規模の関係もあり、扱いやすさとコストを重視して、I/V変換回路までを内蔵するのが一般的である。しかしI/V変換部は、音質に大きな影響を与える重要回路であり、帰還抵抗部が半導体抵抗になるため音質的には劣ってしまう傾向にある。よって、DAC後段では「高音質オペアンプ」を用いたI/V変換回路を搭載。さらに良質の部品で回路を構成することにより、さらなる高音質を実現しています。ただし、通常I/V変換回路を搭載するためには、基板面積も追加部品も必要となるため、カーナビのオーディオ部で電流出力型のDACを使う機種は極めて稀である。
バーブラウン社製「PCM1795DB」

▲バーブラウン社製「PCM1795DB」

基板面積に関しては、カロッツェリアならではの「マスターサウンド・アーキテクチャー」の考え方に基づきアナログオーディオ回路のために十分なスペースを確保しているから搭載が可能となっている。DACからI/V変換までの差動出力のパターンは、極力パターンループを閉じてノイズの放射とノイズの流入という電磁気の影響を極力排除した、電気的に考え抜かれたパターンニングを実施。さらにフロント、リアで独立搭載しているため、全チャンネルにおいて高音質を確保し、ネットワークモードにおいても各チャンネルすべてが理想の高音質となっている。

I/V変換およびLPF回路には国内市販カーナビ初採用*となる、
新日本無線社製「MUSES8920/8820」を搭載

DACからの電流出力信号の情報を欠落させることなく伝送するために、こだわり抜いたI/V変換回路を搭載。電流出力は、[4mAp-p]という非常に繊細な信号であり、極めて感度が高い成分のため、I/V変換回路の利得を高めに設定しLPFに送り込んでいる。「サイバーナビXシリーズ」では、I/V変換回路のオペアンプにオーディオ用としては最高峰と言える新日本無線社が誇る、J-FET入力ハイエンドオーディオ用オペアンプ「MUSES8920」を国内市販カーナビとして初めて採用*しました。電流出力は微細な信号のため、オペアンプ入力段のバイアス電流によって、音質へ大きな影響が発生してしまう。理想的なI/V変換を行うにはバイアス電流が極力小さいオペアンプが望ましい。FET入力型は、一般的なバイポーラ型とは違いバイアス電流が非常に小さく、I/V変換回路に適している。しかし、バイポーラ型のオーディオ用オペアンプは数多くあるが、FET入力でかつ高音質というパイオニアが求める性能に合致するものは少ない。そこで辿り着いたのが「MUSESシリーズ」。「MUSES8920」は、ハイエンドオーディオ用として特別の配慮を施して開発することにより、低雑音・高利得帯域・低歪率・高スルーレートを実現し、ダイナミックレンジが広く高品位なアナログ信号の伝送を実現しています。さらに、LPF回路にはトランジスタ入力でさらにローノイズが特長である「MUSES8820」を搭載するなど高音質オペアンプである「MUSESシリーズ」をアナログオーディオ回路すべてのオペアンプに採用。「サイバーナビXシリーズ」はついに至高の領域へ足を踏み入れ、あらゆる音源の持つ澄み渡る空気感、力強い厚みのある音を楽曲に込められたアーティストの想いとともに圧倒的な表現力を以て空間に解き放ちます。
  • *国内市販AV一体型カーナビゲーション製品として初となる新日本無線社製の最高峰半導体デバイスMUSESオペアンプを採用。
    (2018年4月18日現在、新日本無線社調べ)
新日本無線社製「MUSES8920」

▲新日本無線社製「MUSES8920」

新日本無線社製「MUSES8820」

▲新日本無線社製「MUSES8820」

MUSES

心に響く真実の音

オーディオ用高音質電子デバイス”MUSESシリーズ”は、オーディオソースに収められた音楽情報を欠落させることなく忠実に引き出し、心に響く真実の音を提供する事を最大の目標として、新日本無線の持っている技術を全て投入しております。

新日本無線株式会社

MUSESは、新日本無線株式会社の商標または登録商標です。

非磁性体抵抗器

磁性体に信号を通過させた場合、電磁場と磁性体の持つヒステリシスにより信号電流が歪み、音質に悪影響を及ぼします。そこで、DAC周辺および以降アナログ段での最重要回路である、I/V変換回路・LPF回路・プリアウト回路には、ヒステリシスを持たない「非磁性体チップ抵抗器」を採用し、ヒステリシスに起因する信号電流の歪発生を無くし、音楽信号をピュアなまま内蔵パワーアンプおよび外部アンプへ送り出すことが可能になっている。さらに、各回路ブロックごとのゲインを再設計することでこれまで以上に最適化された音質チューニングを行っています。
立山科学製「非磁性体抵抗」

▲非磁性体抵抗

パイオニア専用高性能電子ボリューム

アナログボリューム段での音質劣化を徹底的に排除するためパイオニア専用高性能電子ボリュームを採用。従来のICで発生していたガイド音声やハンズフリー音声などのミキシングによる音質劣化も徹底的に抑制。既存のカーナビを圧倒するダイナミックレンジと高S/N比を実現し、鮮度の高いアナログ信号の伝送を可能にしています。
パイオニア専用高性能電子ボリューム

▲パイオニア専用高性能電子ボリューム

内蔵パワーアンプ部 Power MOS FET 50w × 4chアンプ

内蔵パワーアンプ部は高音質で実績のあるPower MOS FETを搭載し、信号入力部分にはルビコン社製薄膜高分子積層コンデンサーの高音質チップコンデンサーを採用することで、従来セラミックコンデンサーで発生していた音質劣化を大幅に改善している。リファレンス電源部においても、低インピーダンスアルミ電解コンデンサーを用いることでダイナミックかつ繊細なドライブを実現しています。
Power MOS FET 50w ×4chアンプ

▲Power MOS FET 50w × 4chアンプ

高音質電気回路設計

高音質CHIPコンデンサー

アナログオーディオ信号部、デジタル伝送の経路、そして電源部周辺には「高音質CHIPコンデンサー」を多数配置。S/N比を高め、よりクリアな音を再現します。
高音質CHIPコンデンサー

▲高音質CHIPコンデンサー

金属皮膜抵抗

回路が設計意図通りの動作をする様、定数のバラツキが少ない金属皮膜抵抗を多数使用し、鮮度の高い音を保っています。

無酸素銅使用 高音質ケーブルを同梱

「サイバーナビXシリーズ」の性能を、さらに引き出すOFC(無酸素銅:Oxygen-Free Copper)を採用した高音質ケーブルを同梱しています。

無酸素銅使用 高音質電源ケーブル

端子の素材やメッキ処理にまでこだわり抜き、安定した電源供給と信号伝送を実現するOFCケーブルを採用した、高音質電源ケーブル。

無酸素銅使用 高音質電源ケーブル

無酸素銅使用 高音質外部入出力ケーブル

信号の伝送ロスや歪みを低減する高品位なOFCケーブルと金メッキ処理を施した重厚な外部入出力ケーブル。

無酸素銅使用 高音質外部入出力ケーブル