• carrozzeria x the 16th Pioneer Car Sound Contesr Report
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  • 審査結果
  • 審査員講評
  • 歴代入賞者

審査員講評 Comment

麻倉 怜士先生   麻倉 怜士先生
オーディオビジュアル評論家。デジタルメディア評論の第一人者として名高い。第1回より審査員を務める。
  潮 晴男先生   潮 晴男先生
オーディオビジュアル評論家。雑誌などの幅広い執筆活動を行う一方で映画などの音響監督も携わる。第11回より審査員を務める。
担当部門:
ディーラーデモカー部門 カロッツェリアXシステムクラス
ユーザーカー部門 内蔵アンプシステムクラス
担当部門:
ユーザーカー部門 カロッツェリアXシステムクラス
近年上位入賞者の顔ぶれが固定化しつつある気がします。ベテラン参加者の方はすでに勝つための方程式を身につけているようですが、これから上位入賞を狙う方は、自分の音楽に対する思いを今一度確認して、音作りに反映することが大切です。来年の表彰式では、新しい名前がアナウンスされることを期待しています。   ポール・マッカートニーのボーカルが大きなポイントだった気がします。クロスオーバーの取り方ひとつで声の質感が変わってしまうので、皆さん頭を悩ませていたようです。とはいえカーオーディオの音作りの解答はひとつじゃありません。来年も新しい音作りに意欲的に挑戦してほしいと思っています。
小原 由夫先生   小原 由夫先生
オーディオビジュアル評論家。エンジニアの経歴を持ち、システムの追求を怠らない実践派として有名。第9回より審査員を務める。
  長谷川 教通先生   長谷川 教通先生
オーディオビジュアル評論家。その高い見識で幅広い分野で活躍している。第4回より審査員を務める。
  担当部門:
ユーザーカー部門 カロッツェリアXシステムクラス
    担当部門:
ディーラーデモカー部門 ピュアコンポシステムクラス
ディーラーデモカー部門 内蔵アンプシステムクラス
ディーラーデモカー部門 ピュアコンポシステムクラス
音楽性の解釈という点で、例年になくむずかしい課題曲でした。加えてボリューム設定にも悩まれたに違いありません。ポール・マッカートニーの冒頭のベースソロと、ショスタコーヴィチのエネルギッシュな旋律。こうした大きなレベル差をいかにカバーするかは、音作りの課題として重要なポイントになるはずです。   音作りの方向性には、じつにさまざまなバリエーションがあるんだと、今回の審査を通じて改めて感じました。音を作った人の顔が見えてくるなんてこともあるほど。上位入賞のためには、フレキシブルな感覚と頭で臨みながら、頑固なまでに自分の方法論を追求することがより重要になってくるでしょう。
傅 信幸先生   傅 信幸先生
ピュアオーディオ評論家。精力的な講演活動にファンも多い。第2回より審査員を務める。
  和田ひろみ先生   和田 博巳先生
オーディオビジュアル評論家。ドイツの音楽留学の経験を持ち、特にクラシック音楽の見識が高い。第11回より審査員を務める。
  担当部門:
ディーラーデモカー部門 カロッツェリアXシステムクラスユーザーカー部門 内臓アンプシステムクラス
    担当部門:
ディーラーデモカー部門 ピュアコンポシステムクラス
ディーラーデモカー部門 内蔵アンプシステムクラス
ディーラーデモカー部門 ピュアコンポシステムクラス
審査を担当したディーラーXシステムクラスはいわば無制限クラスです。どれも素晴らしい音を聞かせてくれました。一方、ユーザーカー部門ではピュアコンポシステムクラスということもあり、カジュアルな音を楽しむこともできました。我々審査員はたった2日間ですが、参加者の皆様は365日、日夜努力をされていることに敬意を表します。また来年お会いましょう。   今年初めて参加しました。1台1台の評価は大変な作業でしたが、同時に面白くもあり、審査を終えた今は心地よい疲れを感じています。上位入賞のためには、ショスタコーヴィチをバランスよく再生し、ポール・マッカートニーの年齢相応の声になるよう調整すること。今回惜しくも入賞を逃した方は今一度確認するといいでしょう。

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