プローブデータ活用
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災害時通行実績データ

「通行できた」ビッグデータを共有し、復旧・復興に活用

災害イメージ 特に企業活動においては、車両による移動手段の確保が、被災状況の把握に始まる復旧・復興の迅速化の決め手になります。
車両はわずかな段差、土砂、雪だまり、冠水によって走行が不可能になり、引き返しや迂回を余儀なくされ、無理に走行すると走行不能になって新たな支障を生むこともあります。
このような災害時でも、物資や人員をできるだけ安全に確実に目的地へ届けるために何かできることはないでしょうか。
その答えの一つが、被災地を走行する車両の協力を得て「通行できた」実績を共有して通行可能なルートを把握することです。
これが「災害時通行実績データ」です。

平常時のビッグデータの共有が、復旧・復興時に活きる

発災直後の救助・救援が迅速に実施できるように、常日頃からの訓練が欠かせません。そのために、定期的にコストをかけて防災訓練などが実施されています。
しかしながら、復旧・復興のための訓練となると被災状況や損傷の程度にもよりますし、さまざまな被害を想定して演習・訓練することは現実的には難しいものがあります。そこで、日頃から災害時対応を意識付けながら、例えば日々の業務を始める前に、交通規制の有無や渋滞状況の様子、通行実績の傾向を確認する癖をつけておき、「いつもと違う」「昨日と違う」「通れるようになったようだ」と気づけるようにすることも有効と考えられます。

刻々と変わる「通れない」「通れるようになった」を的確に反映

災害イメージ 行政機関等が「通行できない」という事実を把握し、情報発信するにはどうしても手間がかかり、その事象を解消する作業・工事には時間がかかります。そして「通行できる」ように復旧した事実を周知することも手間がかかります。
「災害時通行実績データ」をうまく活用できれば「通行できないようだ」という事実の把握はもちろん、「なんだ、通れるようになっているじゃないか!」「早く教えてよ~」という状況も減らせるのです。

「災害時通行実績データ」の特長

  1. 災害の発生の有無に寄らず、1時間毎に通行実績データを生成しております。
  2. 防災・減災、復旧・復興を使用目的とする限り、災害時・平常時、災害の規模、災害の種類を問わず活用いただけます。
  3. 日本全国の道路をカバーしております。
  4. プライバシー保護のため、3台以上の通行実績が確認できない道路の通行実績データは生成されません。
  5. 交通規制や渋滞状況を表示できる地図サービスに通行実績データを簡単に重ねて表示できます。

使用方法の工夫

日頃から交通量が少ない道路や夜間など交通量が少なくなる時間帯では通行実績件数が減少するため、判断が難しくなります。そこで昼間時間帯を含めて長めに集計して表示するなど、工夫が必要です。
一方、地震の場合は余震によって発災から時間を経たのちに「通行不能」になることがありますし、雪害の場合は除雪作業による「通行可能」とその後の雪崩によって晴れているのにふたたび「通行不能」になるなど、比較的短時間で状況が変化することがあります。
どの程度の時間帯で集計するべきかは地域特性や被害状況、気象の変化によりますので、状況に合わせて工夫されることが求められます。
加えて、1時間分の集計ファイルと2時間分の集計ファイルを用意しておりますので、使い分けてください。

通行実績データの活用事例

大きな災害時には、警察庁およびNPO法人ITS-Japanを通じて関係機関に本通行実績データを提供しております。
参考:ITS-Japan「通行実績・通行止情報」